Audi認定中古車とは
Audi認定中古車として販売されるのは、正規輸入車で新車登録時からの整備記録があり、修復歴の無いものの中から上質な車両だけが選ばれる。こうして選ばれた車両を、高度な教育を受けたAudiの専門メカニックが100項目にもおよぶ厳格な点検整備を行い、すべてをクリアした車両だけが認定中古車として正規販売店で販売される。
AUTOCAR JAPAN sponsored by Audi Japan KK
text:Naoki Imao(今尾直樹) photo:Hidenori Hanamura(花村英典)
もくじ
ー 現行Audi A6の良さを見逃していませんか
ー オーナーの見識が光るドライバーズカー
ー 円熟したAudi A6の認定中古車はいまが狙い目
現行Audi A6の良さを見逃していませんか
新型Audi A6が春のジュネーブショーで発表になった。ハイテク満載の、「技術による先進」をみずからに課すAudiらしいアッパーミドル・サルーンで、AUTOCAR読者諸兄であれば、すでにチェック済みだろうと推察する。
一方、現行モデルは表舞台からひっそりと消えていく。ここではその代替わりを控えた現行4代目A6の中古車市場についての現場の声をご紹介することで惜別の辞としたい。別れは出会いの始まりである。
思い起こしていただきたい。2011年に現行A6が出現したときの新鮮な驚きを。LEDヘッドランプの先駆けとなったAudiの、ウォルター・デ・シルヴァがデザイン部門のトップをつとめていた時代の最も洗練されたあのデザインから受けた衝撃を。それはその後、現行A4のカタチにもつながっていく。
一般的に新型車が上陸すると、旧型となった現行モデルは身近な存在になる。そのときこそ現行A6を最も賢く手に入れるチャンスだ。と考えていらっしゃる方がいたとしたら、実のところ筆者はそう思っていたひとりだけれど、それは間違いである。今度の新型A6ではそのような現象は起きないかもしれない。
なぜ、そう言えるのか?
新型5代目A6は当面3ℓV6エンジン搭載のグレードのみで、車両価格が1000万円を超えると予想されるからだ。500-600万円を上限としてきたこれまでのA6ファンは新車をあきらめて中古車に向かわざるを得ない。Eセグメントがスタンダードになってしまったひとがスタンダードを変えることはむずかしい。当たり前のことながら、中古車は新たに生産することはできない。供給は限られている。需要が供給を上回れば、相場は上がる。
新型Audi A6の上陸までおよそ6カ月。それまでが現行4代目A6の高年式中古車購入のチャンスである。いまなら個体が豊富で、クオリティが高く、保証を含めたサービスが行き届いていて、価格以上に価値のあるA6を手に入れることができる。
おまけに、いまならこのことに気づいているひとはそれほど多くはない。大きなサカナを釣り上げるためには、新しい漁場を見つけ、そこに駆けつけることである。駆けつけるべきは、Audi中古車認定車を取り扱っている、Audi正規ディーラーである。
到着したら、ナンバー・プレートのところにブラック・プレートが付いる個体に注目してほしい。100項目に及ぶ点検/整備が施されたアウディ認定中古車のなかでも、「認定中古車の常識を超えたプレミアムなモデル」である。通称「黒バッジ」。「初度登録から1年以内の高品質車にロング保証をプラス。新車保証残期間に加え、さらに2年間、トータルで5年の保証がついている。
●AAA プレミアム・プラス保証
初度登録から1年以内で走行6万km未満の高品質車に、初度登録日から最長で5年ものロング保証が付くのが特徴。新車保証の残り期間に2年間がプラスされる最も手厚い保証プログラムで、初度登録の時期により変化するが最短でも4年余りが付帯する。Audiの正規中古車販売店で「Premium Plus(プレミアム プラス)」と記載されたブラックのプレートが付くことで見分けることが可能だ。
ダッシュボードに置かれたプライスはあなたにとって驚くような数字であるに違いない。なぜといって、ひとつ下のA4の同程度のコンディションの中古車と同じくらいか、もしくはそれよりも小さな数字が書いてあるのだから。A4の予算でA6が手に入る! 中古車市場における楽しみのひとつは、こうした新しい秩序の発見にある。
Audi認定中古車 Golden Week Festa開催
アウディ・ジャパンはゴールデンウィーク中に認定中古車を対象とした特別なフェアを開催します。
期間中は特別価格の車両が用意されるほか、すべてのモデルに1.99%の特別低金利を用意。
さらにAudi TT/A4/A6の各現行モデルには、選べる3つの購入サポート特別低金利0.99%/頭金サポート10万円/2年間のメンテナンス延長「AAA Freeway Plus.」からひとつ選ぶことができます。
