(株) JAPAN MUSIC MUSEUM(TDB企業コード:038016394、資本金1億円、登記面=東京都港区南青山2-2-15、代表西坂正造氏)は、12月25日に金沢地裁より破産手続き開始決定を受けた。
破産管財人は細見孝次弁護士(石川県金沢市尾張町1-2-23、ネクスト法律事務所、電話076-261-6670)。財産状況報告集会期日は3月12日午前10時15分。
当社は、2013年(平成25年)11月創業、2015年(平成27年)6月に法人改組。アメリカでのロックの殿堂受賞式典の授賞式や受賞ライブ映像、殿堂入りしたアーティストの写真などを展示する『ロックの殿堂ジャパンミュージアム』の運営を手がけていた。2016年に同ミュージアムを金沢市にプレオープンさせた後、2017年9月からは、東京・有楽町にて同ミュージアムを期間限定で開設していた。そのほか、移動型ミュージアムとして、ショッピングモール内に日本人ミュージシャンを特集した展示会も行い、あわせてグッズ販売なども行っていた。
しかし、想定した集客に至らず、業績は低迷。東京・有明エリアに常設での同ミュージアム開設を目指していたが、イベントの開催有無により収益が変動するなか、ミュージアム開設費用として資材や施工費用など支払いが先行し、赤字決算を散発していた。こうしたなか、常設での同ミュージアムの開設のメドが立たなくなり、2019年春ごろに事業を停止し、ここにきて今回の措置となった。
負債は現在調査中。