先日ママスタBBSに思わず「ドキッ」とするような質問が投げかけられました。その質問とは「あなたは義家族からみてアタリ嫁? ハズレ嫁?」というもの。この質問に自信をもって答えたママ、不安そうに答えたママ、たぶんそうであってほしいという願いを込めたママたちから、さまざまな回答が届きました。はたしてママたちの自己評価はどうだったのでしょうか? 理由とともにご紹介していきましょう。
ハズレ嫁(71票)
自分のことをハズレ嫁だと思っているママたちの投票数が、アタリ嫁だと思っているママたちの投票数に大差をつける結果となりました。一体義実家との間にどんなトラブルがあり、ママたちは自分自身をハズレ嫁だと感じてしまったのでしょうか?
アタリ嫁からハズレ嫁に……
『最初はアタリ嫁と思われていた。でも義実家の失礼な行動に我慢できず、爆発してしまった。嫌われてもいいやと開き直ってから「こんな嫁だなんて思わなかった」と、影で言われている』
『結婚2年目くらいまでは仲が良かったけれど、お互いに本性が出てきて1度衝突した。そこからなんとなくギクシャクして、義両親から「疎遠に感じている」と連絡きたけれど、「距離感が近い」と私が返信したらそれからは連絡がこなくなった。最初の印象が良すぎたからこそガッカリされているのだと思う』
結婚当初は義実家ともうまくやっていたママたちも、月日が流れるうちに気持ちを抑えられなくなったのでしょう。初めはお互いに印象がよかった分、今の関係に溝を感じてしまうのかもしれませんね。
自身の離婚歴や年齢を気にするママも
『私は子持ちで、主人は初婚。さら主人は長男なのに婿にきてもらい、名字も変えてもらったし、私の実家の隣に家を建ててしまいました』
『私は離婚歴があって子持ち。年齢も旦那よりずっと上。旦那との子は作らず、旦那は長男だけど同居を断って家を建てた。たぶんハズレ……どころかウルトラスーパー最悪嫁だわ(笑)』
自分は義実家の望んでいた嫁ではないかも……と、離婚歴や年齢を気にするママもいました。でも旦那さんやお子さんの幸せな姿をみれば、今後は義両親たちも「離婚歴や年齢なんて気にすることなかった」と思ってくれるはずでしょう。
義実家とはウマが合わない!
『たぶんじゃない、絶対ハズレ嫁。価値観とか考え方とか本当に違いすぎるし、私はそれにめちゃくちゃ反論するから可愛くない嫁』
『確実にハズレ嫁。私は自分のペースを崩さないし、イラっとしたら顔に出るし(笑)。でも別に嫌われてもいいと思っているから自由だよ。義母は合わせてくれているけど、影で愚痴ってそう』
「性格や価値観が義実家と合わない!」と豪語するママたち。結婚したとはいえ、すべてを義実家に合わせることは大変なことですよね。開き直ったママたちは、自らを「ハズレ嫁」と言いながらも清々しささえ感じます。
孫にまつわるもめ事も……
『男の子を産めないとダメらしいよ。それを聞いてから私は自分の好きなように生きている』
『旦那は長男だけど、私たち夫婦の子どもは娘。そのことを義母に文句言われたことがある』
跡取りを生む、家を継ぐ、墓守が欲しい……という概念がある地域や世代もまだあるのでしょう。自分の力ではどうにもできないことについて嫌味を言われてしまい、ママたちは深く傷ついてしまったようです。
ハズレだけど……お互い様?
『大ハズレ! だけど旦那とはバランス取れているのだと思う。普通じゃない旦那に、普通じゃない私』
『義両親もハズレだから、おあいこ!』
ハズレと答えながらも明るさが漂うコメントも。「ハズレ嫁だけど仕方ない!」と割り切り、今の生活を楽しんでいる様子が伺えますね。
アタリ嫁(20票)
では次にアタリ嫁だと答えたママたちをご紹介します。投票数はハズレ嫁だと思ったママたちの数に負けてしまったものの、義実家との良好な関係が目に浮かぶような素敵なコメントが届きました。
義両親からの言葉が自信に
『「息子がどんな嫁を選ぶかで、自分の子育ての答えが出ると思っていた。今まで間違ってなかった! 良かった」って言ってもらったことがある』
『「こんな息子と結婚して一緒にいてくれてありがとう」って感謝されている』
『育ちも良くないし、学歴もないし、料理苦手だし、自分的にはハズレ嫁だと思うのだけど、義母は「あなたがお嫁さんで本当によかった」って言ってくれる。義父も旦那より私を優先し、いろいろよくしてくれる』
義両親からの嬉しい言葉が、アタリ嫁としての自信につながったというママたち。家事や育児が大変でも、「ありがとう」の一言が活力になることもありますね。言葉の力は偉大なんだということ改めて感じさせられます。
ハズレ嫁から脱却!
『初めは好かれてなかったけど、天性の愛されキャラで乗り切った。今は私のことを延々と褒めまくってくれているらしい。お正月に義母からお年玉ももらえた(笑)』
『最初はハズレだったと思う。でも徐々に努力家の私を見直してくれ、最近は「ありがとう」と言ってもらえるようになったよ』
ハズレ嫁だと思われていたけれど、努力をし、明るく努めることで認めてもらえたと話すママたち。時間はかかってしまったけれど、今は義実家との関係が良好のようです。今はハズレ嫁だと思っていても、もしかしたらアタリ嫁になれるかもしれないという希望が感じられますね。
アタリ嫁?ハズレ嫁?いいえ、みんなステキ嫁!
嫁・妻・母親・女性として、さまざまな立場と顔を使い分けながら、上手な人間関係を築くことが求められるママたち。義実家との関係だけで、人としてのすべてを評価されるわけではありませんよね。アタリ嫁だと思っているママたちも、これまで多くの努力をしたのかもしれません。ハズレ嫁だと感じているママたちも、もしかしたら義実家との関係を割り切ったことでストレスなく暮らしているかもしれません。
義実家に理解してもらえないことがあっても、ママたちの家庭に今日も笑い声があればそれは素敵なご家庭の証拠だと思います。自信をもって! みんなステキ嫁ですよ!
文・荻野実紀子 編集・山内ウェンディ