どんなに大勢が集まった観客席の中でも、助けを必要としているファンを見つけると、すぐさま演奏を停止するビリー・アイリッシュ。現地時間で2月5日に米アトランタで開催されたコンサートでも、呼吸ができずにもがき苦しんでいたファンの命を救った。
現地メディアによれば、ビリーはこの日、アトランタのステートファーム・アリーナにてコンサートを開催した。パフォーマンスの最中、キャットウォークに面するエリアの前線にいたファンが苦しんでいるのを見つけたようで、自身のチームクルーに対しマイクを通して「呼吸器ってある?」と聞いていた。
ビリーの要望を聞いたスタッフらは、すぐさまこのファンの元へと急行、対応にあたった。
その後ビリーはこのファンに対し投げキッスを送ると、「出た方がよさそう?大丈夫?」と、優しく声をかけたのだった。そして会場全体に対しては、「無事が確認できたらまた始めるから」と呼び掛けていた。
ビリーが観客席にいるのファンを心配してコンサートを一時中断するのは、これが初めてではない。
昨年9月に開催された「2021 Governors Ball Music Festival」では、ファンの身に危険が及んでいることを確認すると「警備員さん、ちゃんと注意して見ててよ」と、警備員を一喝。また別のライブでも、気を失ったファンを見つけると演奏を止め、水の入ったペットボトルを渡していた。
MTV NEWS