今日の現代的な「ピックアップトラック」は、かつてないほど安全で燃費が良く、高い性能となっています。ですがデザインにおいては、大胆不敵さが求められているようです。
だから私たちは、この北米トヨタの「タンドラ TRD Pro」が可愛くてしょうがないのです。そのボンネット上の二重になったフードスコープ(冷却用の外気取入れ口)の挑戦的な態度…愛おしくて仕方がないのです。
Toyota Tundra TRD Pro 01
ご覧ください。この2段重ねになったフードスクープ(エンジンルーム冷却用の外気取入れ口)、最高にカッコいいと思いませんか!?
Toyota Tundra TRD Pro 02
「タンドラ」のベースモデルには既に、フロントグリルの真上の部分に横長のスリットがありました。このスリット自体、まさに風格ある「フードスクープ(Hood Scoop)」そのものです。ダッジ「チャレンジャー SRT デーモン」が有する、あのお馴染みの巨大なフードスクープにも負けず劣らずのものです。
しかしながら、それで物足りなさを感じた北米トヨタのデザイナー陣は、この「TRD Pro」を通常の「タンドラ」とは一線を画すものにしたかったのでしょう。彼らはフードスクープの上に、またもうひとつフードスクープを重ねてみたのでした。
その結果、この通り2段重ねとなりド迫力のルックスを作り上げたのです。
Toyota Tundra TRD Pro 03
フードスクープの二段重ねというのは、「TRD Pro」が2018年はじめにデビューを飾って以来の特徴であり、また実際、二段重ねのフードスクープがある「タンドラ」というのは、これが初めてではありません。
「タンドラ・スポーツ(Tundra Sport)」の2018年モデルにも、似たようなフードスクープがあります。しかし、このたびの「TRD Pro」2019モデルの発表により、われわれはこのようなダブルスクープを再び目の当たりにすることができたのです。
Toyota Tundra TRD Pro 04
ご覧ください。トータルで見ても、威風堂々としています。
「TRDスポーツ」のエンジンルームを撮影した画像から判断する限り、このフードスクープからは実際に、効果的に空気が採り入れられることは余り期待できない感があります…ですが、例えそうであったとしても、カッコいいからいいのです。
Toyota Tundra TRD Pro 05
私たちはトラックのデザインにおいて、多重構造になったデザインならどんなものでも好きになることでしょう。
たとえば、GMC「シエラ(Sierra)」にある多重構造のテールゲートのようなものも大好きです。
Toyota Tundra TRD Pro 06
(C)TOYOTA
Toyota Tundra TRD Pro 07
(C)TOYOTA
Toyota Tundra TRD Pro 08
(C)TOYOTA
Toyota Tundra TRD Pro 09
(C)TOYOTA
Toyota Tundra TRD Pro 10
From Road & Track
BY BOB SOROKANICH
AUG 17, 2018
Translation / Hayashi Sakawa
※この翻訳は抄訳です。
Edit / Hikaru SATO, Kaz OGAWA