気温が上がり始める季節に発生する、厄介者の蚊。今回は、庭やベランダなどでできる蚊の対策方法をいくつか紹介しよう。蚊の対策には、蚊の幼虫であるボウフラの段階で駆除を行うことが大切。いますぐ試せる方法ばかりなのでチェックしてほしい。
1. 蚊を媒介した感染症予防にはボウフラ駆除を
病原体を持った蚊に刺されると、蚊を媒介してデング熱や日本脳炎などの感染症を発症する場合があり、かゆくなるだけではすまない可能性がある。蚊の発生を抑制するには、蚊の幼虫であるボウフラへの対策を行うことが有効だ。蚊が卵の状態から幼虫であるボウフラになるまで1.5日。そこから2週間弱で成虫になる。気温が高くなる時期にボウフラ対策を行い、蚊の大量発生を抑えよう。
2. ボウフラ対策のポイントは「水」が溜まる場所
蚊は水中に産卵するため、「水のあるところ」へ対策を施すことが蚊の抑制につながる。自宅の庭やベランダに以下のようなポイントがないか確認しよう。・水溜まり・庭の池や水槽・浄化槽や下水溝・鉢植えの受け皿・空き缶や空き瓶・ベランダの排水口やジョウロ、バケツ・屋外で保管しているタイヤ など
3. 試しやすいボウフラ対策はコレ!
まずは、前項で紹介した水が溜まりやすいポイントをできる限り撤去しよう。撤去が難しい場所は、水1Lに対して20枚程度の10円玉か銅板を入れておく。すると水中に溶け出した銅イオンの力でボウフラの成長を抑制できる。そのほかには、ボウフラ用の殺虫剤を使うのもおすすめだ。また、水槽や池でボウフラの天敵であるメダカや金魚を飼育するのも、ボウフラ対策につながる。
結論
皮膚がかゆくなるだけでなく、病気の感染源にもなり得る蚊。蚊を完全に駆除することは難しいが、できる範囲の対策をすることが大切だ。自宅の周辺に蚊が発生しやすいポイントはないかチェックし、快適に気温の上がる季節を過ごそう。