2021/1/31 久光vsトヨタ車体 会見(トヨタ車体)
2021年1月31日にグリーンアリーナ神戸(神戸総合運動公園体育館/兵庫県)で行われた2020-21 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN、トヨタ車体クインシーズの記者会見コメントをお届けする。
1月31日 久光 3(25-22、25-22、25-11)0 トヨタ車体
トヨタ車体は終始先行され、苦しい展開となった。第1セットは大きくリードをされた状況から、終盤粘り強く差を詰め迫る場面もあったが、第3セットは序盤から突き放されてリードを広げられる展開となり、ストレートで敗戦となった。
●渡邊彩主将
今チームが苦しい状況の中で、対策、ミーティングをしてこうしようということはありましたが、それがやりきれなかったり、自分たちがサーブで崩されてしまい、なかなかリズムに乗り切れずに相手にいいようにやられてしまいました。来週に向けて前向きに立て直していきたい思います。
●山形理沙子選手
クインシーズの強みであるサーブとブロックを出す前に、今日は久光の方からサーブで攻められ、レシーブで崩されました。セッターとしては1本目の質を上げるのもそうですし、どういう状態でもスパイカーが選択肢を持てる状況にさせていきたいと思います。
――山形選手のセッターとしての特徴と、途中出場となったが、どのように入ろうとしたか?
山形:私が出た時は(荒木)絵里香さんや彩さんのミドルの高さを生かした攻撃パターンを持っているのと、相手のブロックをかいくぐるというよりも、スパイカーがフルスイングして思い切り打てるトスを上げようとしています。
途中で入るというのは苦しい状況の中であるので、選手と目を合わせることであったり、コミュニケーションをスパイカーととるということをやっています。
――渡邊主将に。山形選手が入ってくるとMB(ミドルブロッカー)を使うことが多くなるが、心理面で変わるところは? また、山形選手と第2セットで会話をしていたが…?
渡邊:心理的には今スターターで出ているポーンプン(グーパート)選手は外国人選手なので、細かい、自分が遅れた時などのコミュニケーションはなかなか難しい部分があります。リア(山形選手)やシュウ(山上有紀選手)が入ってきたときの細かいコミュニケーション、こうなったらこう上げてくれるというところが心強いと思いますし、打数が増えるので、「自分が決めたい」だとか「持ってきてもいいよ」とか言いやすいです。ディフェンスもよいので、自分は(ブロックの時)クロスを任せられます。
タイムアウトの時は、相手がBクイックに対して2枚ヘルプがあったので、ミドルに入ってレフトやファーサイドが有効だという会話でした。
――第3セットは山形選手のトス配分に久光が対応してきたように見えたが?
山形:第1、2セットが経過していく中でニアサイド、近い方に上げる傾向を分析されているように見えました。相手のMBがアジャストしてきていたので、(今後は)遠い方に上げたり、MBを使ったり、選択肢を持ちたいなと思います。