Yogiboヴェルサイユリゾートファームで繋養されていたブロードアピール(牝27)が8日、老衰のため死亡したことがわかった。繋養先のYogiboヴェルサイユファームがTwitterで発表した。
ブロードアピールは父Broad Brush (その父Ack Ack)、母Valid Allure、母の父Valid Appealという血統の米国産馬。ディープインパクトの馬主として知られる金子真人オーナーの持ち馬で、2000年シルクロードSや2002年ガーネットSなど芝・ダート問わず活躍し、重賞6勝(交流重賞含む)をマーク。
現役時代は強烈な末脚で多くのファンを魅了し、ダートでも34秒台前半の上がりを記録することもしばしば。なかでも2000年の根岸Sでは武幸四郎騎手(現調教師)を背に、4角最後方から直線一気の全馬ごぼう抜きを演じ、ファンの度肝を抜いた。
36戦13勝の成績をあげ、2002年3月のドバイゴールデンシャヒーンを最後に引退。ノーザンファームにて繁殖入り。母として主だった代表産駒は残せなかったものの、4番仔のミスアンコールが18年の日本ダービー馬ワグネリアンを送り出し、2019年に繁殖を引退してからはYogiboヴェルサイユリゾートファームで余生を送っていた。
(写真:下野雄規)
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