世界には、付き合った相手を“メンヘラ”にしてしまう「メンヘラ製造機」と呼ばれる男性がいます。そこで今回は、女性をメンヘラ化させる男性の特徴や見分け方、さらには対策をお届けします。メンヘラ製造機とはいったいどのような人たちなのでしょうか? その正体を探っていきます。
「惚れたもの負け」とはよくいったもの。
好きになってしまったら、彼のことを四六時中考え続け、狂おしいくらいに恋い焦がれてしまう。恋をするって、そうした時間や感情を楽しむことかもしれません。
世の中には、「メンヘラ製造機」と呼ばれる男性が存在します。
生態はさまざまですが、女性をふりまわし、時にもてあそび、メンヘラ化させてしまう男性たちのこと。古くは、愛人であった山崎富栄と無理心中をはかった作家・太宰治から、数々の女性遍歴の果てに薬物所持で逮捕された某イケメン俳優まで、メンヘラ製造機として定義される男性は数しれず。
一見魅力的で誠実だけれど、ハマってしまうと抜け出せない沼のような男性たちを、どう見極めればいいのか……そして、どう付き合っていくべきなのでしょうか。
本コラムでは、メンヘラ製造機と呼ばれる男性の正体に迫り、付き合い方を考えていこうと思います。
メンヘラ製造機の意味とは?
はじめに、「メンヘラ」という言葉の定義を明確にしておきましょう。
メンヘラとは「メンタルヘルス(精神衛生)」という言葉から派生した、ネットスラング。ネットの掲示板でメンタルヘルス板を利用する方々に、「-er」をつけメンヘラと呼ぶようになったそうです。
定義は広義にわたり、心に病を抱えた人から、異性を想うあまりに精神的に不安定になってしまう人までさまざま。最近では、カジュアルに使われる言葉になりました。
この記事では、恋する女性をメンヘラ化させてしまう男性を「メンヘラ製造機」と定義します。
恋することによって精神衛生が不安定になり、冷静さを保てなくなった状態が「メンヘラ」であり、女性をそうした状態に追い込んでしまう男性が、「メンヘラ製造機」なのです。
メンヘラ製造機男性とのエピソード
では、実際に、メンヘラ製造機とは、具体的にどのような男性のことを言うのでしょうか。
2パターン紹介します。
まるで王子様⁉ なメンヘラ製造機
理恵(仮名)さんは、モデルとして活躍していたこともあり、男性には不自由しない人生を送ってきました。二年前、理恵さんが出会ったのが、IT企業に勤める和也(仮名)さん。和也さんからの猛烈なアプローチを受けた理恵さんは、軽い気持ちで和也と付き合いはじめます。
和也さんは時間に自由があり、すべての時間を理恵さんにささげました。デートや食事は常に彼女の都合優先。LINEはすぐに既読になり、クスッと笑ってしまうようなメッセージや画像、ときにはロマンチックな動画まで……美意識が強く、マメな和也さんとの日々は、理恵さんにとって想像以上に心地よいものでした。
ある晩、仕事に疲れて帰ってきた理恵さんがLINEで愚痴をこぼすと、既読になったまま、返信がきませんでした。
ムッとしたものの、彼も疲れているときがあるんだな……と、シャワーを浴びて眠りにつこうとした一時間後、マンションのチャイムが鳴りました。
ドアを開けると、タキシード姿で、バラの花束と、シャンパンをかかえた和也さんの姿が……。
次第に理恵さんは、和也さんのいない生活が考えられなくなっていきます。
男なんて掃いて捨てるほどいる。わがままを聞いてくれなくなったら、次に乗り換えればいい。でも、彼以上に自分のことを理解し、具体的な行動に出てくれる男性は、二度と現れないのではないか……と不安に陥ったのです。
