映画『思い、思われ、ふり、ふられ』が、2020年8月14日(金)に全国で公開されました。
咲坂伊緒の伝説的人気少女コミック『ストロボ・エッジ』『アオハライド』に続く、“咲坂伊緒 青春三部作”最終章となる同名漫画が、今回満を持しての実写化。9月にはアニメーション映画も公開予定で、ビッグプロジェクトとして注目を集めているんです。
気になる実写版キャストを務めるのは、『君の膵臓をたべたい』が社会現象となり、大ブレイクを遂げた“ゴールデンカップル”・浜辺美波と北村匠海。
さらに、第8回「東宝シンデレラ」オーディションでグランプリを獲得した最注目若手女優の福本莉子、仮面ライダー出身でブレイク必至の赤楚衛二というフレッシュな面々が集結し、4人の男女による切なすぎる片想いを描きます。

左から、北村匠海さん、福本莉子さん、浜辺美波さん、赤楚衛二さん
girlswalkerでは、この青春ラブストーリーを作り上げる北村匠海さん、浜辺美波さん、福本莉子さん、赤楚衛二さんの4人にインタビュー。お互いの印象や、ドタバタ(!?)焼き肉エピソード、学生時代に勇気を出したことなどたっぷり語っていただきました♡
SPECIAL INTERVIEW
最旬キャストが集結!お互いの共演の感想は?
――今回、久しぶりの共演だったり初共演だったりする面々が集結されましたが、今回の現場を通して印象が変わったり、初めて知った一面などがあれば教えてください。
福本莉子(以下、福本)「北村さんは、年齢のわりにすごい落ち着いてる。大人なイメージでした。共通点があるとするならば、音楽が好きっていうところで、バンドのお話とかは空き時間に結構してましたね」
浜辺美波(以下、浜辺)「私は今回ご一緒したのが結構久しぶりだったんですけど、落ち着いているのは変わらない一面だなと思って安心しました。ずっと安定している感じがありますね」
赤楚「安定しているのは、僕は一番イメージ通りだったかも。落ち着いた人なんだろうなっていうのは思っていて、いざ会ったらやっぱりそうだったので」
北村「……落ち着いてるんですよ!」(ドヤ顔で!)
一同「(笑)」

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赤楚「でも、自身の考えをすごくしっかり言葉にするところとかは、イメージとちょっと違ったかな。さっきも別のインタビューで恋愛の価値観の話をしていたんですけど、すごく物知りで、話を聞いていて面白いんです(笑)」
北村「恋愛は何故、追う方が良いのかっていう話をしてたら、隣ですごい感動して聞いてくれましたね(笑)。動物のオスは家族のために狩りをするという本能があって、それが今でも作用してるから基本的に男性は追う方が心地良かったりするんじゃないのかっていう話。そういう、思想的な話なんですけど。持論です(笑)」
――(笑)。浜辺さんと共演した感想はいかがでしたか?
北村「美波ちゃんは、“キミスイ(映画『君の膵臓をたべたい』)”で出会ったあと、次に出演してた『センセイ君主』を観て度肝を抜かれたんですよ。『めっちゃ頑張ってるな』って。“キミスイ”では、まだお互いあまり打ち解けてなかったから……。でもいざ久しぶりに会ってみると、すごくハツラツとしてて、そこに一番変化を感じてます」
浜辺「色々なことがあって、『楽しく過ごそう!』と思っていたらいつの間にかこんな感じになってました。もう戻れないですね。あの頃には(笑)」
赤楚「浜辺さんはお芝居もそうですし、人柄だったり周りへの気の遣い方だったりとか、学ぶことが多かったです。やっぱり僕自身がちょっと抜けてるところもあるので、すごくしっかりしてるなって思ってました」
――福本さんについてはいかがですか?
北村「イメージと全然違ったのは、莉子ちゃんでしたね。最初、初めて会ったときは由奈役ってことで由奈のイメージがハマるんですけど、話してみると良い意味で結構ズバズバ言うし、見ていて清々しいというか、なんかカッコイイ子だなって。お芝居とかも、果敢にぶつかりにいくし、あと、バンドが好きで、フェスで最前取るような感じだし(笑)」
福本「(笑)。狙いに行きますね。もう人混みかき分けて、前に行きます」
赤楚「パワフルだな」
北村「本当パワフル。ギャップがすごいなと」
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――意外な一面ですね。赤楚さんに対しては、どんな印象でいらっしゃいましたか?
北村「すっごい真っすぐだなって。でも、そうなるまでに色んな苦労があったんだろうなって思いました。不思議な空気を持ってるんですよね。自分と同じ空気感だなって」
浜辺「確かに。4人のなかで一番お兄さんなのに、すごく気さくに話してくれました。天然なところもありつつ、お腹が弱いところもあったりして、人間らしい方です(笑)」
福本「最年長だけど、ちょっと抜けてるところとかがあるんですよね。なんだかんだ4人でいると、一番いじられてるのが赤楚さん(笑)」

