AAR Japan「難民を助ける会」は、「Campaign to stop killer robots(キラーロボット・反対キャンペーン)」の創設者らを講師に迎え、最新の禁止運動の現状や課題について講演するシンポジウムを2月19日に、立教大学 池袋キャンパスで開催することを発表した。
キラーロボットとも呼ばれる自律型致死兵器システム「LAWS」は、人間の介入・操作なしに攻撃目標を定めて、人を殺傷する自律型のAI兵器。核兵器に次ぐ兵器革命をもたらすと、危険性に警鐘を鳴らす人も多い。まだ実戦投入はされていないものの、米国やロシアなど十数ヵ国が開発中で、近い将来、実戦で利用される可能性が懸念されている。
こうした動きを前に、LAWSの規制のための国際会議が開催され、「AAR Japan(難民を助ける会)」も運営委員を務めている。こうして世界的なNGOの連合体「キラーロボット・反対キャンペーン」が中心となり、実戦投入前にキラーロボットの禁止条約策定を呼びかけるなどの国際的な動きが進んでいる。
今回の討論会では、LAWSの規制に向けたアジア地域会合が2月に日本で開催されるのを機に、「Campaign to stop killer robots(キラーロボット・反対キャンペーン)」の創設者らを講師に迎え、最新の禁止運動の現状や課題について講演する予定(講演内容は同時通訳予定)。
また、国連の軍縮部門のトップに日本人として初めて就任した、中満 泉氏(国連軍縮担当事務次長・上級代表)からのビデオメッセージの放映も予定されている。
同討論会は、2019年2月19日(火)、午後6時30分〜午後8時30分、立教大学 池袋キャンパス マキムホールM201教室で行われる。参加費は無料。事前申し込みは不要で、定員は200人。
(山田 航也)