東妻勇輔 - 東妻純平
出身地:和歌山県
兄の勇輔は、1996年4月4日生まれの24歳。身長172センチ、体重80キロ。智弁和歌山高、日本体育大を経て、2018年ドラフト2位で千葉ロッテマリーンズに入団した右腕だ。
大卒1年目から24試合に登板し、プロ初勝利を含む3勝を挙げた。昨季は13試合と登板機会を減らしたものの、防御率は前年4.71から3.00へと良化させた。
一方弟の純平も、兄と同じ智弁和歌山高出身。身長172センチ、体重81キロ。2001年7月3日生まれと兄とは5歳離れている。2019年ドラフト4位で横浜DeNAベイスターズに入団した捕手で、こちらは高卒でプロ入りを果たした。
ルーキーイヤーの昨季は、ファームで32試合に出場し、打率.070(57打数4安打)とプロの壁にぶつかっている。
川瀬晃 - 川瀬堅斗
出身地:大分県
兄の晃(ひかる)は、1997年9月15日生まれの23歳。身長175センチ、体重69キロ。大分商から2015年ドラフト6位で福岡ソフトバンクホークスに入団した内野手だ。
2018年に1軍デビューを果たすと、昨季は自己最多の70試合に出場。打率.191と打撃には課題を残すものの、主に遊撃手として1軍戦力に名を連ねた。通算成績は、112試合の出場で、打率.188(207打数39安打)、0本塁打、13打点、4盗塁、OPS.474(出塁率.242+長打率.232)となっている。
弟の堅斗は、2002年6月18日生まれの18歳。身長183センチ、体重86キロと、兄と比べて大柄な体格だ。大分商から2020年育成ドラフト1位でオリックス・バファローズに入団し、投手としてまずは支配下登録を目指す。
アルバート・スアレス - ロベルト・スアレス
出身地:ベネズエラ共和国ボリバル州
兄のアルバートは、1989年10月8日生まれの31歳。身長190センチ、体重106キロの右腕。ヘススデナザレ高出身で、2006年にタンパベイ・デビルレイズ(現レイズ)と契約。2016年にサンフランシスコ・ジャイアンツでメジャーデビューを果たした。
ヤクルトでは2019年からプレー。1年目は4試合の登板にとどまったが、2年目は12試合に登板。4勝4敗、防御率2.67の成績を残した。
弟のロベルトは、1991年3月1日生まれの29歳。身長188センチ、体重95キロの右腕だ。セシリオアコスタ高出身で、来日前はメキシカン・リーグでプレーしていた。
2015年オフに福岡ソフトバンクホークスに入団。1年目に58試合に登板し、26ホールド、防御率3.19の成績を残した。しかし、右肘靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)の影響もあり以降は不本意な成績となったが、19年オフに阪神タイガースへ移籍。新天地で成績をV字回復させ、守護神として25セーブ、防御率2.24と安定感を見せた。
また2020年は、10月19日に行われたヤクルト対阪神(甲子園)で兄弟揃って登板。プロ野球史上初となる「外国人兄弟投手の同一試合登板」を達成した。
髙濱卓也 - 髙濱祐仁
出身地:佐賀県
兄の卓也は、1989年7月6日生まれの31歳。身長184センチ、体重84キロ。横浜高から2007年高校生ドラフト1巡目で阪神に入団した内野手。2011年からロッテに戦いの場を移した。
ロッテでは移籍1年目から1軍初出場を含む19試合に出場。16年には自己最多となる53試合に出場するなど徐々に出場機会を増やした。しかし、同年を境に再び出番は減少。2020シーズンからは育成契約となり背番号は現在3桁「127」となった。通算成績は、195試合の出場で、打率.222、83安打、3本塁打、28打点、OPS.559(出塁率.260+長打率.299)となっている。
一方の弟・祐仁(ゆうと)は、兄の7個下で1996年8月8日生まれの24歳。身長185センチ、体重90キロ。同じく名門・横浜高から2014年ドラフト7位でプロ入りを果たした。
北海道日本ハムファイターズでは、1年目から1軍での出場を経験。2019年オフには育成契約となったが、20年途中に支配下復帰。新背番号「91」をまとい、自己最多の10試合に出場。19打数6安打と結果を残し、契約を勝ち取った。通算成績は、14試合の出場で、打率.250。
田中広輔 - 田中俊太
出身地:神奈川県
兄の広輔は、1989年7月3日生まれの31歳。身長171センチ、体重84キロ。東海大相模高、東海大、JR東日本を経て、2013年ドラフト3位で広島東洋カープに入団した内野手だ。
広島では1年目から110試合に出場するなど即戦力として活躍。2016年から18年まで3年連続全試合出場を果たした不動のショートだった。しかし、19年に打率.193と大不振に陥り、若手に出場機会を多く譲った。それでも昨季は持ち直し、112試合に出場。レギュラーの座を取り返した傍ら、選手会長としてもチームを支えている。
通算成績は、889試合の出場で、打率.264、858安打、59本塁打、304打点、127盗塁、OPS.734(出塁率.352+長打率.382)。
弟の俊太は、1993年8月18日生まれの27歳。身長178センチ、体重82キロ。兄と同じく東海大相模高、東海大を経て、日立製作所で社会人野球も経験した。2017年ドラフト5位で読売ジャイアンツに入団すると、1年目で自己最多の99試合に出場した。
昨季は自己最少となる48試合の出場にとどまったものの、打率(.265)、長打率(.368)、出塁率(.346)など課題の打撃で自己最高の数字とした。オフに、梶谷隆幸外野手のFA人的補償としてDeNAに移籍。新天地での活躍が期待されている。
通算成績は、209試合の出場で、打率.239、108安打、7本塁打、32打点、10盗塁、OPS.643(出塁率.307+長打率.336)となっている。
則本昂大 - 則本佳樹
出身地:滋賀県
兄の昂大は、1990年12月17日生まれの30歳。身長178センチ、体重82キロ。滋賀・八幡商、三重中京大を経て、2012年ドラフト2位で東北楽天ゴールデンイーグルスに入団した右腕だ。
楽天では、1年目から15勝を挙げるなど新人らしからぬ投球を披露し、田中将大らとともに楽天を球団創設後初となる日本一へと導いた。田中がメジャー移籍したあとも、チームの中心として投手陣を牽引。新人から6年連続2桁勝利を達成し、その間最多奪三振のタイトルを5度獲得した。
しかし、ここ2年間は右肘手術の影響もあり、5勝ずつにとどまった。2020年は防御率も自己ワーストとなる3.96となるなど、不本意な成績となっている。今年は、田中の電撃復帰を受けて、再び真価を発揮できるか。
通算成績は、195試合の出場で、85勝70敗、29完投、11完封、1350奪三振、防御率3.12となっている。
弟の佳樹は、1994年5月14日生まれの26歳。身長174センチ、体重79キロ。北大津高、近畿大、山岸ロジスターズを経て、2018年育成選手ドラフト2位で楽天に入団した、こちらも右腕だ。
1年目の2019年は、ファームで5試合(5投球回)に登板し、防御率3.60の成績。昨季はファームでも出場機会はなかったが、秋季教育リーグ(第17回みやざきフェニックス・リーグ)に参加し、リリーフで9試合に登板するなど経験を積んだ。