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今回は、地元の友達から教えてもらった、ランチ時には列ができ、夜も満席という沖縄市で有名な割烹居酒屋「大漁(たいぎょ)」をご紹介します。まずは外観から。
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看板がなければ誰も食堂とは気づかないような外観で、おうおうと茂る植物に囲まれた建物の前に立っても、どこが入口か一見戸惑ってしまう。ここが入口かなと思い、中に入ってみると――。
「洋800円」「和900円」、どう違うの?
まず最初に目につくのはその日の定食メニュー。誰も「いらっしゃいませ」とは言ってくれなかった。
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筆者が訪れた日のメニューは上の画像の通りで、ミックスフライの「洋:800円」と「和:900円」の表示に注目する。店内のおばさんに、「和と洋、なんで値段違うんですか?」と尋ねると、「このお客さん、初めて来た人だね」というメッセージが明らかに読み取れる表情で、「和には刺身がつくんですよ」と教えてくださる。「じゃ、和のミックスフライ、お願いします」と注文すると、「この販売機で買ってください」と食券販売機を紹介される。
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外観から判断するとちょっと意外な合理化というか近代化しているシステムが導入されている。そして、この食券販売機の向かいには、こんな別の種々の機械もある。
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食事を注文した人はセルフサービスでエスプレッソやカプチーノ、またその他のソフトドリンクが一杯無料で飲める。そして二杯目からは一杯100円。無料でいただけるのはソフトドリンクだけでなく、この隣のテーブルの上に置かれた水やお茶、そしてモズクのサラダもだ。考えてみると、食券を買うことから、ドリンクや水、サラダの提供まで、メインの食事以外はすべてセルフサービスにすることにより、人件費のコストカットが図られている。その分、より安く、よりおいしい食事を楽しんでいただきたいというお店のオーナーの気持ちが伝わる。
では、肝心の食事はどうだろうか。筆者は「和のミックスフライ」を注文したが、内容はご覧の通り。
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ミックスフライとは海老、鶏、豚の揚げ物のこと。他にも茶碗蒸しと「和:100円追加」を注文することによってゲットした刺身。どれも、ファストフードや冷凍食品では味わえない「おふくろの味」そのもの。とてもおいしく、満足度100点満点。もし沖縄に単身で来ていて懐かしのお母さん、あるいは妻の手料理を食べたいという人がいれば、ここはまさにお勧めの場所。
うれしい別の点はご飯が無料でおかわりできること。実はこの日、筆者はお昼抜きでマリーンの仕事をしていて、この食事を口にしたのは午後3時ごろ、かなりハングリーでしたが、ご飯をおかわりしたら超満腹になりました。平日のランチタイムがほとんど建設業の男たちでいっぱいになっている理由も良く分かる。そして週末は家族連れも多く、子供たち向けのおもちゃも販売されている。
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筆者はカウンターで食べたが、お座敷もあって、宴会なども行える。食べている間も、電話が鳴り続けて、いろんな注文がなされていた。
メニューは以下の通り。画像のピントがずれてしまい申し訳ない。
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ボリューム満点の食事の後は、一杯まで無料で飲めるカプチーノを飲んだ。これまた食後のコーヒーがなんともいえない美味さ。コーヒーを飲みながら、改めて店内をじっくり見ると、いろんなものがごちゃごちゃぶら下がっているのに気付く。
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ハリセンボンが10匹くらい、そしてガラスのブイも10個以上。また、やたらと電源のコードもぶらさがっている。もうちょっときれいにしてもいいのではと思うかもしれないが、これまた人件費削減で、その分安い値段で良い食事が提供されているということを考えれば、気にはならない。口コミでいつも満席で集客にも困っていないようだし。
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なぜだか駐車場の防犯カメラまで、しっかりお客さんに見えるように配置されていた。
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駐車場の様子がよくわかる 駐車場に掲げられている看板。
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駐車場の看板 というわけで、今回は地元の人でいつも満席の割烹居酒屋「大漁」をご紹介させていただきました。営業時間は上図の看板にある通りで、住所は沖縄県沖縄市池原370。
この店の駐車場に入る際の注意点がひとつ。この店は359号線という非常に車の往来が激しい国道のちょうどカーブになっている所にあって、しかも信号がないために、那覇市から向かう場合は比較的容易に左折できるが、名護市から下って右折する際には非常に注意が必要。対向車だけでなく、追突されないように後続車にも注意が必要。そして、食堂とはすぐに分からない外観なために、できれば那覇市方面から来て左折することをお勧めする。
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今回の筆者:河原良成 世界数か国で生活した後に、40代で二児の父親となる。子育てのため沖縄に移住。現在、好きを仕事にするため、マリーン事業「沖縄サーフガイド」を営んでいる。