小腹が空いた時や、口寂しい時にあると便利なグミ。普段は市販のグミを購入している人も多いと思うが、じつは非常に簡単な手順でグミを手作りすることができる。本記事では、グミを作るための方法やコツを解説していくので、グミが好きな人や手軽に作れるお菓子のレパートリーを増やしたい人はぜひ参考にしていただいたら幸いだ。
1. グミの食材の選び方
グミを作るにあたってまず重要になるのが、ほどよく硬い食感を出すのに欠かせないゼラチンと、味をつけるジュースの選び方である。それぞれどのようなポイントに注意しながら選べばよいか解説していこう。
ゼラチンは粉タイプのものを選ぶ
ゼラチンには粉タイプ、顆粒タイプ、リーフタイプといった種類が存在するが、グミを作る場合は粉タイプがおすすめである。分量を細かく計ることができ、扱いやすいため初心者向きのゼラチンでもあるのだ。ただし、水の量やゼラチンをふやかす際にいくつか注意すべきポイントもあるため、作り方の手順を解説しながら後述していく。
グミの味つけにはジュースがおすすめ
ゼラチン自体に味はついていないため、ジュースを使ってグミの味つけをするのがおすすめだ。カルピスやコーラ、オレンジジュース、リンゴジュース、ブドウジュースといったように、好みのジュースを使って味つけをするとよい。
2. グミを作る際の下処理のコツ
グミを作る時は、まずゼラチンをふやかす作業をしておくとよい。粉ゼラチンを使う場合はダマを作らないためのポイントをおさえておくと、食感のよいグミを作ることができるので、解説していこう。
ダマにならないゼラチンのふやかし方
まず粉ゼラチンを水でふやかしていく。粉ゼラチンが入っている容器に水を一気に入れてしまうとダマができやすくなってしまう。そのため、粉ゼラチン全体に水をふりまくような形で加えていこう。また、水を一度に全量加えるのではなく、水を少量加えてから混ぜ、さらにまた少量加えて混ぜて...といったように様子を見ながら混ぜていくのがポイントだ。
ダマができてしまった時の対処法
もし、ゼラチンを混ぜている途中でダマができてしまった場合は、いったん60℃程度の温度で湯せんをすると改善できる。湯せんをしてもダマが残ってしまう時は、もう一度粉ゼラチンをふやかすところからやり直してみるのも重要だ。
3. グミの簡単な作り方
ゼラチンの準備ができたら、グミの材料を混ぜ合わせて冷やしていこう。以下の手順通りに行えば、グミを綺麗に作ることができるので、ぜひ試してみてほしい。
材料を混ぜる
小さめの容器にふやかしたゼラチンと好みのジュースを入れてよくかき混ぜる。次に砂糖を入れて混ぜたら電子レンジで30秒ほど加熱しよう。白や透明に近い色のジュースを使用する場合は、食紅を少量だけ混ぜて好きな色をつけるのもおすすめである。
型に入れて冷やす
グミの材料が混ぜ合わさったら、型に流し込んで冷蔵庫で冷やそう。そのまま型に流し込んでしまうと、グミを型から外す際に綺麗に取れない可能性もあるため、念のため型にサラダ油かバターを塗っておくことをおすすめする。冷蔵庫で20~40分ほど冷やし、グミが固まったら完成だ。
4. グミを作る際に使える裏ワザ
グミはジュースを使って味つけをするのがおすすめだと先述したが、ジュースがなくてもほかのものを代用して味つけをすることができる。
たとえばレモン汁と砂糖を多めに入れるだけで、さっぱりとした味わいのレモングミが作れるし、フルーツジャムなどもグミの材料として使うことができる。必ずしも「ジュースを使わないといけない」というわけではないので、自分の好みに合うジュースがない場合は、ほかのもので代用する方法も視野に入れてみよう。
お菓子作り用の型がない時の裏ワザ
チョコレートやグミなどに使えるお菓子作り専用の型を使うのが好ましいが、もしそのような型が用意できない場合は製氷皿を代用する方法もおすすめだ。
もしくは、大きめのタッパーにグミの材料を注いで冷やし、型から外したあとにナイフで一口サイズに切り分ける方法もよいだろう。
結論
ゼラチンのふやかし方のコツさえおさえてしまえば、グミは簡単に作ることができる。 自分好みのジュースや食紅を使って、自由に味や色をつけられるのも手作りグミの魅力といえるだろう。子どもでも簡単に作ることができるため、親子でお菓子作りにトライするのもおすすめだ。