前回ご紹介したお守りレシピに引き続き、今回は「ひたすら野菜を刻む」「好きな香りを嗅ぐ」「ティッシュをちぎる」の3つをご紹介します。
単純に手を動かし続ける作業や、好きな香りでいつの間にか気持ちが落ち着くので、心がザワついていたり、息が詰まりそうなときのお守りレシピになるかもしれません。
教えていただいたのは
伊藤絵美さん Emi Ito
1967年生まれ。公認心理師、臨床心理士、精神保健福祉士。カウンセリングの専門機関「洗足ストレスコーピング・サポートオフィス」所長。クライアントへのカウンセリングのほか、企業研修やセミナー、ワークショップを積極的に開催。『セルフケアの道具箱 ストレスと上手につきあう100のワーク』(晶文社)など著書も多数。
ひたすら野菜を刻む
キッチンに立ったとき、調理の単純作業に没頭してみましょう。野菜をひたすらみじん切りしてみるのもいい方法。
切るのがあまり難しくない野菜を選んで。その後、どんな料理を作るかは事前に決めておいてくださいね。
好きな香りを嗅ぐ
アロマテラピーともいえますが、自分の好きな香りを嗅ぐと思わずホッとするもの。
慣れている人はアロマオイルやコロンなどでもいいし、好きな香りのハンドクリームやリップクリームを持ち歩いて時々嗅いでもOK。
ティッシュをちぎる
単純に手を動かし続ける作業には瞑想効果があり、心を落ち着かせるのに役立ちます。
1枚のティッシュを細くちぎってちぎってちぎりまくるとか、いらない紙をはさみでチョキチョキ切り刻むとか。
梱包用エアパッキンのプチプチを端からつぶしまくるのにも、同様の効果があります。
イラスト/雨月 衣 指導・監修/伊藤絵美(洗足ストレスコーピング・サポートオフィス) 構成・原文/蓮見則子