大きな決断をしたあとに、「やっぱりやめておけばよかったかも……」と悩んだ経験がある方は少なくないことでしょう。就職、結婚、出産……人生は、大きな決断の連続でかもしれません。そして離婚もそのひとつでしょう。今回の投稿者さんは、元旦那さんとの離婚を後悔してしまうことがあると話してくれました。
『半年ほど前に離婚しました。元旦那のモラルハラスメントと、子どもへの態度や言葉が主な原因です。離婚後は仕事に子育てにがむしゃらに頑張り、子どもとのびのびした生活が幸せでした。しかし今ごろになって、「もっと辛抱すべきだったのかも。もしかしたら子どもたちから父親を奪ってしまっただけだったのかも。もう少し耐えていたら何か変わっていたかな……」という考えが毎日浮かんできてしんどいです。元旦那に対してまったく気持ちは残っていませんが、離婚をしたことで家族を壊したこと、子どもたちから父親を奪ったこと、周囲に迷惑をかけていることへの申し訳なさでいっぱいです。みなさんは離婚したら、幸せ一択ですか?』
半年前に離婚を経験した投稿者さん。離婚の理由は、元旦那さんによるモラルハラスメントとお子さんたちへの威圧的な態度だったようです。具体的にどのような様子だったのかというと……。
『理不尽に怒鳴られることも多く、まだ言葉もままならない子どもに「泣かすぞ」と。父親の威厳だと言い、「おい!」と怖い声でいきなり怒鳴ったりもしていました。私に不満があれば、外出時にも大きな声で怒鳴られることもありました。夫の帰ってくる音にさえ恐怖を感じ、また触られると鳥肌が立ち、体調不調が続いきました』
このような言動に限界を感じたと話す投稿者さん。離婚後は一転してお子さんとのびのびとした生活を楽しんでいたようですが、あるときふと「離婚によって、子どもから父親を奪ってしまったのでは……」と考え始めてしまったとのこと。申し訳なさでいっぱいになると語った投稿者さんに、ママスタコミュニティのママたちからは励ますような声が続々と聞こえてきました。
いえいえ、投稿者さんの選択は正解!
「離婚しないほうがよかったかも」と弱気になる投稿者さんに、「離婚して正解だった」と元気づけるコメントが寄せられました。
『本当にこういう男性って多いよね。自分がどれだけ嫌なことをしているか、迷惑なのかに気づかないのかな? 「こういう気持ちにさせたお前が悪い」が口癖だよね。こんな旦那さんと長くいたら、投稿者さん病気になっていたよ。別れてよかったよ』
『投稿者さんの状況は、お子さんに悪影響だったと思うし、間違っていないよ。今すぐには思わなくても、時間が経てば子どもも同じように考えてくれるはず』
「別れてよかった」「選択は間違っていない」と、迷える投稿者さんの気持ちにそっと寄り添うような言葉が届きました。
『子どもたちのためにもよかったんだよ。自分の選択を信じて! 「離婚したい」と思いながら、いい年になっちゃった私からしてみたら羨ましい。きっとこれからいい人生が待っているよ』
「自分は離婚できなかったから投稿者さんが羨ましい」と語る方も。「離婚をしなければよかったかも」と考える方がいる一方で、「離婚をすればよかった」と考える人がいる……。人生とはかくも難しいものなのではないでしょうか。
「離婚してよかった!」経験者からのアドバイス
実際に離婚を経験したママたちからのリアルな声も届きました。
『子どもが小学生のときに離婚したけれど、下の子は事情があまりわからないから「お父さんがいない」とひたすら悲しんでいた。私自身は本当に気が楽になって、子どもとの生活が楽しくなった。長男が反抗期で荒れ出したころ、「やっぱり父親が必要だったかも。うまく繋ぎ止めておくべきだったのかな?」とあれこれ考えた。でもある日長男が「離婚してくれて助かった。父親がいたら、家に帰ってこなかった」と言われホッとした』
『「家族みんなでのお出かけ」をしてあげられないのは申し訳なく思う。でも旦那に怯える日々を考えたら、離婚は間違いではなかったと思っている。投稿者さんの気持ちの問題も、時間が解決してくれるよ』
『私の場合はDVと浮気で離婚。酒乱だったし、朝方に帰ってくると子どもを起こして迷惑でしかなかった。子どもは泣くし、気に入らなければ暴力。こんな生活を何年も我慢した。離婚して数年経つけれど、あのときにもっと我慢していれば……とは思わないかな。今は夜にちゃんと寝られることが幸せ』
いろいろな事情で「本当に離婚をしてよかったのだろうか」と悩むこともありながらも、結果的には「自分の選択は正解だった」と前向きにとらえているコメントが散見されました。今は悩んでいる時期でも、もう少し時間が経てば投稿者さんも「やはり、離婚してよかった」と考えられるかもしれませんね。
しかしママたちの声をこれだけでは終わりません。
文・motte 編集・荻野実紀子 イラスト・んぎまむ