やがて和也さんは、地方出張が続き、仕事が忙しくなっていきます。
それでも、これまでのように理恵さんを愛してくれましたが、以前のように、頻繁に会い、LINEの返事を返すことが難しくなっていきました。
理恵さんは不安定になり、和也さんの愛が冷めてしまったのではないかと、疑い始め、次第に心を病んでいきました。
まるで悪魔!? なメンヘラ製造機
続いてもうひとりの例をご紹介します。
真美(仮名)さんは、幼い頃に父が家を出ていき、母と妹と、女性だけの家庭で育ちました。
高校は女子校で、男性と付き合う経験もないまま、福岡から東京の大学へ。大学では何人かの男性と付き合いましたが長続きせず、アパレルメーカーに就職して、商社マンの大樹(仮名)さんと出会い、交際をスタートさせます。
大樹さんは、典型的なプレイボーイ。
週のうち、彼と会えるかどうかは大樹さんの気分次第。真美さんが帰宅し、シャワーを浴び始めると「今から会えない?」というLINEが入り、髪を乾かす時間も惜しく飛び出す夜……。
機嫌が悪いときは口もきいてくれないのに、突然「ドライブにいこう」と、横浜まで車を飛ばし、レインボーブリッジで情熱的なキス。それまで男性を知らなかった真美さんはすっかり大樹さんに夢中になっていきます。
ところが、付き合って半年も経ったころ、大樹の浮気が発覚。浮気どころか、真美さんは何人もいるセフレのひとりだったのです。
深く傷ついた彼女に、大樹さんは言い放ちます。
「真美のことは好きだよ。でも、俺しばられるのはキライだから」
メンヘラ製造機と呼ばれる男性は、大きくこのふたつに分かれます。
女性に尽くし、依存させ、彼がいないと生きていけない状態にしてしまう、王子様型。
気まぐれに女性をもてあそび、身も心もボロボロにしてしまう、悪魔型です。
メンヘラ製造機の特徴
大きくふたつに分かれるメンヘラ製造機──「王子様型」と「悪魔型」、それぞれどのような特徴があるのか、考えていきましょう。
女性を依存させてしまう王子様型メンヘラ製造機の特徴
まずは、メンヘラ製造機「王子様型」から。
王子様型は、女性に尽くし、愛を捧げることに迷いがありません。
女性が喜ぶことであればなんでもしたい。それが、王子様型の喜びでもあります。
しかし、女性側が、王子様型のエスコートに慣れ、依存してしまうと、幸せが不安に変わってしまうのです。
王子様型のメンヘラ製造機な男性の特徴を5つ挙げてみましょう。
1.すぐにLINEが既読になり、返信がある
嬉しいことがあったとき、嫌なことがあったとき、すぐに返信が返ってくる男性です。
仕事の愚痴を言えば、週末が楽しくなるようなサプライズを用意してくれたり、眠れない夜は、数時間、ときには朝まで悩みや愚痴を聞いてくれ、「おやすみなさい」と、眠くなるまで付き合ってくれる。次第に、LINEをしないと眠れなくなり、まるで睡眠導入剤のように依存してしまう……あなたはもう、メンヘラに一歩足を踏み込んでいるかもしれません。
2.エスコートは常に女性中心
男性優位な古い社会の名残はまだまだ根強く残っています。ときには自分本位な価値観ばかりを押し付けて、女性側の声をまるで聞かないような人も……。そんな中でも、王子様型メンヘラ製造機の男性は、つねに女性の声に耳を傾け、相手がなにを望んでいるのかを気にかけてくるのです。今日、何を食べたいか、何をしたいかを的確に読み取り、完璧にエスコートしている男性の沼にはまると、他の男性では満足できなくなります。
