アントニオ猪木がイラクで「平和の祭典」人質36人解放に貢献! 青柳政司さんも参加【週刊プロレス昔話】
2022年7月7日 18:00
1990年12月3日、アントニオ猪木参議院議員はイラク・バグダッド市内のサダム・アリーナにておこなわれた「平和の祭典」を大盛況で終わらせた。大会は3500人(満員)の観衆を動員。その中には人質となっている在留邦人の姿もあった。
試合は4試合。キューバンvsクロネコ、獣神サンダー・ライガーvs星野勘太郎、バッドニュース・アレンvs栗栖正伸、長州力&マサ斎藤vs馳浩&佐々木健介に加えて、空手家・青柳政司がバット折りのデモンストレーションを披露した。
猪木議員はイラク日本人人質問題に関して、解放に向けて尽力。当時のフセイン大統領の息子であるウダイ・イラクオリンピック委員長らと地道に交渉した。
猪木議員は同年12月4日に帰国する予定だったが、これを延長。長期戦の構えを見せたその矢先の5日、イラク側は日本人人質36人を「解放する」と発表した。
これに関してはウダイ委員長が「平和の祭典を評価しての解放」と発言、猪木議員の果たした役割が大きかったことが証明されたのだった。