蚊の幼虫のことをボウフラという。ボウフラ対策を講じておくことは、蚊の発生を抑制することにつながる。ボウフラの発生を防ぐためには「水」がキーワードとなる。では、具体的にどこにどのような対策を講じておけばよいのだろうか?今回は蚊の対策方法を4つ紹介していこう。
1. 対策1.水場は撤去する
ボウフラ対策の第一歩として、まずは雨水が溜まりやすいジョウロやバケツ、空き瓶などをできる限り撤去しておこう。なぜならボウフラは、溜まった雨水の中に産卵するからだ。
2. 対策2.銅板や10円玉を入れておく
睡蓮鉢などの撤去が難しい場所へは、銅板や10円玉を入れておく方法がおすすめだ。水中に溶け出す銅イオンが、ボウフラの成長を抑制する。ただし10円玉を使う場合は、錆が発生したり、1Lにつき20枚程度必要になったりするため、理解したうえでご判断いただきたい。銅板であれば、ホームセンターなどで簡単に手に入る。
3. 対策3. 殺虫剤を溶かしておく
ボウフラ対策用の殺虫剤は、顆粒や錠剤、液体などさまざまだ。魚や植物を育てている場所に使用可能か、さらには効果が持続する期間、適用範囲・場所などは商品によって異なるため、購入前にパッケージを確認しておこう。
4. 対策4. メダカや金魚を飼育する
金魚あるいはメダカといった魚はボウフラにとって天敵といわれている。水槽や池でこれらを飼育しておけばボウフラ対策になるだろう。ただし、ボウフラが大量にいる場合やメダカあるいは金魚が小さすぎる場合、食べきれずに生き延びてしまうことも考えられる。
結論
ボウフラ対策を講じておくことは、感染症の媒介者である蚊の発生を抑制することにもつながる。ベランダや庭などに水場がある場合、可能な範囲で撤去しておこう。撤去できない水場には、10円玉でできる簡単な対策もある。そのほか殺虫剤なども効果的だ。