3.サプライズを忘れない
突然のプレゼントやサプライズ。王子様型メンヘラ製造機との日々は、マンネリとは無縁です。そのドキドキ感やトキメキは、毎日がテーマパークにいるかのよう。でも、華やかなパレードが終わり、家路に着きながらふと寂しさが募るとき、あなたは既にメンヘラ化しているかもしれません。
4.他の男性が物足りなく見える
王子様型と付き合っていると、気が利かなかったり、ちょっとしたことで感情的になる男性が、つまらなく見えてきます。世界は自分中心で回っているわけではないし、男性側にもその人なりの人生がある。でも、全てを自分に捧げてくれる王子様型と付き合っているうちに、そのことが見えなくなっていくのです。
5.いなくなったあと、猛烈なさびしさに襲われる
生活のすべてが、王子様型によって支えられると、メンヘラ製造は完成です。ちょっとでも予定が合わなかったり、会話が続かなかったり、ちょっとした彼の表情の変化に敏感になり、LINEの返信が少しでも遅れると心配になる。彼なしでは生きていけないような錯覚に陥ります。
女性のすべてを支配する悪魔型メンヘラ製造機
悪魔型メンヘラ製造機は、世界のすべてが彼中心です。カリスマ性があり、多くの人から好かれる魅力を兼ね備えながら、女性に対しては支配的。はじめは、その正体に気づきません。悪魔系メンヘラは下記の5つの特徴があります。
1.女性がメンヘラ化したときほど冷静になる
次第に彼に依存し、不安になってメンヘラ化しても、悪魔型の男性は冷静です。電話を折り返して「どうしたの?」と、連絡することはありません。連絡しないことで、女性が自分に思いを募らせることを知っているのです。「なんで折り返してくれないのかな……」「嫌われたのかな……」と、考える時間をあえてつくることで、ますます女性はメンヘラに。普通の男性であれば取り乱すシーンを、悪魔型は楽しんでいるかのように見えます。こうした男性は、女性がメンヘラ化すればするほど、愛情を感じてしまう、いびつな精神構造の持ち主なのです。
2.殺し文句が少女漫画
「俺は、お前のことが好きだよ」「愛してる」「誰よりも大切にしている」
思わず言葉にすることを躊躇してしまうような台詞も、悪魔型は迷いなく口にします。その言葉を信じ、心地良さに身をゆだねているうちに、彼の言葉と現実の境界がわからなくなってくるのです。
3.気まぐれに女性を翻弄する
ご機嫌なときは情熱的なのに、突然まったく連絡が来なくなったり、冷たくなる。まるで二重人格かのような彼の行動に、女性は戸惑います。「なにか気にさわることをいったのかな?」「もしかして、嫌われた?」そう不安になってしまったら思うツボです。
悪魔型のメンヘラ製造機の中心は常に自分です。
4.つねに複数の女性がいる
残念ながら、悪魔型の男性は、ひとりの女性だけを見ることはできません。常に複数の女性と連絡をとりあい、自身の感情の起伏だけではなく、女性側の感情に合わせて、付き合う女性をスイッチしているのです。
5.ある日突然いなくなる
女性側がメンヘラ化して暴走し、手に負えなくなった瞬間、悪魔型のメンヘラ製造機は忽然と姿を消します。彼が求めていたのは、女性の狂おしいほどの愛情であり、その感情が憎しみや攻撃に変わった瞬間、急激に冷めてしまうのです。
メンヘラ製造機診断
一見魅力的で理想的──。
その本質に気づくことが難しいメンヘラ製造機の男性を、どうやったら見極めることができるでしょうか? 下記が当てはまる数が多ければ、その男性はメンヘラ製造機かも?
