主要コンビニ3社のカフェラテを比較!
「カフェラテ」とは、コーヒー豆に圧をかけながら濃く抽出した“エスプレッソ ”と蒸気で温めた“スチームミルク” 、少量の “泡立てたミルク(フォームミルク)” を合わせた飲み物。豆の種類とミルクの濃度や風味によって、カフェラテの味はがらりと変わります。
この記事では、今や馴染み深いコンビニコーヒーのなかでも「カフェラテ」に注目して、味わいを比較レビュー。主要コンビニ3社ごとの特徴やラインアップを詳しくお伝えしますよ。
セブン-イレブンのカフェラテ
頼み方 / ラインアップ
セブン-イレブンのコーヒー「セブンカフェ」のラインアップは、主にドリップコーヒーとカフェラテの2種類。サイズはレギュラー(R)とラージ(L)の2種類です。
上記は定番メニューですが、ほかにも数量限定の高級キリマンジャロブレンドコーヒー、地域限定のアーモンドミルクラテなども販売されています。
ホットの場合は、店頭レジで専用のカップを受け取り、アイスは冷凍食品コーナーや専用ケースから氷入りのカフェラテ専用カップを取ってレジに持っていきましょう。
作り方
セブン-イレブンは、レジの横にコーヒーマシンがあることがほとんどです。会計後はセルフサービスなので、自らコーヒーマシンを操作して飲み物を作りましょう。
セブン-イレブンのアイスドリンク用シロップには、通常のシロップとゼロカロリーのシロップがあります。
また別売りになりますが、2022年4月15日(金)からカフェラテ専用の「日本橋榮太樓の黒みつ」が税込30円で販売されています。コクがある濃厚な甘みのカフェラテが楽しめるので、気になる方はぜひお試しくださいね。
7カフェ アイスカフェラテR
セブン-イレブンのカフェラテには、独自に開発された「特濃リッチミルク」が使われています。公式サイトによれば、北海道産生クリームが配合された濃厚な味わいと、新鮮な乳原料をたっぷり使った後味のスッキリさが特徴とのこと。ほんのり2層になっていたので、全体をかき混ぜながら飲んでみました。
口に含むとコーヒーの苦味とほのかな酸味、香ばしい風味が鼻に抜けていきます。アイスでも香りが楽しめるように豆が焙煎されているだけあり、アイスかつミルクで割ってもしっかりとコーヒーの風味を感じられました。
商品情報
■商品名: 7カフェ アイスカフェラテR
■価格:180円(税込)
■内容量:約175ml(氷を除く)
■カロリー:62kcal
7カフェ ホットカフェラテR
「特濃リッチミルク」が使われているセブン-イレブンのカフェラテは、ホットを注文すると濃厚なフォームミルクが楽しめます。その濃厚さは、持ち帰るまでに時間がかかってしまっても、写真のとおりたっぷりとフォームミルクが残っているほど。
味わいはアイスカフェラテ以上にミルクのやさしい甘さが感じられ、舌触りのまろやかさもぐんとアップ。ほっとひと息つきながら、ゆっくりと味わいたくなるおいしさですよ。
商品情報
■商品名:7カフェ ホットカフェラテR
■価格:150円(税込)
■内容量:約160ml(フォームミルクを除く)
■カロリー:82kcal
ファミリーマートのカフェラテ
頼み方 / ラインアップ
ファミリーマートのコーヒー「ファミマカフェ」のラインアップは、主にドリップコーヒーとカフェラテ、フラッペの3種類。コーヒー系ドリンクのサイズはMとLの2種類です。
なかでもフラッペは2014年から登場した人気商品で、定番の「カフェフラッペ」をはじめ、さまざまな期間限定商品が発売されているんですよ。
ホットの場合は、店頭レジで専用のカップを受け取りますが、アイス(フラッペも含む)は、冷凍食品コーナーや専用ケースからカフェラテ専用カップ(もしくはフラッペ用氷入りカップ)を取りレジに持っていきましょう。
