遂に全世界で公開となった映画『名探偵ピカチュウ』だが、さっそくカナダで"珍事件"が起こってしまったようだ。
先週木曜日、カナダのモントリオールにあるとある映画館では、『名探偵ピカチュウ』と間違え、ホラー映画『ラ・ヨローナ〜泣く女〜』を上映。中南米に古くから伝わる怪談「ラ・ヨローナ」を題材にした同作は、我が子を溺死させた女性の悪霊がこの世を彷徨い、自身の泣き声を聞いた子供たちをさらっていくというストーリーなのだが、可愛いポケモンを見にやってきた観客の中には幼い子供たちもいたようで、予期せぬ恐怖に陥る羽目になってしまった。
このトラウマ的とも言える瞬間を経験した子連れファミリーは、すぐさま映画館を後にしたというが、その際子供たちは大号泣だったという。
観客の一人であったライアン・ジョージさんは、この時の様子をツイッターで詳細に説明しており、メイン作品が上映される前に流れる他作品の予告編紹介の時点でおかしな点があったと明かしている。
「今来てる映画館なんだけど、『名探偵ピカチュウ』上映の前に『アナベル 死霊博物館』の予告編を流してる。子供たち、見ちゃだめだ!」
「そしてーーー子供たちが泣いてる。今度は『ジョーカー』の予告編まで流れてるし」
「それから『チャイルド・プレイ』の予告編ね。子供たちやばいよ」
「信じらんない、『名探偵ピカチュウ』の代わりに『ラ・ヨローナ〜泣く女〜』を上映してるんだけど」
ライアンさんが投稿した動画では、映画館側の間違いにたまらず吹き出す大人たちの笑い声を聞くことができるが、所々でパニックに陥る子供たちの声や、足早に席を立とうとする家族連れの姿も確認できる。
幸い映画館側はこの間違いに気づき、その後無事に『名探偵ピカチュウ』は上映された。
MTV NEWS