セブンイレブンが沖縄県への出店を予定していることを、琉球新報と沖縄タイムスらが報じた。早ければ2018年には上陸になるという。国内で展開する大手コンビニチェーンで唯一、沖縄上陸を果たしていない1社だっただけに、ツイッター上では歓迎の声が相次いだ。
それでも最低2年は空白地帯
セブンイレブンにとって、沖縄県は未踏の地だ。ツイートにもあるように、沖縄から最も近いセブンイレブンが国外(台湾)の店舗、という時代が長らく続いていた。同じく長い間出店がされていなかった高知県、青森県、鳥取県には2015年までに進出していたため、満を持しての沖縄上陸となる。
2016年現在、沖縄県で展開しているコンビニチェーンは主にファミリーマートとローソンの2社で、沖縄県のコンビニのシェアを2分している。店舗数はでファミリーマートが279、ローソンが191と、進出タイミングが早かったファミリーマートがリードしている。
また、両社ともに沖縄の地元企業と提携するエリアフランチャイズ方式をとっており、ファミリーマートはリウボウグループと、ローソンはサンエーと共同で現地法人を設立している。
それによって沖縄色が商品にも反映されており、ポーク(スパム)おにぎりやタコライス、泡盛コーヒーなどが並べられている。海の近くの店になるとビーチ用品を扱っている場合もあるなど、ローカライズされている。
セブンイレブンは地元企業と協力しつつも、同様の方式はとらずに展開する予定と報じられているが、どのような店づくりを行うのだろうか。そしておにぎりを温めるという沖縄のコンビニの伝統は踏襲するのだろうか。今後の動向が気になるところだ。