作り方
ファミリーマートはほとんどの場合、レジの横にコーヒーマシンがあります。そちらで対象のドリンクをセルフで作ります。
フラッペは店頭で作る以外に、自宅に持ち帰って作る方法もありますよ。自宅で作る場合、別途牛乳(70ml)が必要なので注意しましょう。
アイスカフェラテM
ファミマカフェに使用されているコーヒー豆は産地ごとに単品焙煎され、コクと甘い香りが楽しめるのが特徴。またカフェラテのフォームミルクは、主要コンビニ3社のなかでもっとも繊細できめ細やかな口当たりです。マシン独自の技術で作られており、写真のとおり量もたっぷり入っています。
全体的な味わいは、ほかのコンビニカフェラテと比較してもあっさりめ。コーヒーの苦味や酸味が強すぎず、ミルク感も後に残りません。ブラックコーヒーは苦手だけれど、さらっとコーヒーを飲みたいときにおすすめです。
商品情報
■商品名:アイスカフェラテM
■価格:180円(税込)
■内容量:約180ml(氷、フォームミルクを除く)
■カロリー:71.7kcal
カフェラテM
ファミマカフェのホットカフェラテも、アイスカフェラテと同じくきめ細かなフォームミルクがたっぷり。特にホットの場合は濃密さが増し、カフェで提供されるような口当たりを楽しめます。アイスよりもミルク感がありますが、やはり全体的な味わいはスッキリ。
苦味も控えめなので、コーヒーやミルクの風味を口内に残したくないときにぴったりですよ。普段はドリップコーヒーにミルクを入れて飲んでいるという方でも、違和感なく飲める味わいだと感じました。
商品情報
■商品名:カフェラテM
■価格:150円(税込)
■内容量:約160ml(フォームミルクを除く)
■カロリー:87.2kcal
カフェフラッペ
ファミリーマートならではの商品「カフェフラッペ」は、最高等級のコーヒー豆エキスと微粉砕したコーヒー入りのソースが使われたコーヒー感たっぷりのドリンク。実際に味わってみるとコーヒーの香ばしさやほろ苦さをしっかりと感じられ、コーヒー好きの筆者も納得の味わいです。
甘さは市販のコーヒー牛乳と同じくらい。氷の粒はやや大きく、ガリガリと噛めるほど食感が残っています。アイスやホイップクリームを足して思い切りスイーツ寄りにしたり、濃いめのコーヒーを足して「自家製エスプレッソラテ」にすると、ひと味違うおいしさを楽しめますよ。
商品情報
■商品名:カフェフラッペ
■価格:298円(税込)
■内容量:235ml(後入れのミルクを除く)
■カロリー:192kcal
ローソンのカフェラテ
頼み方 / ラインアップ
ローソンのコーヒー「マチカフェ」は、コンビニ3社のなかで商品数が群を抜いています。コーヒー系ドリンク以外に紅茶系ドリンク、日本茶系ドリンク、レモネード、スイーツ系ドリンクなど、バリエーション豊かです。
またメインのコーヒー系ドリンクは、サイズも豊富。S、M、L、メガの合計4サイズから選べるんですよ。たっぷりコーヒーを飲みたい方には朗報ですね。
ローソンのコーヒーは、ホットやアイスに関係なくレジで直接注文します。 店頭レジで「(商品名+サイズ)をください」と伝えましょう。
作り方
ローソンのコーヒーマシンも、ほかのコンビニと同じくレジ横にあることがほとんど。しかし、店舗によっては「注文後セルフで作る」か「店員さんが作ったものを渡される」というふたつのパターンに対応が分かれます。店員さんが作ってくれる場合は、会計後に商品が渡されるのを待ちましょう。
なおセルフサービスの場合も、氷やシロップ、ゼリーは店員さんがカップに入れた状態で渡してくれますよ。
アイスカフェラテ(M)
