俳優のアニャ・テイラー=ジョイが、「2度と働けない」と思った出来事を振り返った。(フロントロウ編集部)
売れっ子俳優アニャ・テイラー=ジョイ
アニャ・テイラー=ジョイは、Netflixオリジナルドラマ『クイーンズ・ギャンビット』をはじめ、映画『ミスター・ガラス』やマーベル映画『ニュー・ミュータンツ』、ドラマ『ピーキー・ブラインダーズ』など、数々の有名作品に出演している人気俳優。
ドラマ『クイーンズ・ギャンビット』では2021年のゴールデン・グローブ賞テレビ部門主演女優賞を受賞した彼女だが、最近米THRとのインタビューで、「2度と働けない」と思った過去を振り返った。
アニャ・テイラー=ジョイが「2度と働けない」と思ったこと
現在25歳のアニャが本格的にスクリーンデビューを果たしたのは2015年に公開されたホラー映画『ウィッチ』でのこと。当時18歳だったアニャは、それまでモデルとして活動しながらいくつかの作品に端役で出演していたが、メインキャストとして出演したのは、『ウィッチ』が初めてだった。
2015年『ザ・ウィッチ』プレミアでのアニャ・テイラー=ジョイ
観客を入れた上映の約2時間前に初めて『ウィッチ』を鑑賞したアニャは、自分自身に文字通り“打ちのめされた”と、米THRのインタビューで語った。「私は打ちのめされてしまいました。もう二度と働けないと思ったし、今でもそのことを考えると震えが止まらない。『世界で最も愛している人たちを失望させてしまった。うまくできなかった』という最悪の気持ちでした」
当時かなり落ち込んでしまったというアニャは、「私は口数が多い方で、話すのが好きで、コミュニケーションをとるのが好きなんです。でも、あの時は私は何も話さず、ただ泣いていました。自分の顔が画面に大写しになることに耐えられませんでした」と続けた。
2015年『ザ・ウィッチ』プレミアでのアニャ・テイラー=ジョイ
2021年に日本で公開となる映画『ライトハウス』のロバート・エガース監督にとっても初めての監督作品となった『ウィッチ』だが、そんなアニャの絶望に反し、映画は絶賛され、サンダンス映画祭ではエガース監督が最優秀監督賞を受賞、アニャもゴッサム・アワードなど多くのアワードで新人賞や主演女優賞に輝いた。(フロントロウ編集部)
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