新型コロナウイルスの感染が拡大する中、最前線で奮闘する医療従事者へ敬意を示すため、鹿児島県沖永良部島の知名町と同町議会は21日、役場玄関前で「感謝とエールを送る会」を開いた。町職員ら約70人が約1分間の拍手で医師や看護師、病院職員らの活躍をたたえた。
今井力夫町長は「医療従事者の町民の命を救う活動に感謝する。これからも力を貸してください」とあいさつ。会では医療従事者に対し、「本当にありがとう。共に頑張ろう」などと記した横断幕を掲げた。
町内の医療従事者を代表し、沖永良部徳洲会病院呼吸器内科の藤崎秀明医師(41)は「エールに感謝する。今後も気を引き締めて日々の診療に当たりたい」と述べた。
藤崎医師は会終了後、「全国的に問題になっている医療従事者への誹謗中傷がなくなることを願う」とも語った。
〔写真〕医療従事者に拍手で感謝とエールを送る知名町職員ら=21日、知名町役場
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