ローソンのマチカフェに使われているのは、こだわりの詰まった原材料ばかり。コーヒー豆は社会と環境にやさしい「レインフォレスト・アライアンス認証」指定農園で生産されたものを、100%使用しています。カフェラテに使われるミルクも生乳100%。加えて生乳本来の味わいが感じられるように、やや低めの温度で提供するこだわりぶりです。
そんなマチカフェで人気なのが「アイスカフェラテ」。実際に飲むと人気も納得の味わいで、ミルクとエスプレッソのバランスがよく、後味にもミルクのまろやかさがほんのりと残ります。コーヒーのほろ苦さもあり、オーソドックスで飲みやすいカフェラテです。
商品情報
■商品名:アイスカフェラテ(M)
■価格:170円(税込)
■内容量:約240ml(氷、フォームミルクを除く)
■カロリー:84kcal
ホットカフェラテ(M)
マチカフェのホットカフェラテも、アイスカフェラテと同じく絶品。口に含むと豆の香ばしさと苦味がふわっと広がったあと、ミルクのまろやかな風味と一緒に喉へ流れていきます。アイスカフェラテよりもミルクのコクが強く感じられて、ミルクとコーヒーどちらも好きな筆者的には一番好みのカフェラテでした。
商品情報
■商品名:ホットカフェラテ(M)
■価格:150円(税込)
■内容量:約165ml
■カロリー:94kcal
アイスダブルエスプレッソラテ
ダブルエスプレッソラテは、名前のとおりエスプレッソが通常の2倍入ったカフェラテ。強いコーヒー感が特徴で、ひとくち飲んだ瞬間からガツンとした苦味が感じられます。コーヒー豆の味が強まった分、ほのかな酸味も感じました。
後味はミルクよりコーヒーが勝る味わい。カフェインを摂ってシャキッとしたいときや、コーヒーの苦味が好きな方におすすめですよ。
商品情報
■商品名:アイスダブルエスプレッソラテ
■価格:200円(税込)
■内容量:約300ml(氷、フォームミルクを除く)
■カロリー:90kcal
カフェインレス アイスカフェラテ(M)
主要コンビニ3社の中で、唯一カフェインレスコーヒーが飲めるローソン。ドリップのほか、カフェラテもカフェインレスで楽しめます。味わいはというと、ミルク感が強め。苦味やコーヒーの香りは薄く、口に含むとコーヒーとは違う独特な風味を感じました。
普段からコーヒーを飲んでいる筆者からすると、正直なところ物足りなさがありましたが、「カフェインは摂りたくないけれど、コーヒーが飲みたい」という場合は、選択肢としてありです。
商品情報
■商品名:カフェインレス アイスカフェラテ(M)
■価格:200円(税込)
■内容量:約210ml(氷、フォームミルクを除く)
■カロリー:79kcal
カフェゼリーラテ
最後に紹介するのは、2022年4月19日(火)に発売されたばかりの「カフェゼリーラテ」。数年前から定期的に販売されており、毎年楽しみにしている方もいる人気商品です。
飲んでみると、甘味料なしでもほのかな甘さ。甘党の方はシロップを追加してもよいかもしれません。細かめのゼリーはつるっとしてやわらかな食感で、カフェラテによく馴染んでいます。マチカフェのコーヒー豆が使われているそうで、コーヒーらしいほろ苦さも感じられました。
途中、コーヒーゼリーが下にたまってしまうので、店頭でストローをもらうかカップを振って全体を混ぜながら飲んでくださいね。
商品情報
■商品名:カフェゼリーラテ
■価格:260円(税込)
■内容量:約230ml(氷を除く ※ゼリーは含む)
■カロリー:102kcal
どのコンビニもハズレなし!値段やミルク感の違いで選んでみて
いずれもハズレなしで満足感の高い味わいでした。個人的な見解ですが、さっぱりしたカフェラテが好きな方はファミリーマート、バランスがよいオーソドックスなカフェラテが飲みたい方はローソン、ややコーヒーの酸味も感じたい方はセブン-イレブンがおすすめです!