簡単に華やかなまとめ髪が叶う「ギブソンタック」は結婚式のお呼ばれやちょっとしたイベントシーンに役立つスタイル。今回はサロンに行かなくても自分でできるギブソンタックのやり方を特集してみました！ 意外と知られていないギブソンタックの由来やシニヨンとの違いなどちょっとした豆知識も要チェックです！
ギブソンタックってなに？
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ギブソンタックとは、髪の毛を頭の低い位置でまとめるアレンジ方法のこと。19世紀のアメリカの画家「チャールズ・ダナ・ギブソン」が描いた「ギブソン・ガール」という絵が由来になったと言われています。海外ではギブソンロールとも呼ばれていて定番アレンジの1つです。
「シニヨン」との違い
（右）画像提供：＠yske_9
（中央）画像提供：anfye.naokiinoue
（左）画像提供：mana.mono96
美容室でオーダーするときなどギブソンタックとシニヨンとの違いが分からず迷ってしまう人も多いはず。簡単に説明すると「シニヨン」はギブソンタックやお団子など、まとめ髪の総称です。オーダーする際はシニヨンでも伝わりますが、どんなシニヨンにするかは具体的に「ギブソンタック」などスタイル名を提示すると望み通りの仕上がりが叶いそう。
【ピンの種類と使い方】をマスターして崩れにくいギブソンタックに
ギブソンタックはピンの使い方次第で崩れにくさがアップするヘアスタイル。ピンの種類と正しい使い方をマスターして1日中しっかり留まるアレンジに仕上げてみましょう。
代表的なピンはこの3つ！
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《スモールピン》…おくれ毛や少量の髪をまとめるのにピッタリ。
《アメリカピン》…最もアレンジで使うピン。まとめる力が強いので髪をまとめるのにピッタリ。
《Uピン》…引き出しすぎてしまった毛をまとめるのにピッタリ。
それぞれのピンの使い方をチェック！
▼スモールピン
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パラパラ落ちてきてしまう少量の髪の毛はスモールピンを使って留めるのがベスト。スモールピンは留めたい髪に垂直になるように地肌に滑らせながら留めるとしっかり留まります。
▼アメリカピン（アメピン）
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アメピンはたくさん髪の毛をはさむことができますが、髪が多すぎるとはさむ力がゆるくなってしまうので要注意。少量の髪をとって地肌に滑らせるように留めましょう。
1.留めたい部分の髪の毛をピンに挟み、頭皮と垂直になるようにピンをセットする。このときにはさむ髪が多くなりすぎないように注意する。
2.地肌に滑らせながら頭皮と平行になるように、まとめた髪に差し込んでいく。
▼Uピン
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Uピンは引き出しすぎてしまったときや、ふわふわした髪を少しおさえたいときなどに活躍します。1本でも十分使えますが、広範囲をまとめて留めたい場合は2本をクロスさせて使うとしっかりボリュームが収まります。
＜簡単なギブソンタックのやり方＞
基本のギブソンタックは誰でも簡単にトライできそう！ 巻きつけるのが難しそうに見えるギブソンタックですが、途中にくるりんぱを取り入れることでまとめやすさがアップします。
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1.両サイドとバック、3つに髪を分ける。
2.バックの髪を襟足部分に1本に結んでくるりんぱする。
3.くるりんぱした毛束の上にかぶさるように両サイドの髪をバックで1本にまとめる。
4.両サイドの髪を2のくるりんぱした穴に入れ込む。
5.毛先がバラバラにならないように1つにまとめる。
6.2のくるりんぱした部分の穴に毛先から入れ込む。髪の長さによって2～3周する。
7.髪を広げるように左右に引っ張ってバランスを見る。
8.左右から中心に向かってピンを留める。
9.バランスを見ながら引き出して完成。
＜ボブでもまとまるギブソンタック＞
髪の毛が短いボブヘアは襟足をしっかりまとめてあげるのがポイント。くるりんぱの穴に通すことで短い髪もコンパクトにまとめられそう。ボブは髪を引き出しすぎると崩れてしまうこともあるのでほぐし加減に注意して。
@shotarange
1.両サイドとバック、3つに髪を分ける。
2.両サイドの髪をバックに1つにまとめてくるりんぱする。
3.2の毛束とバックの髪を合わせて1つに結ぶ。
4.1つにまとめて結んだ毛束をくるりんぱする。
5.毛先を4で作ったくるりんぱの穴に通す。髪が長い人は2～3周通す。
6.ピンで左右を留めて完成。
＜ロングでも髪が余らないギブソンタック＞
長すぎるロングヘアはギブソンタックにすると髪が余ってしまうことも。くるりんぱの穴に通すやり方は簡単ですが髪が余ってしまいロング向きではないので、毛先からくるくる巻いていくやり方がベスト。
@shotarange
1.両サイドとバック、3つに髪を分ける。
2.バックの髪をハーフアップにしてくるりんぱ。
3.サイドの髪をバックで1つに合わせてくるりんぱ。
4.襟足ですべての髪の毛を1つにまとめる。
5.毛先を折り込むようにくるくるまとめて襟足部分にピンで留める。
