「制作発表前の昨年10月くらいからオーディションはしていたのですが、主役がなかなか決まりませんでした。
最終的に、ドラマの企画・脚本を務める鈴木おさむさんの“鶴の一声”で、彼女に白羽の矢が立つことになったのです」(芸能事務所関係者)
彼女とは、ゆりやんレトリィバァ(31)。昨年11月に製作が発表された女子プロレスラー・ダンプ松本(61)の半生を描くNetflixドラマ『極悪女王』の主演をゆりやんが務めるという情報を、本誌はキャッチした。
ゆりやんといえば、2018年末からダイエットに取り組み、最大時で110キロあった体重から45キロも減量したことで話題になった。
「最近は下着ブランドのイメージキャラクターに選ばれるなど、痩せたことを生かした仕事を増やしています」(スポーツ紙記者)
彼女が演じるダンプ松本は、チームユニット『極悪同盟』の中心メンバーとして、1980年代の女子プロレスブームをけん引した“人気悪役”だ。暴走族風の派手な衣装に身を包み、リング上で竹刀を振り回して“悪の限り”を尽くす姿に、多くのファンが熱狂した。
全盛期の体重が115キロほどの巨体だったダンプを演じるにあたり、せっかく痩せたゆりやんに“ダンプ松本化指令”が――。
「現役時代のダンプさんに近づくため、ゆりやんさんにはダイエット前の体重、つまり50キロほど増量してもらう必要があります。
さすがの彼女も最初は呆然としたようですが、“また痩せられる”という自信もあるから、オファーを受けたのでしょう。撮影は夏に始まりますが、レスラーを務めるキャスト全員を、レスラーらしく筋肉をつけながら、半年かけて太らせていく予定です」(制作会社関係者)
そんなゆりやんへ、悪役らしからぬ優しい口調で、ダンプ松本本人がこうエールを送る。
「まだ正式に主演が誰とは聞いていないのですが、実際に決まって、私はうれしいですよ! また太るのは大変だろうけど、前も太ってたし、きっと大丈夫(笑)。
ゆりやんちゃんには、ファンからも嫌われるほどの“悪”になりきってほしい。恥ずかしがらず、自分で見ても『コイツ嫌だな』と思うくらい頑張ってほしいです」
果たしてゆりやんは、“悪を極める”ことができるのか――。