2月8日の「サワコの朝」のゲストは、元なでしこジャパンの丸山桂里奈さん。2011年にドイツで開催されたFIFA女子ワールドカップでは、途中出場した丸山さんが運命の決勝ゴールを決め、チームで国民栄誉賞を受賞しました。引退後は、タレントとしてバラエティ番組で大活躍。独特の言い回しとぶっちゃけたキャラで、老若男女を問わずに幅広い層から人気を集めています。番組では、テレビで見せる笑顔に隠れた丸山さんの数々のドラマにサワコが迫りました。
バラエティでもゴールを連発!独特の丸山ワールド
持ち前の明るさで今やバラエティ番組に引っ張りだこの丸山さん。番組冒頭のイス選びで「丸山なんで丸いイスにします」と早速そのユーモアを発揮すると「現役時代は、大人っぽい人だという印象だったけど...。おでこ出していたせいもあるのかな?」というサワコの問いに「おでこを出すと戦闘モードになる」と、独自の世界観を展開。現在、前髪を下ろした髪型にしていることについて「(現役時代)ずっとおでこ出し続けちゃって。おでこも休みたいじゃないですか?おでこからしたら、多分、今はもう、のれんがかかっているっていう状況で休んでいるんです」と説明し、丸山ワールドを炸裂させました。そんな、独特の表現が一段と輝くバラエティ番組での活躍に、「本当にサッカーをやってたの?って言われるんですよ」と複雑な近況を吐露した丸山さん。
「謙遜したいですけど、めちゃくちゃうまいんですよ!サッカー」と叫ぶと「サッカー教室とかやっても子どもの質問がサッカーのことじゃなくて...。国民栄誉賞も返した方がいいよって言われるんです」と訴える丸山は、「言っちゃなんですけど、世界的に驚かせるようなゴール決めたんですよ!」と励ますサワコに感謝を告げるも、最後は「自分も錯覚しちゃってる。分からなくなっちゃってるんで。サッカー選手だったこと...」と言い笑いを起こしました。そんな丸山さんは、チームでも盛り上げ役だったそうで「18歳の時からこれ1本でやらせていただいてます」というとっておきのモノマネ、いっこく堂さんのネタを披露。予想を遥かに上回るクオリティの高さでサワコを驚かせると「サッカーから離れたところで"何かやって"っていうときに全力を出してやってました」と、バラエティでの活躍の原点とも言えるエピソードを語りました。
佐々木監督の予言が的中!?ドイツ戦での劇的ゴール
現役時代は、スタメンではなく "スーパーサブ"として活躍した丸山さん。"スーパー"がつくサブはサブの中でもトップだと話し「基本的に一人しかいないんです。佐々木監督に"本当のスーパーサブだよ"って言われて。」と言うと「一人しかいないから凄いかっこいいポジションだなと思ってる」と、監督から与えられた誇りある自身の役割について話しました。続けて「もちろん、スタメンで出たいって思う気持ちはありましたけど」と前置きした上で「逆にスタメンって別にスペシャルだと思ってなかったんです。"スーパー"付いてないし(笑)」と独自の価値観を語ると、ワールドカップ・ドイツ戦で円陣を組んだ際に佐々木監督から「歴史を変えるのはお前しかいないからね」、「点を決めるのは絶対お前だ」と、予言のような"スーパー激励"を受けていたことを明かしました。
そんなワールドカップへの想いは誰よりも特別だった丸山さん。理由は、ワールドカップの数ヶ月前に起きた東日本大震災にありました。震災の2年前まで、福島第一原子力発電所に勤務しながらサッカーに励んでいた丸山さんは、ワールドカップ中も敢えて震災の映像を観ていたと言い、「普通は、モチベーションが上がるシュートシーンとかを見るんです。でも、ずっと震災の映像。本当にピッチでしっかりプレーしないといけない」と、悲痛な思いをバネに闘い抜いたと話しました。その後、当時の職場の上司で今は亡き吉田昌郎元所長との思い出を語った丸山さんは、あのゴールは「吉田所長、福島の人を含めた色んな人の力が光に乗ったゴール」と解説。「ゴールをパッて見た時に光が走ったんです。そのままのイメージで蹴ったら入った」と話すと、入ったことも分からなかったほど不思議な時が流れたと、その瞬間を振り返りました。
「サワコの朝」はインタビューの達人・阿川佐和子が土曜の朝に素敵なゲストを迎えて送るトーク番組です。MBS/TBS系で毎週土曜あさ7時30分から放送中。ゲストの心に残る音楽と秘蔵トークをお楽しみに!
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