「通訳を介すことのない円滑なコミュニケーションを取るというだけでも日本のお笑いタレントにはハードルが高いですが、ゆりやんの物怖じしない性分やシルエットのインパクト、さらには表情やアクションを用いた豊かな自己表現の振り幅がアメリカでも喝采を受けた所以でしょう。映像を見た日本のファンからも『ゆりやんすごい!』『かなりの度胸ですね』といった反応がありました。同様に世界で人気を集める渡辺直美しかり、ゆりやんしかり、やはり見た目やボディーの爆発力は重要なのかもしれませんね」(テレビ誌ライター)
「日本のバラエティ番組では言葉の妙や巧みなボキャブラリーを駆使した話芸が主に好かれる傾向にありますが、アメリカでは話芸に加えてボディーランゲージやジェスチャーといった要素が求められ、笑いの文化には差異があります。今回のゆりやんが披露した過激な衣装もおそらく日本ではあまり万人に受け入れられるとは思えず、ネットでも『この衣装で出たの?同じ日本人として恥ずかしい』『本当に気持ち悪い』『恥さらし。日本人がこれでウケてるとか思われるの嫌だわ』との辛辣な声も一部では上がっており、改めて日米における“笑いのツボ”にズレがあることを認識させられますね」(テレビ誌ライター)
(木村慎吾)