寒い日は、美味しいコーヒーを飲みながらおうちでまったりしたい。そこで、今回は手軽に買えるコーヒー豆15製品を専門家とともに比較検証しました。
コーヒーショップを中心に、スーパーの定番品や通販系もセレクト。本格的な味を求めるコーヒー好きも満足できるか検証しました。
コーヒー豆の検証方法は?
専門家と編集部員が実際にコーヒーを試飲。香りや味のほか、鮮度がわかる粉のふくらみも採点しました。
味の傾向を苦味、酸味、キレ、コクに分けてグラフ化しました。
それでは、おすすめコーヒー豆をランキング形式でご紹介します!
【15位】「カルディ」
カルディ
【焙煎珈琲】
スペシャルブレンド
購入価格:604円/200g
豆の原産国:ブラジル、コロンビア 他
深煎りで苦味はしっかりありますが、奥深さがなく平坦な味。「深みのあるリッチ感を楽しめる」がウリのはずですが、味も香りも至って普通です。味にクセはないので、ごくごく飲める飲みやすさを重視するならアリ。
【同率15位】「星乃珈琲店」
星乃珈琲店
星乃珈琲・焙煎所直送コーヒー豆
【星乃ブレンド】
購入価格:1780円/200g
豆の原産国:ブラジル、コロンビア、グァテマラ、キューバ、メキシコ
複数の豆をブレンドしているのに深みがなく、ブラックでも薄いと感じるほど。苦味が喉を通ったあとに酸味を感じ、最後に苦味がしばらく舌に残ります。味のバランスが悪く、ミルクを入れたアレンジにも向きません。
【同率15位】「ドトールコーヒー」
ドトールコーヒー
マイルドブレンド
コーヒー
購入価格:960円/200g
豆の原産国:ブラジル、コロンビア 他
中深煎りのためか、マイルドというより重厚なタイプ。煮詰めたような強めの苦味が目立ち、酸味や甘みはほとんど感じられません。ミルクや砂糖を入れてアレンジするなど、好みのバランスを見つけて。
【同率15位】「エクセルシオール」
エクセルシオール
エクセルシオール
ブレンド
購入価格:960円/200g
豆の原産国:ブラジル、メキシコ 他
ウリである「ナッツのような香ばしさ」はほとんど感じられないものの、酸味が爽やかで口当たりもソフト。やや薄いと感じるかもしれませんが、軽やかなので朝食やリフレッシュしたいときにはもってこいです。
【同率15位】「倉式珈琲店」
倉式珈琲店
倉式ブレンド
購入価格:950円/200g
豆の原産国:ブラジル、コロンビア、エチオピア、ホンジュラス
中深煎りで口に含んだ瞬間は渋味が目立ち、後味にしっかりとした苦味が残ります。特徴のひとつであるベリーの香りは楽しめるものの、渋味が強いので、ミルクと合わせたほうが飲みやすくなります。
【10位】「タリーズコーヒージャパン」
タリーズコーヒージャパン
ハウスブレンド
購入価格:570円/100g
豆の原産国:コロンビア、グアテマラ 他
「ほどよいボディとすっきりとした酸味、スムースな飲み口」という商品説明とは真逆で、どっしりとした味わい。どちらかというと酸味より苦味が目立つので、ミルクを入れたアレンジコーヒー向きです。
【9位】「UCC上島珈琲」
UCC上島珈琲
香り炒り豆
ロイヤルブレンド
購入価格:753円/270g
豆の原産国:ブラジル、コロンビア 他
「芳醇な香りとコクのある味わい」といううたい文句どおりの香りと味が楽しめます。しっかりとした味で、なかでも目立つのは苦味ですが焦げ臭いようなイヤな苦味はなく、深みが感じられます。
【8位】「猿田彦珈琲」
猿田彦珈琲
太陽のブレンド
購入価格:900円/150g
豆の原産国:ブラジル、グアテマラ、エチオピア、コスタリカ、ホンジュラス
「ミルクチョコレートやブラウンシュガーの穏やかな甘み」が特徴なだけあって、甘みが強めでコクもあります。深煎りですが苦味はほどよく、苦味や酸味が強いコーヒーが苦手な人でも飲みやすい味です。
【同率8位】「椿屋珈琲」
椿屋珈琲
椿屋スペシャルティ
ブレンド~高品質の
新看板ブレンド~
購入価格:754円/150g
豆の原産国:ブラジル、コロンビア 他
苦味・酸味・甘味のバランスがよく、後味はクリアと文句ナシ。 キレは少なめですが、酸味が苦手な人でも飲みやすく万人受けする味です。ブラックでもミルクや砂糖と合わせてもおいしくいただけます。
【6位】「コメダ珈琲」
コメダ珈琲
オリジナルブレンド 豆
購入価格:850円/200g
豆の原産国:コロンビア、エチオピア 他
苦味が強めでコクもしっかりあるものの、後味がスッキリしているのでとても飲みやすいです。食事との相性がよく、特に玉子サンドやトーストなど、味がしっかりしたものと一緒に飲むのがオススメ。
【同率6位】「ブルーボトルコーヒー」
ブルーボトルコーヒー
ベラ・ドノヴァン
購入価格:1782円/200g
豆の原産国:エチオピア、ペルー 他
酸味が爽やかで苦味は強すぎず、後味に甘みも感じられます。味に奥行きがあり、口に含んだ瞬間から後味の余韻まで楽しめる一杯です。果実の香りが豊かで澄んだ色もキレイなので、五感で楽しんで。
【同率6位】「丸山珈琲」
丸山珈琲
丸山珈琲のブレンド
購入価格:710円/100g
豆の原産国:グアテマラ、ホンジュラス 他
創業当時からの定番ブレンド。深煎りですが苦みは強すぎず、酸味がほどよく効いていて軽やかな飲み心地です。奥深い味わいを楽しむならブラックがオススメ。後味もスッキリしているので食事にもよく合います。
【同率6位】「三本珈琲」
三本珈琲
オリジナル
マイルドブレンド
購入価格:500円/500g
豆の原産国:コロンビア
全体的なバランスがとてもよく、コーヒーらしい苦味や酸味がしっかり感じられますが、クセがなく後味もスッキリしているので誰でも飲みやすい味。やわらかい味わいが好みの方にオススメです。
【2位】「共和コーヒー店」
共和コーヒー店
モーニングブレンド
購入価格:490円/100g
豆の原産国:ブラジル、コロンビア、インドネシア、グアテマラ、エチオピア
2種類の焙煎度の豆をベースにしているためか、キレやコクをしっかり感じつつ、マイルドな味わいも楽しめます。深みがあるというよりは軽やかな飲み心地で、名前のとおり朝の一杯にぴったりです。
【1位】「ダブルトールカフェ」
ダブルトールカフェ
常盤松ブレンド
購入価格 648円/100g
豆の原産国:エチオピア、ブラジル、コロンビア
深煎りなので苦味がやや強めですが、スッキリとした苦味で焦げ臭さもなく、品のよさを感じます。淹れた瞬間ふわっと広がる香りも上品。専門店で飲むような本格的なコーヒーを家庭で気軽に楽しめます。
以上、コーヒー豆ランキングでした!1位の「ダブルトールカフェ」はまるで専門店のような本格派。ぜひ試してみてくださいね。
『LDK コーヒーの便利帳2022』