2017年3月20日、千葉市長の熊谷俊人さんから次のようなツイートが投稿され、話題となっている。
「え、幕張って千葉市だったんですか?」との反応があるという、市長の体験が披露され、「改めて今後も積極的な発信が必要だと感じました」とコメントが添えられている。「皆さん、幕張市はありません、千葉市です」と、熊谷市長は付け加えている。
「津田沼市と幕張市はありそうでないw」
冒頭のツイートには、3000を超えるリツイートがあり、今も拡散中である。
ツイッターには多くの人々からこんな声が寄せられている。
「津田沼市と幕張市はありそうでないw」「千葉市『幕張区』と思っている方も相当数いそうです」といった感想だ。また、実際に「え?この30年ずっと幕張市だと思ってたw」「てっきり幕張市という市があるのかとw」といった反応もある。
「まぁ今幕張は国家戦略特区に指定されてますからね」という人もいる。
千葉市美浜区を中心とする「幕張新都心」は、1970年代後半の東京湾埋め立てによって開発された。「職・住・学・遊」が融合した未来型の国際都市をめざしている。
もっとも有名なのは「幕張メッセ」だろう。さまざまなコンベンションやイベントが開催されている。周辺では約400社を超える企業が活動しており、なかでもイオングループは本社を置いていることで知られる。
また近年は、国家戦略特区として、「先端技術を活用したドローンによる宅配サービス」の提案・実験や、「ロボットタクシーの無人運行」などでも注目されている。「幕張」の知名度は、相当に高い。
「幕張=千葉市」と理解してもらうにはどうしたらいいか。「シンゴジラに幕張に上陸してもらって......?」といった珍アイデアも提案されている。
一方ツイッターでは、千葉県内のありそうで無い「市」として、前述の津田沼市(習志野市)の他に、稲毛市(千葉市稲毛区)や佐原市(かつて存在、現在は香取市)、五井市(市原市)などの名も挙げられている。
ところで熊谷市長は引き続き、下のようなツイートを投稿している。
「幕張市誕生!」という自虐ネタの動画、作ってくれる人はいるだろうか。もちろん市長は「やっぱり千葉と幕張、両方の良さがあって千葉市なんだよ!」というハッピーエンドをご希望のようだが......。