柳田将洋入団会見
6月2日、サントリーサンバーズに3年ぶりに復帰した日本代表の主将・柳田将洋選手がサントリーサンバーズオフィシャルアカウントのインスタライブで入団記者会見を行った。
柳田将洋選手は、「古巣に戻ってこれてとても嬉しい。チャンスをもらえて幸せ」と語った。たこ焼きとお好み焼きでは、どちらかというとたこ焼き派。梅田やなんばにもまた訪れたいとコメントした。途中で偶然体育館に来たロンドン五輪金メダリストのムセルスキー選手とも言葉をかわした。
――3年ぶりのサンバーズだが、日本のリーグに戻ってきた決め手は?
柳田:3年間海外でプレーして、また日本でプレーしたいという気持ちが強くなった。
最初のサンバーズの2年間は正直、自分で納得がいってない。そのときの悔しさを晴らす、そういう意味でもこの選択をさせてもらいました。
――海外でプレーしている間のサンバーズの印象は。
柳田:サンバーズは僕が知る頃からとても熱いチーム。僕が戻ってからもとても熱いチーム。
その一員になれるのはとても楽しみ。
――Vリーグの他チームで対戦したいチームは。
柳田:まずは昨季の覇者、ジェイテクト。西田有志選手がいる。彼を起点に盤石のプレーをしてくると思います。
僕はVリーグは久しぶりですが、チャレンジャーとしてそこに挑んでいきたい。
準優勝のパナソニックJTなど全チーム力がある。その中でチームが目標としているところを達成したい。
――背番号は。
柳田:8番です。
――8番に対する思い入れは。
柳田:サンバーズの在籍していた最後のシーズンは8番。それもオリンピック最終予選で切符を勝ち取れなかったのを思いを込めてつけさせていただいた。そのときもすごく感謝していますし、今季もつけさせていただけることに感謝しつつ、2021年にオリンピックがくるので、このシーズン8番をつけていい結果を出していく。いいイメージの背番号にしたい。
――ムセルスキー選手の名前も出ましたけど、今日本のリーグで、ムセルスキー選手、クビアク選手、カジースキ選手など世界の一流選手がプレーしていることについて。
柳田:今挙げていただいた3選手や、イゴール選手がプレーしているのは、外に出れば出るほどすごいことだとわかりました。
柳田:サンバーズに戻るきっかけの一つはムセルスキー選手がもう1年いると聞いたから。
彼のような選手と一緒にやるのはとてつもなく大きなキャリアになる。「イズム」だったりバレーの知識が自分の財産になると思いました。
クビアク選手やカジースキ選手といったトップ選手と対戦できるのも大切ですが、同じチームではないので、1試合1試合を大切にしていきたい。
――シーズンの目標は。
柳田:リーグが再開されれば3冠を目指すこと。Vリーグの優勝、そして2大会をしっかり勝ち取れば。自分が帰ってきた意味もある。
ムセルスキー:今このコロナ感染の状況の中で、思い通りもいかなかったところもありますが、柳田選手から勇気をもらって、去年より良いシーズンになるようベストを尽くしたい。
――ファンに。
柳田:改めてここに帰ってこれて嬉しい。古巣に戻れるのはなかなかない。
僕を受け入れてくれた組織ファンの皆さんに感謝してプレーしたい。
今この状況なので不安だと思いますが、僕らも同じですし、ひとりひとりが気をつけることによって状況を乗り越えられると思います。
そこはぼくだけでなくサンバーズの一員として尽力したい。これからサンバーズと一緒に頑張りたいと思います。