1.とにかく優しい
メンヘラ製造機にとっての優しさは、彼自身の欲望の表れでもあります。彼の優しさや誠実さにハマってしまう前に、彼の行動が本当に女性のためなのか、それとも彼自身の自己満足のためなのかを冷静に見つめるようにしましょう。
「大丈夫?」「心配だよ」と前置きしておきながら、その後、自分の要望を伝えるケースは要注意。「大丈夫でよかった! 今から会いにきて」などと、相手の気持ちに寄り添うふりをして、すぐに自分のペースに巻き込もうとするのは、自己中心的な優しさ……かもしれません。
2.突然連絡がとれなくなる
情熱的な愛情が、まるでろうそくの火が消えたように途切れる。女性は不安になり、自分に落ち度があったのか、何か気に障ることがあったのかを気に病みます。しかし、どう考えても理由がわからない場合は、彼がメンヘラ製造機である可能性を疑いましょう。
3.感情の起伏がはげしい
誰よりも優しくて、女性のために尽くしてくれるのに、ある瞬間に感情的になったり、突然冷たくなったりする場合、彼がメンヘラ製造機である可能性は高いと考えましょう。彼の優しさは、自分の満たされない気持ちを、女性通して満たそうとしている自己愛の表れなのかもしれません。
4.他に仲のいい女性が存在する
浮気や二股、三股は言語道断ですが、メンヘラ製造機の男性は、良くも悪くも、女性に対する垣根が低く、魅力的なので多くの女性に好かれます。女性が嫉妬すればするほど、思うつぼ。彼は女性の愛情の深さを実感し、満足感を得てしまうのです。
5.自分自身も彼氏が途切れない、恋愛体質である
実は、メンヘラ製造機は、女性側が生み出しているという側面もあります。あなたが彼に依存し、愛情を求めれば求めるほど、彼もまたあなたの愛情に影響されます。お互いがお互いの存在なしでは生きられない=共依存状態になったとき、男性はメンヘラ製造機になるのかもしれません。
6.「お前にしか言えないんだよね」特別感ある言葉を多用する
周りの友人からは「あの人、やめたほうがいいよ」と忠告され、自分自身もどこかで、やめたほうがいいことは分かっている。でも、彼には私しかいない……と思ってしまうのは、「君しかいない」「君にしか話せない」という言葉をささやくから。メンヘラ製造機は、「君だけだよ」「世界で一番大切に思っている」といった台詞を通じて特別感を演出し、相手を依存させていきます。
7.サプライズが好き
メンヘラ製造機の男性はサプライズが大好き。女性を喜ばせる方法をよく知っています。でも、素敵なサプライズをしたかと思えば、急に機嫌が悪くなる。むしろ、過剰なサプライズのあとには、冷たい仕打ちが待っていると覚悟すべきかもしれません。その感情の起伏の激しさが、女性をメンヘラ化させるのです。
8.しつこいのに、あっさり
メンヘラ製造機の男性は、気に入った女性に対してはグイグイアピールします。そのしつこさにうんざりし、適当にあしらっていると、ある日を境に、ピタっと連絡が止まり、人が変わったように冷たくなります。女性側も「あれ? なんで急に冷たくなったの?」と気になり始める。そんな心理戦のエキスパートなのです。
9.会うときはべたべたなのに、連絡は淡泊
メンヘラ製造機の男性の中には、会うときはベタべタに甘えるのに、連絡はそっけないタイプがいます。本人はそのつもりがなくとも、その温度差が女性を不安に……。
「昨日のデートはとっても楽しかったのに、次の日のLINEがなんだかそっけない……」そんな不安を抱かせるのも、メンヘラ製造機の特徴です。
10.愛の言葉を連発する
「愛してるよ」「綺麗だよ」と歯が浮くようなセリフを恥ずかしげもなくいうのが、メンヘラ製造機。愛の言葉を伝えることが苦手な日本人ですが、メンヘラ製造機は、フランス人やイタリア人のように、甘い言葉を囁きます。その言葉の心地良さが忘れられず、彼のことを四六時中考えるようになる。別れた後も「彼以上に私の事を愛してくれる人はいない」と思ってしまうのです。
メンヘラ製造機の男性を好きになってしまったときの注意事項
メンヘラ製造機の男性は、危険である一方、魅力的であるがゆえ、女性をメンヘラ化させてしまうことが分かりました。そんな相手を好きになってしまったら……。注意事項も心得ておきましょう。
1.自分が本当に彼を愛しているのか、それとも依存しているのかを考える
メンヘラ製造機の男性を好きになると、彼の優しさや感情の起伏に翻弄されるうちに、自分の感情が、愛なのか、執着なのかわからなくなってきます。
