「言葉少なで反抗的、まさに思春期真っ只中の我が息子。幼い頃は優しくて甘えん坊だったのにな...しかしそんな息子が、非常事態に頼もしくて優しい姿を見せてくれたんです」
親や夫、子ども、友人に職場の同僚、ご近所さん...。アラフィフ女性を中心に、みなさんから寄せられた人間関係の「モヤモヤ」「スカッと」「泣ける」実体験エピソードが漫画になりました。この時、あなたならどうしますか?
病院に向かう途中も、私の背中をポンポンしながら励まし続けてくれた息子の優しさと成長に、痛みの苦しさの中でも嬉し涙が止まりませんでした。
病院で治療して頂き事なきを得たのですが、念のため1泊することになりました。
症状が落ち着き、食後の片付けもせずに病院に行ったから散らかってるだろうなと思いながら翌日帰宅したところ、家の中はきれいに片付けられており、洗濯物も洗って干してありました。
「お片付けしてくれたん?」
夕方になり、先に小学校から帰って来た娘に訊ねると、意外な答えが返ってきました。
「お兄ちゃんが、お父さんは今忙しいし、お母さんが帰って来た時にゆっくり休めるように片付けしておこうって言って、一緒に片付けたんだ。お洗濯はお兄ちゃんがしてくれたよ」
いつもは本当に何も言わない息子だけど、息子なりに家族のことを考えてくれてるんだなと、ホロリとした瞬間でした。
「家のことしてくれたありがとね。昨日も心配してくれて嬉しかったよ」
しばらくして帰って来た息子に伝えると、いつものごとく「うるせー」としか返ってきませんでしたが、いつもより息子と心が近くなったように感じました。
こんな思いができるなら、たまには病気になるのも悪くはないな...あ、そんなことを考えていたら、今度は私が息子に「はぁ⁉」と言われてしまうかな。
漫画:とんちきくま/原案:「毎日が発見ネット」みなさんの体験記
※健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
※記事に使用している画像はイメージです。