男子日本代表・小野寺太志 リモート囲み取材
バレーボール男子日本代表の小野寺太志が7月15日、オンラインによる取材に応じた。新型コロナウイルスで行動が制限される中、”クッキング小野寺”になっていたという。
日本代表ではミドルブロッカーとして、202センチの高さを活かしたブロックとスパイクで活躍する24歳だ。
新型コロナウイルスにより、小野寺は新しいことに取り組んだという。日本代表の活動が大幅に変更や制限され、所属のJTサンダーズ広島でも、バレーボールの練習自体がなかなか行えなかった。しかし、小野寺は「新しい生活リズムになったので、自分の生活を見直す良いきっかけになった」と前向きに捉えた。
そこで始めたのが自炊だった。
「今までは寮や合宿場で食事が提供されていた。JTでいえば食堂がストップしたので、自分でご飯を作ることが生活の中に加わった。体を支える食事を自分で考えて作るというのが、新しいと思ったし、大変でした」
どんな料理が作れるようになったかと聞かれ、苦笑いしながら、まだビギナーであることを明かした。
「料理を作るというよりかは、お肉を焼いて、お米を炊いて食べるくらいな感じで、あまり凝ったものは作っていないです」
JTでの公式プロフィールには、「この世で一番すきなもの」とあり、「母親の手料理」と書かれている。もしかしたら、この自粛期間中におふくろの味を一品くらい習得したかもしれない。
Vリーグ界では、新型コロナの自粛きっかけか不明だが、ウルフドッグス名古屋の前田一誠や、ジェイテクトSTINGSの伏見大和など一部選手たちが、Instagram上で自炊した料理の写真や調理動画の投稿をしている。いずれも見事なできばえで、特に前田一誠が投稿していた一から調理する動画は一見の価値がある。
小野寺が、自身のInstagramやTwitter上で自炊の画像や動画を投稿する日が来るのか。クッキングパパならぬクッキング小野寺がお披露目されるのを、楽しみにしたいファンは少なくないはずだ。