現地時間で7月8日にイタリアのローマにて開催されたヴァレンティノのファッションショー「Fall/Winter 2022 Haute Couture」に、映画『ブラック・ウィドウ』などへの出演で知られるイギリス人女優のフローレンス・ピューが出席。乳首が透けるシースルーのピンクのドレスを着用したのだが、このスタイルに対し世間から心無いコメントが寄せられ、フローレンスは反論のコメントを発表した。
チュール生地で作られたシースルーのドレスを着たフローレンスは、ブラジャーなどは一切着けず、乳首が露出するスタイルでファッションショーに出席した。
この時の写真をインスタグラムに投稿したフローレンスは、キャプションにて感謝の言葉を述べた。
「夢にまで見たピンクのプリンセスドレスを作ってくれた私のチームに、改めて感謝したいです」
しかし、この投稿には「下品」などといった心無いコメントが寄せられ、フローレンスはこうした世間の意見に対し、改めて投稿をアップ。次のように反論したのだった。(一部抜粋)
「ちょっといい?あの素晴らしいヴァレンティノのドレスを着た時、ドレスに対するコメントが寄せられることになるだろうなとは思ってた。それが否定的なものであれ肯定的なものであれ、私たちは皆、自分たちのしてることを理解してた」
「ドレスを着るのが、私は楽しみで仕方なかった。緊張なんて微塵も感じてなかったね。着る前も、着てる時も、そして今も」
「今回の騒動を見ていて興味深いと思ったのが、男性がいかに簡単に、公で、誇らしげに、公衆の面前で女性の体を完全に破壊出来るかを目の当たりにしたこと。あなたたちは、自分のプロフ欄にある職業の肩書や仕事のメールでさえも大々的に書くの?」
「女性が自分の体の悪い所を全くの他人や群衆に指摘されるのは今回が初めてではないし、間違いなく最後でもないだろうね。心配なのは、あなたたち男性の下品さだよ」
「多くの人たちが、私の“小さな胸”にどれだけがっかりしたか、あるいは“平らな胸”であることを恥じるべきかをかなりアグレッシブに伝えようとしてた。長い間、私はこの体で生きてきた。自分のバストサイズも十分認識してるし、別に怖くもない」
「それよりも気になるのは…何であなたたちはそんなにおっぱいが怖いの?小さい?大きい?左?右?片乳だけ?全くない?な・に・が・そ・ん・な・に・怖・い・の?」「私のおっぱいや体の大きさにとやかく言うことで満足するなんて、この人どうしたんだ?って思っちゃう」
「セクシーだとか性的魅力があると言われる体に変わらないかと私に期待を寄せる人が現れる度、“そんなものクソくらえだと”いうことが、常にこの業界での私の使命だった」
「分かっててあのドレスを着たの。2022年に公の場で女性を大声で罵倒することがそんなに簡単なら、その答えを知らないのはあなたたちの方だということ。大人になりな。人を敬え。体を敬え。全ての女性を尊重しろ。人間を尊敬しろ。そうすれば、人生はもっとずっと楽になる、約束するよ」
MTV NEWS