1975年の創刊からファッションに関する多くのトレンドを生み出してきた『JJ』が、貴重な過去のアーカイブ誌面からトレンドをプレイバック! 第五弾は1984年から流行した「ニューベーシック」特集。これを読めば「ニューベーシック」の春夏秋冬ファッションがわかるはず。
What's ニューベーシック1975年以降に大流行した「ニュートラ」の進化系トレンド。ジャケットや丈の短いニットとギャザースカートを組み合わせたスタイルが特徴的で、上品で清潔感のある着こなしは多くの女性から支持を集めていました。
(『JJ』1984年4月号掲載)
①ジャケットが ”春”の装いの主役
(1,2枚目ともに『JJ』1984年4月号掲載)
春のニューベーシックコーデにはジャケットが必須!ショート丈のジャケットを羽織ることでグッと「ニューベーシック」らしい装いに。 テーラードやノーカラー、色柄のバリエーションの豊富さが当時の人気を物語っています。
② カジュアルになりがちな”夏”でも上品さを忘れない
(『JJ』1984年7月号掲載)
カジュアルなコーデに偏りがちな夏でも、涼しげな素材を使ったジャケットを取り入れることで「ニューベーシック」の雰囲気をキープ。薄手のジャケットのほかにフォーマルライクなワンピースも好まれるのだとか。
③ ニットとジャケットを上手に着こなす”秋”
(1,2枚目ともに『JJ』1984年10月号掲載)
少しずつ肌寒くなってくる秋にはパンツスタイルも登場。ジャケットは黒やグレー、ブラウンなど秋めいたカラーに。この季節の「ニューベーシック」ファッションは、オーソドックスなパターンを女性らしくアレンジしたものが多く、工夫が凝らされた襟のシャツにも注目が集まる。
④ ブルゾンでもミニ丈キープの”冬”
(『JJ』1984年12月号掲載)
本格的な冬の季節には、ニットの下にシャツをON。ミニ丈ジャケットが好まれる「ニューベーシック」では、上に羽織るブルゾンもミニ丈なのがテッパン。ギャザースカートにタイツを合わせるなど、防寒対策をしつつもニューベーシックっぽさを忘れないのが冬コーデのポイント。
1984年から流行した上品な着こなしの「ニューベーシック」をご紹介しました。第六弾は、突如現れたカジュアルなトレンド「フリースタイル」について特集します。
※本記事は過去の『JJ』を再編集したものです。
再構成/JJ編集部、中村有希