菜食主義者の中で肉類の代用として注目されているジャックフルーツだが、どんなフルーツなのか知っている人は少ないだろう。今回は、ジャックフルーツとはどんなフルーツでどんな栄養がある食べ物なのか見てみよう。また、食べ方や食べる際の注意点なども紹介するので、ぜひ参考にしてほしい。
1. ジャックフルーツの基本
ジャックフルーツとはどんなフルーツで、なぜ人気なのかを見てみよう。
ジャックフルーツとは?
ジャックフルーツとは、南国のフルーツで日本ではパラミツと呼ばれている。世界一大きい果実といわれており、重さが30kg以上のものもあるようだ。また果肉には酸味はなく弾力があり、肉のような食感といわれている。
なぜ最近人気なの?
果肉が肉のような食感をしていることから、ベジタリアン向けの代替ミートとしてアメリカで注目されたことがきっかけで有名になったとされている。
2. ジャックフルーツの栄養
ジャックフルーツがどのようなフルーツなのか分かったところで、今度は栄養について見てみよう。以下では100gあたりの栄養を記載する。(※1)
- 炭水化物...24g
- タンパク質...1.5g
- 脂質...0.3g
- ビタミンC...6.7mg
- マグネシウム...37mg
- カルシウム...34mg
- リン...36mg
- カリウム...303mg
ミネラルやビタミンが豊富に含まれており、栄養価が高いと分かる。
3. ジャックフルーツのカロリーと糖質
今度はカロリーと糖質がどのくらいかを見てみよう。以下では100gあたりのカロリーと糖質を記載する。(※1)
- カロリー...94kcal
- 糖質...22.4g
フルーツの中ではややカロリーも糖質も高めで、濃厚な味わいが想像できるだろう。
4. おすすめのジャックフルーツの食べ方
ジャックフルーツに含まれている栄養素やカロリーなどが分かったところで、今度は食べ方について見てみよう。
生で食べる
熟れているものならば、フルーツとしてそのまま生で食べるのがおすすめだ。甘くはないが食感がシャキシャキしているので食べやすい。
ドライフルーツにして食べる
ジャックフルーツを干してドライフルーツにし、そのまま食べたり料理に使ったりするのもおすすめだ。
チップスにして食べる
チップスにしておやつとして食べると、においも消えるので初めての人でも食べやすい。
カレーやシチューに入れる
カレーやシチューに、肉の代わりに入れて食べる方法もある。
5. ジャックフルーツはどこで販売している?
ジャックフルーツは昨年輸入が解禁されたため、輸入品を扱う小売店などで販売しているだけではなく、一般のスーパーでも置いているところが増えてきている。ネットではアマゾンなどで皮付きのままや、ドライフルーツとして販売されている。とはいえ、なかなか見かけない珍しいフルーツなので、見つけたらぜひチャレンジしてみてほしい。
6. ジャックフルーツを食べる際の注意点
ジャックフルーツの食べ方や販売している場所が分かったところで、今度は食べる際の注意点を見てみよう。
アレルギーがある人は注意
ジャックフルーツを食べる際は、シラカバアレルギーの人は避けたほうがよい。(※2)
気をつけて切る
ジャックフルーツは樹脂が多く、ナイフや包丁がべたべたになり切り分けるのが大変なのでケガなどには十分に注意しよう。
結論
ジャックフルーツとは日本ではパラミツと呼ばれ、世界一大きい果実だと分かった。また、ベジタリアン向けの代替ミートとしてアメリカで注目され、昨年輸入が解禁されたことにより日本でも手に入るようになった。しかし、アレルギーのある人は避けたほうがよい。このことを参考に、ジャックフルーツを食べてみてはいかがだろうか。(参考文献)
※1参照:Nutrition Data 「ジャックフルーツ、生の栄養成分とカロリー」
https://nutritiondata.self.com/facts/fruits-and-fruit-juices/1930/2
※2参照:婦人画報 「【とんかつ風パラミツのレシピ】パラミツ(ジャックフルーツ)とは? 食べ方、栄養価」
https://www.womenshealthmag.com/jp/food/a63293/jackfruit-nutrition-20180501/#link2