『週刊文春』が広末涼子(42)とシェフ・鳥羽周作氏(45)のW不倫を報じてから10日以上が経過したが、騒動は鎮火の気配がない。
埼玉県戸田市は6月15日に鳥羽氏のPR大使の退任を発表した。また19日には六甲バターが鳥羽氏との間に結んでいた契約を解除したことを発表している。
しかし仕事への悪影響は鳥羽氏よりも広末のほうが甚大だという。広末の所属事務所が無期限謹慎処分を発表したことで、すでに降板ドミノが始まっていた。
広告代理店関係者によれば、
「広末さんをCMに起用していたキリンビールや日本和装などの4社が公式サイト上から動画や写真を削除しています。今後の対応については協議中とのことですが、契約解除は避けられないでしょう。
広末さんのCM出演料は1社4千万円ほど。CMや広告を取り下げた時点で日割り計算し、出演料を返金することになります。
それとともに契約によっては賠償金が発生するケースもあります。CMを差し替える場合、新たに撮影したCM制作費用を請求されることもありますし、貼り出される予定だったポスターの製作料や出演できなくなったイベントなどに関する損害が請求されることもあるのです。
キリンビールの『本麒麟』は5月に新しいテレビCMの発表会を行ったばかり。それからわずか1カ月での放送見合わせですから、違約金を請求される可能性もあります」
彼女は近日中に高知ロケも行われるはずだった主演映画も降板している。
「共演者やスタッフたちのスケジュールも1カ月ほど押さえていたそうです。その人たちのギャラの補償も必要となりますし、滞在する予定だったホテルのキャンセル料も発生しているようです。
広末さんほどの女優ですから、それ以外にも未発表のドラマや映画があった可能性は高いです。賠償金や違約金は、おそらく4億円ほどになると思われます」(前出・広告代理店関係者)
■ハイテンションの広末が高知城に!
6月18日、広末の夫であるキャンドル・ジュン氏は急きょ都内で会見を開いた。その場で広末から離婚を切り出されていたことを明かしたうえ、自らの思いを次のように語った。
「自分の幸せはこの12、3年近くですが、2年に1回くらい仕事のことで彼女の心の安定が崩れること以外は、自慢できる幸せな家族だったと思っています。できればそのころに戻りたいなと思っています」
キャンドル・ジュン氏本人は離婚を否定したが、“夫婦関係の修復は難しいのでは”との声もある。離婚となれば、慰謝料や財産分与という問題も浮上する。
弁護士法人「ユア・エース」代表弁護士の正木絢生さんは次のように語る。
「離婚慰謝料は、一般的には100万~300万円ほどの幅のなかで決められます。ただ傷心の夫が、高額な慰謝料請求を行い、妻が自分の行いを悔いてそれに応じるというケースもあります。
財産分与は、現在夫婦が所有している財産を分ける制度です。一般的には貯蓄などを半分ずつ分けることになります。ご自宅はお子さんたちの通学のために購入したそうですが、広末さんがそこに住み続け、半分に相当する金額をキャンドル・ジュンさんに支払う可能性もあると思います」
一家の自宅は広末名義で’17年に購入されている。高級住宅街の50坪ほどの土地に立つ物件で、価値は2億5千万円ほどになるようだ。
「広末さんの年収は5千万円ほどといわれており、昨年はテレビでドル貯金をしていることも明かしていました。
3人のお子さんもいますし、数億円レベルの貯蓄をしていると思われます。無期限謹慎がいつとけるかは不明ですが、イメージは悪化しており、もとの収入に戻すのは至難の業です。
仕事の違約金、自宅・貯蓄の財産分与に加え、失われた将来の収入を考えれば損失は10億円以上になるでしょう」(芸能ライター)
報道によれば、広末が鳥羽氏に再会したのは今年3月下旬だが、3月末には生まれ故郷の高知県で目撃されている。
「桜の季節で、女性スタッフといっしょに高知城を訪れていたそうです。とてもテンションが高く、跳びはねるように階段をのぼったり、うれしそうに桜を撮影しては誰かに写真を送ったりしていたとか……」(テレビ局関係者)
“生涯で経験したことのない恋”の予感に胸を躍らせていたのだろうか。だが金銭的な損失ばかりではなく、仕事関係者からの信用も失い、家族も苦悩……、奔放不倫の代償がこれほどまでになるとは想像もできなかっただろう。