東カレ厳選の麗しの美女を紹介する『金曜美女劇場』。
本連載では、東京の夜のシーンに似合う艶やかな大人の女性たちを紹介していく。
▶前回:この美女、何歳に見える?SNSフォロワー数100万人を越える彼女の正体
スラリと伸びた足を組み換える、華やかな顔立ちの女性。
美月千佳さん、26歳。
現役レースクイーンやタレントとして活躍中で、2020年、2021年と立て続けに新人の登竜門「日本レースクイーン大賞」で特別賞などを受賞している。
デビュー後すぐに特別賞を獲得と聞くと、そのキャリアのスタートは華々しいだろうと想像する。
しかし、これまでの道のりは決して平坦ではなかったようだ。
一体これまでどのような人生を歩んできたのだろうか。
まずは、芸能界に飛び込んだ経緯を詳しく聞いてみた。
高校時代から歯科助手のアルバイトをしていたものの・・・
歯科助手から未経験でプロダンサーの道に
高校生まで、地元・栃木の田舎町で平凡な女子高生として過ごしていた彼女。
在学中から近所の歯医者で歯科助手のアルバイトに精を出し、卒業後も同院に就職して真面目に働いていたそうだ。
ちょうどその頃、多くの友人が就職のために地元の栃木から東京に出ていった。
「私も東京で働きたい!」
千佳さんも漠然とした夢を抱くが、どうしたらよいのかわからなかった。
そんなある日、彼女は友人から「東京のレストランでショーダンサーとして働いてみない?」と誘われる。
「高校生の頃からヒップホップやジャズは趣味程度に習っていましたが、本格的なダンス経験はゼロ。そんな私がプロとしてやっていけるのかなって……」
当初はその誘いを受けるか迷っていた彼女。
しかし、東京で働くという夢を実現するために、思い切って誘いに乗ってみることにする。
歯科助手の仕事を辞めて、上京することにしたのだ。
東京行きのチャンスを得たものの、そこから先が茨の道だった。
「毎朝9時に出勤して、店内清掃と朝練をします。午後からは、リハーサルしたり、ダンスの振り付けを覚えたりして。夜は、3〜4回ショーの本番があります、終演後は、終電に飛び乗り帰宅する毎日が始まりました」
体力の限界まで追い込まれ、プロの世界の大変さを痛感する。
しかし、持ち前の根性で、約4年間ダンサーとして舞台に立ち続けた。
その後、イベントコンパニオンに転職した。
そのとき、彼女のスタイルの良さに注目した関係者から、レースクイーンの仕事をやってみないかと誘われる。
「それまで業界について何も知りませんでした。でも、実際にサーキットに行ったら、エンジンの音やオイルの匂いなど臨場感に圧倒されて、挑戦してみたくなりました」
本格的にレースクイーンとしての活動を始めたころは、華やかなレースの世界に驚くことばかりだった。
「私がレースクイーンというだけで、多くのファンの方が会場でカメラを向けてくれるんです。すごく嬉しいことなんですけど、最初は戸惑いました」
それでも少しずつレースを見る余裕が出てきて、業界についてわかってくると、仕事に楽しさを感じられるようになったそうだ。
そして、前述の通り、ファン投票で人気レースクイーンを決めるコンテストにおいて、“特別賞”などを受賞することになる。
「3年目の今年は、絶対にグランプリを獲りたいです!」
今年に入ってからは活動の幅を広げ、タレントとしてバラエティ番組にも出演。
テレビ東京系の深夜特番に出演するチャンスを果たすものの、司会者から話題が振られた際にうまく返すことができなかったことが、今も心残りだという。
「時間があったら各局のバラエティ番組で、ゲストの方のトークを研究するようになりました。テレビだけではなくて、NetflixやHuluで話題のバラエティ番組とかを見るようにしています」
今後はグラビアアイドルとしても活動していきたいという彼女。
大手週刊誌でグラビア掲載が決まるなど、順調にキャリアを積み重ねている。
「いつかタレントとして『しゃべくり007』に出ることが夢なんです」
輝く瞳で芸能界の野望を教えてくれた彼女に、今度は恋愛についても聞いてみることにした。
尽くしてくれた彼との思い出
自立を促してくれた恋
まずは、タイプの男性を聞いてみる。
「知的な人は素敵だなって思います。あと、レースクイーンのお仕事で身体を鍛えているレーサーさんを間近で見ているせいか、ある程度マッチョな男性のほうが好きかも」
芸能界に入る以前の、こんなエピソードも。
「ダンサー時代、年上の男性からアタックされてお付き合いしました。彼は『千佳は何もしなくていい。俺がなんでもやる』と言って料理や家事、私の身の回りのお世話から、遊びにいく場所のセッティングまで率先してやってくれて……」
見返りを求めず尽くしてくれる彼に、居心地の良さを感じたという千佳さん。
一方で、「このまま彼に甘えていては自分がダメになる」と思ったという。
「別れを告げたのは、私からです。『私たち、離れたほうが良い。このままでは私がダメになっちゃうし成長できないから』って言いました」
苦渋の決断だったが、その恋愛を経験したことで自立した女性に一歩近づいた気がするとのこと。
「これからは、男性に頼らなくても生きていけるような女性になりたいです」
そう言って大人びた表情で笑う。
ちなみに好きな男性の前では、かなり甘えてしまうそうだ。
「三姉妹の末っ子なので、元から超甘えん坊です。年上のお兄ちゃんみたいなテンションで私に接してくれる人がいたら、すぐ好きになっちゃうんですけど」
歯科助手、ダンサー、レースクイーンにタレントと、導かれるようにして芸能界の扉を叩いた彼女。
今後の活動に期待したい!
<今週の美女>
美月千佳さん
Twitter
Instagram
<カメラマン>
佐野 円香
▶前回:この美女、何歳に見える?SNSフォロワー数100万人を越える彼女の正体
▶Next:5月20日 金曜更新予定
色白童顔フェイスな彼女が登場