●期間:2018年4月28日(土)-5月6日(日)
▶ 「Golden Week Festa」特設サイトはこちら
オーナーの見識が光るドライバーズカー
現行Audi A6がいかに優れたアッパーミドル・サルーンであったか、いまも優れたアッパーミドル・サルーンであり続けているか、振り返っておこう。2ℓ直4ターボの4WDモデル、2.0 TFSI quattroに、ごく限られた時間と距離ながら試乗した。
これはきわめて快適なサルーンである。A6では大きすぎるとお考えの方には、そうでもない、と申し上げたい。全長4945×全幅1875×全高1465mm、ホイールベースは2910mmである。たとえばA4と比べると、全長で210mm、ホイールベースで85mm長いものの、全幅と全高はそれぞれ35mmほどしか変わらない。もちろんA4よりも大きいけれど、肝心なことは日常使うのに大きすぎないサイズであるということだ。
アッパーミドル・サルーンは室内のつくりが贅沢なことにある。グレードによってはこれみよがしではない。Audiらしい機能主義、バウハウス的な美学がインテリア空間には貫かれている。その代表がシートである。いまさらシートの重要性を説くまでもないとはいえ、シートは乗員がそのクルマに乗っているあいだ、接し続けている部品である。A6のシートはシンプルなデザインだけれど、厚みがあって体を大きな面でホールドしてくれる。生活のゆとりというのは、クッションのぶ厚いイスに何気なく座ったときに感じるものではあるまいか。
A6にはダッシュからドアまで一体感のあるデザインによる、包まれるような安心感がある。
後席はEセグだけにレッグスペースはもちろんヘッドスペースも十分な広さがある。
トランクはゴルフのフルセットを楽々飲み込む広さがある。特に奥行は充分長い。
2ℓ直4ターボ・ユニットは252psを発揮し、A6を軽快に走らせる。
2ℓターボのquattroはそれまでの2.8ℓV6自然吸気quattroに代わるモデルとして、2015年に登場した。82.5×92.8mmのロング・ストロークで、2.8ℓNAの最高出力204ps、最大トルク28.6kg-mを、悠々上回る252psを5000-6000rpmで、37.7kg-mを1600-4500rpmで生み出し、車重1780kgのボディを軽快に走らせるのに十分なパワー&トルクを備えている。7速Sトロニックとの組み合わせによって、俊敏なレスポンスとエレガントな加速を披露する。
乗り心地は硬めだけれど、Audiドライブセレクトで「コンフォート」を選べば、低速でもタイヤの存在をさほど意識することはない。試乗車はオプションの255/35R20という、450psのS6と同じ超扁平大径サイズをひるむことなく履きこなしている。
後席はヘッドルームを含め、大人が座って余裕があり、トランク・ルームはたっぷりしていてゴルフバッグが楽に収まる広さがある。ヨーロッパのアッパーミドル・クラスの方々がこのクルマでどんな生活を送っているのか。あらゆる天候、様々な路面コンディションで威力を発揮する、アウディ自慢の四輪駆動システム「quattro」であることを利して、峠を超えて北から南、東から西へと縦横無尽に駆け巡っているに違いない。
Audi認定中古車 Golden Week Festa開催
アウディ・ジャパンはゴールデンウィーク中に認定中古車を対象とした特別なフェアを開催します。
期間中は特別価格の車両が用意されるほか、すべてのモデルに1.99%の特別低金利を用意。
さらにAudi TT/A4/A6の各現行モデルには、選べる3つの購入サポート特別低金利0.99%/頭金サポート10万円/2年間のメンテナンス延長「AAA Freeway Plus.」からひとつ選ぶことができます。
●期間:2018年4月28日(土)-5月6日(日)
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text:Kazuhide Ueno(上野和秀) photo:Hidenori Hanamura(花村英典)
取材協力:AudiApproved Automobile豊洲
円熟したAudi A6の認定中古車はいまが狙い目
◇狙い目は後期型
4代目A6は2011年に登場し、当初、駆動方式はquattroのみで、2.8ℓNAと3ℓスーパーチャージャーという、2種類のV6ガソリン・エンジンの設定があった。のちにハイブリッド、2ℓターボのFWDが追加されてラインナップの充実が図られ、2015年にフェイスリフトが実施されている。
