9月1日は防災の日。1年に1度、防災用品を見直す方も多いのではないでしょうか?
しかし、その中で頭を悩ませるのが、水の置き場。家が狭かったり、収納スペースが少ないと、どこに置いたらいいか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、防災士・香村 薫さんが実践する水のストック方法をご紹介。ミニマムな暮らしの中に、「もしも」の備えを取り入れる達人です。
いつも飲む水を非常用に多めにストック
長期保存できる非常用の水をストックしている方も多いかもしれません。しかし、香村さんはあえて用意していないそう。
「気がつくと期限切れになっていたことがあって。以来、いつも飲む水を非常用にも使えるよう多めにストック。収納は、ソファ下など家族が手にしやすい場所に。飲みたいときに勝手にとってくれるので私も楽です」。
ソファ下にずらりと並べる
ソファ下に並んだ水。「お客さまがみえるときは、ぐっと奥に押してしまえば隠せます。ほかにも、ベッド下やクローゼットのわきなどのすきまでも◎」。
ソファわきのサイドテーブルに
ソファわきのサイドテーブルの下にも飲み物を収納。「特に子どもが好きな炭酸飲料やジュースなどを。多少とりにくい場所でも、自分で持ち出してくれるんです(笑)」。
ゼリーや飲料水もストック
水のほかにも、ゼリー飲料や豆乳もソファ下にストック。「ふだんの料理に使ったり、子どもが部活に持っていったり。ソファ下なら、残量もすぐに確認できます」。
「私が提案しているのは『もしもの備えを日常でも使う防災』です」と香村さん。「非常食や防災用品をふだんから使えば、モノを増やさずミニマムにできます」という言葉に納得です。
減ったら補充を心がければいいだけなので、気持ちもラク。非常用の水の置き場に悩んでいる方は、真似してみてもいいかも!?
教えてくれたのは……
香村 薫さん
家事研究家。ライフオーガナイザー・防災士。夫と小ども3人の5人暮らし。トヨタグループ出身の経験をもとにした効率的な家事や片づけ術、ミニマムに暮らす様子が人気。近著に『名もなき家事をサクッと解決します!』(実務教育出版)。