6.全体をほぐして完成。
＜アレンジを加えたギブソンタック4選＞
ギブソンタックはアレンジを加えることによってもっと手の込んだように見えるスタイルになります。三つ編みやねじりなど簡単な組み合わせばかりなので不器用さんでもチャレンジできるはず！
サイドをねじるギブソンタック
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1.両サイドとバック、3つに髪を分ける。バックは1つに結んでくるりんぱする。
2.バックでくるりんぱした毛束の毛先をゴムで結ぶ。毛先はゴムに最後まで通し切らずに輪を作る。
3.毛先を内側に折り込むようにしてくるくる巻いていく。巻きつけたら襟足部分にピンで留める。
4.サイドの髪をねじってほぐす。
5.シニヨンの上に巻きつけてピンで留める。反対側のサイドも同じようにねじって巻きつける。
6.バランスを見ながらほぐして完成。
くるりんぱで作るギブソンタック
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1.おくれ毛を残して襟足部分にゴムで1つにまとめる。
2.まとめた髪をくるりんぱする。
3.毛先を内側に折り込むようにくるくる巻いていく。
4.巻いてきた髪を襟足部分にピンで留める。
5.全体をほぐして完成。
三つ編みで作るギブソンタック
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1.髪の真ん中を三つ編みにする。
2.サイドの髪をバックで合わせてゴムで結ぶ。バックで結んだ髪をくるりんぱする。
3.2のくるりんぱした毛束と余った左右の髪を三つ編みにする。
4.すべての三つ編みをくるりんぱに巻き付ける。髪が長い人は2～3周する。
5.巻きつけた髪をピンで留める。
6.全体をほぐして完成。
ヘアバンドを使ったギブソンタック
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1.ヘアバンドを被るようにして付ける。
2.おくれ毛を残してサイドの髪をヘアバンドに巻きつける。
3.左右の髪をサイドから順番に巻きつけていく。
4.襟足の髪も巻きつける。
5.毛先がヘアバンドの内側に収まるくらいに巻きつけていく。
6.トップをほぐして完成。
不器用さんは『アレンジスティック』でトライ！
ギブソンタックは巻きつけるときの仕上がりが大切。アレンジスティックを使うと、くるりんぱに巻き付けるような作業がもっと簡単になります。他のアレンジにも使えるので1本もっておくと便利なアイテムです。
「アレンジスティック」の使い方
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1.くるりんぱしたい部分をゴムで結ぶ。
2.ゴムで結んだ結び目のすぐ上あたりにアレンジスティックの持ち手部分を差し込む。
3.輪のほうにゴムで結んだ毛束の毛先を入れる。
4.持ち手を引っ張ってくるりんぱする。
ラフなギブソンタックはデイリー使いも◎
特別なシーンに活躍するギブソンタックですが、ラフに仕上げて普段使いもおすすめです。オバサンぽくならないようにおくれ毛をしっかり巻いたり、ほぐし方のバランスを意識して今風に仕上げて。
リボンを付けてガーリーに仕上げる
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リボンとドライフラワーを取り入れたらいつもよりガーリーな服装にもマッチしそうな予感。服がシンプルで少し寂しいなと思ったらヘアアレンジを華やかにしてバランスをとるのがいいかも。
おくれ毛を多めに出してカジュアルさアップ
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おくれ毛は少なくするときちんと感が、多めにするとカジュアル感が出せる部分です。服装やシーンに合わせておくれ毛の量を変えて雰囲気をチェンジしてみて。カジュアルな花柄ワンピにはゆるく巻いた多めのおくれ毛がピッタリ！
ギブソンタックは【特別なシーン】にもぴったり！
ギブソンタックは見た目の上品さからセレモニーシーンやイベントにも取り入れたいアレンジです。3つのシーンに合うギブソンタックアレンジをピックアップしてみました。
「お葬式」にはゴムが見えない上品さを
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お葬式ではカールやゴムが見えるアレンジはNG。また耳より上に結い上げるポニーテールなどのアレンジも控えましょう。お葬式でのギブソンタックはべ―スを巻かずにシンプルなアレンジに仕上げるのが◎。
「結婚式のお呼ばれ」には華やかに仕上げる
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結婚式のお呼ばれなど華やかなシーンではカールを効かせたギブソンタックアレンジがドレスとマッチしそう。流行りのドライフラワーもギブソンタックと相性がいいのでワンポイントに取り入れるのもおすすめ。
「浴衣」を着るなら落ち着いたスタイルで大人っぽく
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浴衣を着るときはサイドが少しゆるめなギブソンタックにすることで大人っぽさがアップします。逆に若々しく見せたいときはサイドがピタッとしたアレンジがベスト。おくれ毛までしっかり巻いたらうなじのキレイな浴衣美人に。