ライブイベント「J-WAVE LIVE 20th ANNIVERSARY EDITION」が、7月13日(土)、14日(日)、15日(月)に横浜アリーナにて開催。
音楽シーンの最前線で活躍する全20組のアーティストが、3日間にわたってアツいライブを繰り広げた。ここでは14日のトリを飾ったRYUJI IMAICHIのライブの模様をお届けする。
RYUJI IMAICHIの登場を待ちわびたファンが、ペンライトの白い灯りで暗転した会場をまるで星空のように照らす。そこにバンドメンバーの鳴らすサウンドが加わり、RYUJI IMAICHIを迎え入れる準備は万端だ。ついにRYUJI IMAICHIがステージに姿を現すと、割れんばかりの歓声が沸き起こる。
会場に響き渡る12000人の大歓声を全身に浴びながら、RYUJI IMAICHIが「Are you ready?」と歌い出したのは、リズミカルなホーンが小気味良い『Catch my Light』。ダンサーを従え激しいダンスを交えながら、どこか懐かしいファンク色のナンバーでオーディエンスを一気にRYUJI IMAICHIワールドへと誘う。
『LOVE THIEF』ではラップを披露し、様々な一面を覗かせながらタイトル通り聴くもののハートを鷲掴みに。ニュー・ジャック・スウィングのリズムを持ち前の甘くセクシーな歌声で歌い上げる『THROWBACK』と続け、前半戦は昨年RYUJI IMAICHIが行ったツアー「RYUJI IMAICHI LIVE TOUR 2018 “LIGHT>DARKNESS”」を彷彿とさせるセットリストでオーディエンスを熱狂させる。
続くMCでは、本ライブ20周年の記念すべき年に出演できたことに感謝。初日13日はLDHの後輩BALLISTIK BOYZとEXILE TAKAHIROが熱いステージを繰り広げたということで、「自分も負けないように最高のステージにしたい」と意気込みを語る場面も。
アップテンポな楽曲を中心に場内を盛り上げたところで、一旦ここでスローダウン。吐息交じりのファルセットが耳に心地よいR&Bソング『ONE DAY』、ライブ初披露の『これが運命なら』、ロマンティックでメロウな『Diamond Dance』とバラードが続く。歌詞の「I Love You」で見せる満面の笑みと甘やかな歌声が横浜アリーナを痺れさせた。
ラストは『Angel』を歌いながら、ステージを端から端まで移動。オーディエンスのまさに目の前で歌声を披露するという贅沢な演出と、激しいダンス、コールアンドレスポンスでライブのクライマックスを盛り上げた。
横浜アリーナに響き渡る鳴り止まない拍手とアンコールの掛け声に応えるように、RYUJI IMAICHIが再びステージに登場。本ライブのオフィシャルTシャツに着替え、「アンコールありがとうございます」とオーディエンスに感謝の言葉を口にする。「ソロとして初めてステージに立たせてもらったのが、2015年でした。その頃はソロデビューしてなかったので、自曲が2曲しかなくてカバー曲も披露させてもらいました。気づけば、今日で4回目。初めてソロとしてステージに上がり、最後に歌った曲を歌いたいと思います」と歌いだしたのは、『All LOVE』。4年の歳月を振り返るかのように、美しいファルセットを響かせながら優しく歌い上げる。
この日のステージを支えたメンバーを紹介し、「ありがとうございました!」と横浜アリーナを埋め尽くすオーディエンスに改めて感謝。昨年のツアーを経てスケールアップしたRYUJI IMAICHIを12000人の観客に見せつけたとともに、ソロアーティストとしてのキャリアとは切っても切り離せない本ライブへの強い思いと感謝の気持ちが伝わるステージだった。
■セットリスト 01. Catch my Light
02. LOVE THIEF
03. THROWBACK
04. ONE DAY
05. これが運命なら
06. Diamond Dance
07. Angel
Enc. All LOVE
Photo by Tsukasa Miyoshi (Showcase)