本項で特にオススメしたいのは、この2015年発表の後期型の黒バッジをつけた個体である。エンジンはダウンサイジング・ターボの流れを受けて1.8ℓターボのFWDが新たに加わり、前項で述べたように2.8ℓNAは廃止、2ℓターボのFWDが4WDに昇格して新たな主力となっている。3ℓスーパーチャージャーのquattroは継続で、つまり、1.8 TFSI、2.0 TFSI quattro、それに3.0 TFSI quattroの3モデルからなる。ただし1.8ℓターボのFWDの在庫は少ない。
今回、今尾直樹にレクチャーしてくれたAudiApproved Automobile豊洲の大屋さん。
外観上の識別点は、オプションで選べるAudi自慢のマトリックスLEDヘッドライトに尽きる。「カメラで最大8台の前走車や対向車を検知し、刻々と変わる道路状況に合わせて配光を変える」もので、「対向車や前方を走るクルマに直接光を照射しないように自動でコントロールしながら、それ以外の車間エリアや周辺は明るく照らし出します。これにより、煩わしいロービームとハイビームの切り替えは不要となり、快適で安全な夜間走行をサポートします」とAudiのホームページにある。
このシステム、夜、暗い田舎道を走ると感動しますよ、と経験者はいう。対向車以外の周囲を自動的に明るく照らし出すからだ。新車購入時には30万円のオプションだが、A6の認定中古車の90%が装備しているという。
また高価なオプションが付いている個体も、好みに合えば狙い目だ。オプション額がすべて価格に反映されないので、中にはとてもお得なA6が潜んでいる。
ボディ色は白と黒で7割、その7割のうちのおおよそ6割を白が占めている。もし、白と黒、わずかに流通するシルバー以外、たとえばここで紹介しているジャバブラウン・メタリックのような素敵なカラーのA6を見つけたら滅多に出会えないと思ったほうがいい。
◇A4の予算でA6が買える妙味
取材先のAudi豊洲で、A6とA4、2台の例をあげてもらったので紹介しておこう。
かたやA6 2.0 TFSI quattro。初度登録が2016年11月で、走行距離2300km。新車販売価格は763万円である。オプションで、アルミホイール、ETC、ワイヤレス・ハンズフリーシステム、MMI(マルチメディア・インターフェース)、電動シート、本革シート、シートヒーター(フロント)がついていて、493万円。
こなたA4 2.0 TFSI quattro sport。初度登録17年3月で、総距離2000km。新車販売価格726.5万円。比較A6車両と同じオプションに加えて、S-lineが選ばれている。それが548万円!
新車時に36万5000円高く売られていたA6が、その1年数カ月後、36万5000円安かったA4より55万円も少ない予算で購入できるのである。
ショールームで中古車を検索することもできる。
もしも東京-大阪間のような長距離を往復する場合、DセグメントよりEセグメントのほうが疲労が少ないということは一般論としても、体験的にも申し上げることができる。
「A6は中古で購入するというのも実はスマートな選択です」。これはAudi豊洲認定中古車部門の「マスターセールス」大屋崇さんのことばである。
もしもご予定がなければ、このゴールデンウィークにお近くのAudi 正規ディーラーにお出かけになってみてはいかがだろうか。通常より良い条件で購入できる「Audi認定中古車 ゴールデンウィーク・フェスタ」が開かれているからだ。
◇物件紹介 2017 Audi A6 Sedan 2.0 TFSI quattro
外装色:ジャバブラウン・メタリック
内装色:ベージュ・パーシャルレザー
走行:5900km
車検:2020年8月
保証:2022年8月
装着オプション:マトリクスLEDヘッドライト、デコラティブパネル ウォルナットダークブラウン、アシスタンスパッケージ、特別外装色
価格:511万円(税込)
オールロードの特別色であるジャバブラウン・メタリックに塗られたA6セダンは、認定中古車のみならず唯一の存在と思われる。白、黒、そしてシルバーがほとんどを占める中で、滅多に出てこない希少色だ。
実用的なオプションも備わり、A6を存分に楽しむことができる。
Audi認定中古車 Golden Week Festa開催
アウディ・ジャパンはゴールデンウィーク中に認定中古車を対象とした特別なフェアを開催します。
期間中は特別価格の車両が用意されるほか、すべてのモデルに1.99%の特別低金利を用意。
さらにAudi TT/A4/A6の各現行モデルには、選べる3つの購入サポート特別低金利0.99%/頭金サポート10万円/2年間のメンテナンス延長「AAA Freeway Plus.」からひとつ選ぶことができます。
●期間:2018年4月28日(土)-5月6日(日)
▶ 「Golden Week Festa」特設サイトはこちら