11月30日、57歳の誕生日を迎えられた秋篠宮さま。誕生日に際しての記者会見では、ニューヨークで暮らす長女の眞子さんについてこう述べられた。
「長女のことですけれども、これは本人が近況などについての自分のことについては話をするのは控えてほしいということを申しているようですので、私もここではお話を控えることにいたします」
眞子さんと小室圭さんは、10月26日に結婚記念日を迎えた。その直前の21日には、小室さんが3度目の挑戦となったニューヨーク州司法試験に合格したことが明らかに。同州の司法試験委員会の合格者リストにも「KOMURO, KEI」と名前が掲載され、祝福の声が相次いだ。
しかし、小室さんがメディアに向けて喜びの感想を述べることはなかった。
「11月上旬に、現地で日本メディアの記者が小室さんに直撃取材を試みる様子がワイドショーなどで取り上げられました。しかし小室さんは、祝福の言葉や質問を投げかける記者に対して、無言を貫いて歩き続けたのでした。結局、記者はひと言もコメントをもらうことはできませんでした」(テレビ局関係者)
小室さんの試験合格に伴って、ようやく夫妻の経済基盤も安定するとみられる。振り返ると、小室夫妻の結婚は異例づくしだった。
「小室さんの母・佳代さんと元婚約者との金銭トラブルが報じられたことを機に、世間からは結婚に反対する声が相次ぎました。そうした批判を受け、結納に当たる『納采の儀』など一連の儀式は行われず、眞子さんは結婚に伴って支給される一時金も辞退。さらに結婚会見の前日には、宮内庁から口頭での質疑応答を中止し、文書回答を配るだけになるとの発表がありました。記者団の質問のなかに『誤った情報』があり、眞子さんが恐怖を感じたためだとされました」(皇室担当記者)
そうした経緯があったからなのだろうか、秋篠宮さまに“私の話は控えて”と求めた眞子さんもまた、夫と同じ姿勢を貫いているようだ。だが、ここまでの徹底した“メディア警戒”は珍しいという。
「これまで2人は、一挙手一投足が注目を集め、大きく取り上げられました。そのため、“何も語らないほうが安全でいられる”と判断したのかもしれません。基本的に皇族の女性は一般男性と結婚することで、皇籍を離れて私人となります。ですが結婚後も皇室の関連行事に出席することもあるため、実際には“準公人”といえるでしょう。
最近では成人された愛子さまの祝賀行事に、ティアラの持ち主である上皇ご夫妻の長女・黒田清子さんが夫の黒田慶樹さんと出席しました。他の元女性皇族たちの近況も伝わってきていますので、眞子さんの秋篠宮さまへの要請は異例といえるでしょう」(前出・皇室担当記者)