12月に入り、街はイルミネーションに彩られている。そんな中、自動車「おトクにマイカー 定額カルモくん」を運営するナイルは20代の男女1098人にクリスマスデートで乗りたいクルマを調査し、結果を公表した。
それによればトヨタ ハリアーが1位に選ばれたという。なぜハリアーは若い男女から人気なのだろうか。同じ20代の筆者がその理由を考えてみたい。
ガソリンとハイブリッドモデルの差額は本当にペイできる!? ハリアーとクラウンの場合、断然ハイブリッドモデルがお得だった
圧倒的なトヨタ車人気! 親世代からのマーケティング効果か?
今回の調査では、1位がハリアー(16.2%)、2位がアルファード(10.7%)、3位がプリウス(8.8%)、4位がRAV4(7.6%)、5位がヤリス(4.8%)とトヨタが独占することとなった。筆者の親世代に聞いてみても、「トヨタは日本を代表するメーカー」「販売店が多く故障時も安心」といったイメージを持っている人が多く、その信頼感は子どもにも波及していると言えそうだ。ハリアーは年代別・性別でもそれぞれトップであり、若い男女ともに高い支持を得ている。
都会の街並みにも映えるオシャレな外観のハリアー!
現行ハリアーは2020年6月17日に発売された4代目となるトヨタのクロスオーバーSUVだ。3代目よりもフロント周りがよりシャープになり、ぱっと見のおしゃれさ、イルミネーションや都会の夜景にも映える美しいクーペのようなデザインが若者にも人気の理由の一つと言えるだろう。
内装の作り込みやシートも好評
売れ筋価格帯が350~500万円に達することもあって、内装は上質だ。室内側のパネルにはステッチが入るなど、ていねいに造り込まれている。
また、ハリアーのシートにはファブリック+合成皮革と本革の2種類が用意される。
寒い時期は暖房の効いた暖かい車内で快適に移動したいもの。そうなると車内の居心地の良さというのもポイントになってくる。シートの乗り心地や運転の丁寧さなども含め、「どういう基準でクルマを選んでいるのか」女性は意外と見ているものだ。
視界の良さやパワフルで快適な走行性能はドライバーにも優しい
また車高が高いため、運転席から見える視界が広く、クルマの幅や長さも把握しやすいため運転しやすい。乗っていても高級サルーンのような落ち着き感やしなやかさもあり、乗っていて快適な一台になっているのだ。
さらに、ハリアーのエンジンやプラットフォームは、基本的に「RAV4」と共通のもの。ハイブリッド車は2.5L直列4気筒エンジンが搭載されパワーに余裕があることも、遠出でも扱いやすいモデルとなっている。
歴代モデルから受け継がれた「高級感」「かっこよさ」が今どきの若者にもウケている
ハリアーの歴代モデルが培ってきたイメージの高さやSUVブームも相まって、若者に限らず多くの人をトリコにし、2021年上期の販売台数は登録車で3万6129台の8位と好調だった。
まとめると、デザイン面とインテリアの質感の高さ、乗っていて快適なクルマであることが、ハリアーの人気の理由と言えるだろう。
少々高額ではあるものの、残価設定ローンなど工夫すれば新車購入も夢ではない。女性からの人気も高いハリアーに乗っていれば「オシャレ」「カッコいい」「私も乗せて」などと女性から声がかかるかもしれない!?【筆者:篠田 英里夏(MOTA編集部)】