――オール神戸ロケだったそうですが、仲は深まりましたか? 一緒に過ごして思い出に残ってるエピソードなどがあれば教えてください。
北村「遊んだりはしてないんだけど、最初に、焼肉に行ったよね?」
赤楚「行った! ただ、みんなあまりにも早く帰りたくて(笑)」
北村「プロデューサーさんも一緒だったから声を大にしては言えないんですけど(笑)、撮影初日の前日で、たしか次の日も早かったんだよね」
福本「そわそわしてたね」
浜辺「誰か店員さんに頼んで早くお肉持ってきてもらうよう言ってとか言い合ってた(笑)」
北村「(笑)。特に演技の話とかしたわけでもなく、超ラフな感じでしたね。みんなB型な感じが全開だった」
浜辺「お肉の押し付け合いも、結構すごかった(笑)」
福本「みんな『いいよいいい』『食べなよ』『私大丈夫だよ』ってね(笑)」
北村「もう頑張るしかないじゃないですか、男性陣が(笑)」
浜辺「でも赤楚さんの胃が弱すぎて(笑)ずっと最後レタス食べてました(笑)」
福本「確かに(笑)」
赤楚「いや超大変だった。良い肉だと、胃もたれしちゃって(笑)」
北村「脂がね(笑)」

学生時代に勇気を出したことは… 北村匠海「僕は奥手を気取ってたタイプ」
――皆さんが学生時代に、本作で演じた役柄のように勇気を出して踏み出したことって、それぞれありますか?
赤楚「僕、恋愛に関しては、踏み出すようにしてました」
一同「へぇ~!」
赤楚「中学の頃は、好きって言えずに終わってしまったので、高校生になってからは、思ったことちゃんと伝えようと思って。ちゃんと伝えるようにしたら、意外とそっちの方がうまくいったから、『あぁ、これで良かったんだな』って」
北村「僕はそれでいうと、奥手を気取ってたタイプですね」
赤楚&福本「気取ってた(笑)」
北村「自分の気持ちを言えなかったです。友達に対しても、先生、家族に対しても。ただただ、腰パンして勉強してました(笑)」
一同「(笑)」
北村「自分が演じた理央みたいに、本当に自分の中だけで抱え込んじゃう人だったので、“ふりふら”を観て、素直に気持ちを伝えるっていうのはとても大事なことだなと改めて思いました。もう取り戻せないあの期間に戻れるならそうしたかったなって思います」
浜辺「私は踏み出したことでいうと、芸能コースのある高校に行きたくて、出身の石川から東京に上京しようって思ったことですね。親元を離れるという、私の中で一番大きな一歩だったかなと思います」
――当時不安も大きかったと思うんですけど、そんな時に心の拠り所になったことはありましたか?
浜辺「不安があったときに、それをちゃんと言う相手がいて結構吐き出していた気がします。あんまり抱え込まなかったのが大きかったかなと思います」
――福本さんはいかがですか?
福本「高校一年生の時に、『東宝シンデレラ』のオーディションを受けたのがやっぱり一番勇気を出したポイントですね」
――ありがとうございました!
INFORMATION
映画『思い、思われ、ふり、ふられ』
2020年8月14日(金)全国公開
《出演》浜辺美波、北村匠海、福本莉子、赤楚衛二
《原作》咲坂伊緒『思い、思われ、ふり、ふられ』(集英社マーガレットコミックス刊)
《監督》三木孝浩
《脚本》米内山陽子、三木孝浩
《主題歌》「115万キロのフィルム」Official髭男dism(ラストラム・ミュージックエンタテインメント)《製作》「思い、思われ、ふり、ふられ」製作委員会
《配給》東宝
© 2020「思い、思われ、ふり、ふられ」製作委員会 © 咲坂伊緒/集英社
<浜辺美波>
Stylist:Segawa Yumiko|Hair Make:Kamata Junko(JUNO)
オレンジワンピース¥26,000(VALENTIJN VANMEIR)、その他スタイリスト私物
<北村匠海>
Stylist:Shinya Tokita|Hair Make:Asako Satori
シャツ ¥45,000、パンツ ¥42,000 共にチノ(モールド)、インナーシャツ ¥39,000 モデルスリング(アントリム)、その他スタイリスト私物
<福本莉子>
Stylist:Marie Takehisa|Hair Make:Tomoko Tominaga(allure)
<赤楚衛二>
Stylist:Sumura Taichi|Hair Make:Hirose Rumi