ヘンリー王子が、回顧録の中で王族としての生活や自身のプライベートについて暴露する中、兄ウィリアム皇太子から受けた“暴力”について詳細を語った。
今月10日に出版されるヘンリー王子による回顧録『Spare』について、The Guardian誌はその一部を紹介。数年前にヘンリー王子がロンドンの自宅でウィリアム皇太子(当時は王子)に会った際、皇太子から「暴力を受けた」というエピソードだ。
ヘンリー王子によれば、ウィリアム皇太子は、ヘンリー王子とメーガン妃の関係やマスコミの対処方法など、「巻き起こる大惨事について話がしたい」と連絡してきたのだという。そしてノッティンガム・コテージに到着したウィリアム皇太子は、すでに「カンカンに怒っていた」という。
「全ては一瞬の間に起こった。ウィリアムは僕の襟をつかみ、ネックレスを引き裂き、床に叩きつけた。僕は犬の器の上に倒れ込み、器は背中の下で割れ、その破片が背中に食い込んだ。僕はしばらく呆然と横たわっていたが、立ち上がり、ウィリアムに“出て行け”と言った」
ヘンリー王子によれば、この時ウィリアム皇太子は子どもの頃のケンカを引き合いに出し「反撃してこい」と煽ったそうだが、ヘンリー王子はこれを拒否。家を後にした皇太子は「後悔していたようで、謝っていた」そうだが、後に電話で「(何があったか)メーガンには言わないで欲しいと頼まれた」という。
約束通り、ヘンリー王子はウィリアム皇太子との間に起きたことをメーガン妃には言わなかった。しかし、メーガン妃が王子の背中に出来た傷やアザに気が付き、「何があったのか」と問われた王子は、口を割ったとされている。
「メーガンは驚いた様子もなく、また怒ってもいなかった。ただただ、とても悲しそうだった」と、この時のメーガン妃の様子についてヘンリー王子は綴っている。
MTV NEWS