例えば「会いたい」と思ったときに、相手の状況を考えずに鬼電をする、連絡がつかない間は心配で眠れない……など、「愛しているから」という言葉では片づけられない感情は依存かもしれません。自分の感情が愛なのか、それとも執着なのかを、冷静に見極めるようにしましょう。
2.LINEや電話の頻度を減らしてみる
ついついチェックしてしまうLINEや電話の着信。24時間繋がっていることは、決して健全なことではありません。LINEやメッセンジャー、電話の頻度を減らし、徐々に彼に対して依存する状態から脱してみる。その分、会えるときはしっかりとむきあう。それでも難しい場合は、思い切って連絡先をすべて消すという判断もありうるかもしれません。その分、友人との時間を充足させたり、自己投資の時間を増やしたり、メンヘラ製造機との時間を置き換えるのも有効です。
3.他の男性にも目をむけてみる
彼がいないと生きていけない。運命の人は彼なのに、次第に心が離れていっている気がする……そんな状態では、あなたのメンヘラ化はエスカレートするばかり。
「彼がいないと生きていけない」は、ただの思い込み? だって、彼がいなかったときも生きてきたじゃない……! と、少し考え方を変えてみると、気持ちに余裕が生まれます。自身の気持ちを客観的に見つめると、「これって悪い恋愛?」という気付きも。その先で、気晴らしに出かけた飲み会、友人の友人など、今まで見えてこなかった、素敵な男性が見つかるかもしれません。
4.友人に相談し、客観的な意見を得る
恋は盲目。自分がメンヘラ化しているのか、それとも恋い焦がれているのかわからなくなっているとき、誰よりも大事なのは、自分を客観的に見てくれる友人の存在です。彼のこと、自分のことを正確に伝え、客観的な意見をもらいましょう。
そして、もしも可能ならその信頼できる友人からの意見を内在化させましょう。そうすることで、またメンヘラ製造機にはまったときに、自分で自分にツッコミを入れられるような状態をつくっておくことができるため、同じ過ちを繰り返さずに済みます。
5.自分の人生は、自分で獲得してゆくものだということを心得る
自分がメンヘラになっているか。それとも恋をしているのか。そもそも、その二択で自らの人生を見つめることそのものが、危険なことです。なぜならば、自分の人生は自分で獲得していくものだから。彼のことを思い続ける幸せが、苦しみに変わってしまっていると気づいたときこそ、本当の意味で自分の人生を向き合うときがきたと悟るべきなのかもしれません。
メンヘラ製造機の原点は、幼少期にある?
こうして、他人に過剰な愛を注ぐ一方、冷徹な側面もあわせ持ったメンヘラ製造機の男性の原点は、少年時代にあることが多いようです。
たとえば、女性中心の過程に育った末っ子の場合、女性の気持ちを常に観察しながらうまく立ち回ることがうまく、何をやったら女性が喜ぶかを熟知しているケースが多いといいます。
一方、家庭に問題があり、愛情に飢えた幼少期を送った男性は、過剰に愛情を求める一方で、どこかで自分が裏切られるのではないかという恐怖に怯えています。
そんな彼の感情の起伏の背後には、常に不安がある。その不安に対して不安で返してしまうと、泥沼になってしまうケースが多いのです。
同様に、女性自身も、自らの幼少期に、メンヘラ製造機の男性に依存したり、自らがメンヘラ化する要素がないかを、しっかり見極める必要があります。
男女が出会い、互いの孤独を埋めあって愛情を深め合う……それが恋愛の面白さであり素晴らしさでもありますが、過剰に愛情を求めたり、不安を増大させる行為は、憎しみや共依存といったいびつな関係を生み、双方がメンヘラ化するという泥沼に陥りかねません。
男女はしょせん他人であるということをしっかりと胸に刻み、自身の孤独や精神の不安定は、自らコントロールできるようにならなければなりません。
メンヘラにならない付き合い方とは? 人は恋すれば、誰でもメンヘラになる
恋をし、人を愛するのは素晴らしいことです。
好きな人のことを考えるだけで胸が高鳴り、頭の中が彼でいっぱいになる……。
メンヘラになるということは、悪いことでもマイナスなことでもありません。誰しも、人を好きになれば、メンヘラになるのです。
大切なのは、ときにはそんな自分を客観視し、コントロールする術を身につけること。
メンヘラ製造機の男性に出会ってしまった……と悲嘆にくれるまえに、自らもまた、メンヘラ製造機ではないかと問いかけ、男性とより良い距離感を保って、生きていきたいものです。