もはや回復の見込みはないのか。広瀬すずの主演ドラマ「anone」(日本テレビ系)の第6話が2月14日に放送され、視聴率が5.5%に下落。初回放送から5週連続で数字を下げ続け、平均視聴率も6.9%までに落ちこんだ。日テレの水曜22時枠ドラマは視聴率2桁超が当たり前の人気枠で、平均6%台は2010年以降の作品としては史上初となる。
脚本家の坂元裕二氏はかつて、この水曜22時枠で10年4月期に放送された「Mother」にてギャラクシー賞など数々の賞を受賞。その時の平均視聴率は12.9%で、今回の「anone」はそこから半減しそうな状況だ。そのため、主演の広瀬にも思わしくない影響を及ぼしているという。映画ライターが指摘する。
「広瀬は現在、3月17日公開の主演映画『ちはやふる -結び-』に向けて宣伝活動を展開中。人気シリーズの3作目にして完結編として、ファンの期待も高まっています。ところがその宣伝映像に出演する広瀬の姿に収まりの悪さを感じるファンが少なくないのです。というのも広瀬が『anone』の役作りで髪型をベリーショートにしており、その髪型のまま『ちはやふる、観てください!』とアピールしているから。映画本編では前2作と同様におさげ髪なので、いきなりの髪型変化に違和感をおぼえてしまうのです」
もっとも前2作のときも、映画での広瀬はおさげ髪で普段はボブヘアと髪型に違いはあった。そこからさらに短くしたとはいえ、そこまで違和感が強くなるものだろうか。
「今回のベリーショートは、どうしてもドラマ『anone』を連想してしまいます。『anone』の低調がこのまま続くと“ボーイッシュな広瀬=不振”のイメージがつきかねず、そのためこの髪型で映画の宣伝をすると、そちらのほうもマイナスの印象を持たれてしまうというのです。トバッチリなのですが、女優にとって髪型のイメージはいかに強いものかを実感させられます」(前出・映画ライター)
今後『ちはやふる -結び-』の宣伝では、ウィッグを試すのもいいかもしれない。
(白根麻子)