手作りクッキーに挑戦したいけど、時間もお金もかかるし、上手にできるか心配だ。という人にぜひ作ってもらいたいのが、ラングドシャだ。難しい工程もないので、初めてのお菓子作りや子どもと一緒に手軽に挑戦できる手作りお菓子のひとつだろう。
1. 基本のラングドシャの作り方
まずはラングドシャの基本の作り方を教えよう。
材料
ラングドシャを作るのに必要な材料はクッキー約20枚分で、卵白1個分、グラニュー糖、バター、薄力粉、バニラエッセンスだ。基本的な材料ばかりなので、材料費もあまりかからないのがラングドシャを作る際のメリットだ。
作り方
薄力粉をふるっておき、卵白とバターは常温に戻し、オーブンを170℃に予熱しておく。バターをクリーム状になるまで練る。グラニュー糖をバターに少しずつ加え、白っぽく、ふんわりするまで泡立てる。卵白を少しずつ加え、バニラエッセンスを加える。薄力粉を入れたらゴムベラなどでさっくり混ぜ、全体に粉が混ざったら、生地を絞り袋に入れてオーブンシートを敷いた天板に、絞っていく。予熱しておいたオーブンで10分焼いたら完成だ。
2. ラングドシャを美味しく作るポイント
美味しいラングドシャを作るにはいくつかポイントがある。まず、生地を練る際に空気を含むように混ぜると、さっくりとした食感になる。さらに天板に絞り出す際に、厚く絞るとふんわりとしたラングドシャになり、薄く絞るとカリカリとした食感のラングドシャになるのだ。絞り出す厚みを変えるだけで、いろいろな食感が楽しめるのもラングドシャを手作りする際のメリットだ。
洋酒を入れて大人ラングドシャ
基本のラングドシャはバニラエッセンスを入れるが、より大人風味のラングドシャにするにはバニラエッセンスを洋酒に変えるのがおすすめだ。洋酒を少量垂らすだけでほんのり大人風味のクッキーになるのだ。さらにおすすめの作り方は、バニラビーンズのさやを1週間ほど好みの洋酒に浸けておく方法だ。バニラの風味に洋酒がふんわりと香り、本格的な大人味のラングドシャになる。
3. ラングドシャのアレンジレシピ
シナモン風味のラングドシャ
ラングドシャにシナモンを加えることで、アクセントになり、一風変わった味わいになる。作り方は、基本のラングドシャのバニラエッセンスをシナモンパウダーに変えるだけだ。シナモンパウダーは、コーヒーや紅茶に加えることでもアクセントに。また、トーストにふりかけるだけでシナモンの香りが漂うワンランクアップした味わいになるので、おすすめだ。
米粉のラングドシャ
ラングドシャを作る際は、薄力粉を使うが、米粉に変えることでよりサクサクとしたくちどけのよい食感になる。作り方は、常温に戻したバターをクリーム状になるまで混ぜ、粉糖、塩、バニラオイルを加えて空気を入れながらふんわり混ぜる。さらに卵白を加え、次に米粉とアーモンドパウダーを加え粉っぽさがなくなるまで混ぜたら、絞り袋に入れて絞って焼くだけだ。
ラングドシャのブーケ
ラングドシャは薄く焼くことで、さまざまな形にアレンジできる。ロールしてブーケの花束のような形にして味わうのもおすすめだ。作り方は、基本のラングドシャをオーブンシートに絞る際に、より薄くなるように小さじ1ぐらいをスプーンの背で伸ばし、薄く均一にのばす。それをオーブンで焼き、焼きあがったら熱いうちに1枚ずつ生地をブーケを包むように巻くだけだ。巻く際は、コルネの型などに巻き付けていくのもいいだろう。
ラングドシャはできたての熱い状態なら柔らかく、形を自由自在に変えることができる。その際、熱いのでくれぐれも火傷には注意しよう。クルクルと巻いてブーケの形になったラングドシャはそのまま食べてもよいが、真ん中にチョコレートクリームや生クリームを入れ、フルーツなどを飾って味わうのもおすすめだ。
結論
ラングドシャは、材料を混ぜる際にふんわり空気を入れながら混ぜるだけで、簡単に美味しく作ることができるクッキーだ。バニラエッセンスをほかのものに変えるだけでも、さまざまな味わいのラングドシャを作ることができるだろう。さらに厚さによって食感なども変わってくるので、いろいろなラングドシャを手作りして味わってみるのがおすすめだ。