ペットボトルの日本茶飲料でおなじみの「お〜いお茶」、ちょっと渋味が欲しい時のお供にぴったりの「お〜いお茶 濃い茶」。どちらも、飲みやすいのに日本茶としての味がしっかりしているので、飽きずに最後までゴクゴク飲み干せるお気に入り。
そんななじみあるドリンクを製造・販売している伊藤園が、社会課題の解決実績を評価され、ビジネス誌『フォーチュン』(2016年9月発行)の「世界を変える50社」で18位(日本企業では最高位!)に選ばれたり……と世界で注目を集めているとの情報をキャッチ!
「お〜いお茶」シリーズのファンのひとりとして興味津々! ということで、今回は伊藤園のオフィスに足を運んでお話を伺ってきました。
取材させていただいたのは、広告宣伝部デジタルコミュニケーション室の方々。
世界で認められた伊藤園のさまざまな社会貢献の中で、お茶好きとして、そしてママライターとして、特に心に引っかかった取り組みについてご紹介します。
「お〜いお茶」の茶殻がインソール、畳、キッズ用グッズに変身!?
興味がわいた社会貢献のひとつめは、茶殻に関する取り組み。伊藤園では、「お〜いお茶」などの日本茶飲料を作る際に生じる、たくさんの茶殻をを再利用する「茶殻リサイクルシステム」が盛んに行われているそう。
茶殻の再利用と聞いて、真っ先に思い出したのは昔実家で茶殻を庭の土に撒いていたこと……肥料か何かになるのかな? と思ったのですが、このシステムではもっと幅広い使われ方をしていてビックリ! 畳や靴のインソールなど、さまざまな製品に茶殻が再利用されているんです!
![](https://scdn.line-apps.com/stf/linenews-issue-1063/item-822949/d718707f4bc42a9bee6a2b888362ff5db8abccd6.jpeg)
「例えば、畳なら6畳分に『お〜いお茶』の500mlペットボトル約3600本分の茶殻が、茶殻入りインソールには1足あたり、『お〜いお茶』の500mlペットボトル約2本分の茶殻が配合されています。そのほかにも、足つぼ健康ボード、キッチンペーパー、枕など、さまざまな商品に伊藤園の茶殻が使われているんですよ」(小笠原さん)
茶殻を使用するメリットとしては、お茶の抗菌機能により、商品に抗菌・消臭性がプラスされることが挙げられるそう。
個人的に気になった商品は、前述の畳と、幼児用のトイレトレーニングマット。
抗菌機能を持つ商品は他にもさまざまなものがありますが、普段口にしているお茶を使用したアイテムなら安心度も高め。ママ目線でも、子供が触れたり、口にする可能性がある畳や幼児グッズに使われているなんて、ありがたい限りです。
「さらに意外なところでは、飲料水の自動販売機の素材の一種にも茶殻が使用されています。打ち水に似た原理で、茶殻入りの樹脂を使った自動販売機では、効率よく温度を下げることができるんですよ。こうして廃棄物である茶殻を使いながら、環境のために電気をムダに使わないための模索をしています」(小笠原さん)
茶殻で電気代節約も叶うとは! 電気製品への応用など、無限の可能性があるなと感じました。
ちなみに取材帰りに資料を入れていただいた伊藤園の封筒にも茶殻が使われていたのですが、爽やかなお茶の香りがほのかにひろがり、癒しをもらいました! 配合量や製品の材質にもよるそうですが、爽やかなお茶の香りがほのかに漂う製品づくりも茶殻によって叶うのだとか。
産後、人工的かつ強めの香りが苦手になってしまった私にも、ナチュラルな茶殻の香りは清々しく、大変心地よく感じました。
こんなすてきな香りが畳全体に使われている和室でお茶などいただいたら最高だろうな……と、うっとり。
機会があったらぜひ茶殻畳の和室に足を運んでみたいです。
このように、リサイクルの商品詳細にも興味津々ですが、いつものように『お〜いお茶』を飲んだだけで茶殻がリサイクルされて、社会貢献につながっていく、という気軽さにも感激。
何か行動を起こしたくても、毎日忙しくてそんな余裕がない……。そんなときにも簡単にできることのひとつとして、伊藤園の「茶殻リサイクルシステム」を心に留めておきたいと思いました。