11月1日、ジャニーズ事務所の滝沢秀明副社長(40)が10月31日付で退所したことが発表された。退所理由は明かされておらず、コメントの発表や会見をする予定もないという。
各スポーツ紙によると、滝沢氏は主にジャニーズJr.を育成する関連会社「ジャニーズアイランド」の代表取締役も9月26日付で退任していたといい、後任は井ノ原快彦(46)がタレント業と並行して務める。
18年末をもってタレントから裏方に転身し、19年1月に「ジャニーズアイランド」の社長に就任した滝沢氏。同年7月にジャニー喜多川前社長(享年87)がくも膜下出血で亡くなったことを受けて、同年9月に事務所副社長に就任。ジャニーさんの遺志を受け継ぎ、後進の育成やプロデュースで多大な功績を残してきた。
「滝沢さんはSnow ManとSixTONESを20年1月に同時デビューさせ、今年10月にはロサンゼルスに留学中のTravis Japanを全世界メジャーデビューさせたばかりです。ジャニーさん亡き後は、新型コロナ感染拡大によるコンサートの開催制限や嵐の活動休止、そして近藤真彦さん(58)など先輩タレントの退所やグループ解散も相次ぎました。また昨年8月には名誉会長のメリー喜多川さん(享年93)も逝去。滝沢さんは大黒柱として事務所を支えるいっぽう、ジャニーズJr.の『22歳定年制』を導入するなど改革にも積極的に取り組んできました」(芸能関係者)
事務所公式サイトでは滝沢氏の退所経緯について、《非常に難しい状況下の中で、先頭に立ってジャニーズのエンターテイメントを守り、ジャニーズJr.育成の舵取りをして頂いた功績は大きく、今後も継続して頂きたいと慰留致しましたが、本人の固い決意を尊重し、次のステージへ進むことを取締役会にて承認致しました》と記している。
裏方転身からわずか3年での電撃退所に、ネット上では《マジか…実際のところはよく分からないけど、本人の固い意思だとすれば仕方のないことだよね》《急なことでびっくりだよなぁ…退社されて何をされるおつもりなんだろう……》と動揺する声が広がっている。
■副社長就任1年目で目撃された満身創痍ぶり
10月期にスタートした新ドラマでは『silent』(フジテレビ系)でSnow Manの目黒蓮(25)が、『束の間の一花』(日本テレビ系)ではSixTONESの京本大我(27)など、多数のジャニーズタレントが活躍中だ。また、例年11月中旬に出場者が発表されるNHK紅白歌合戦にも、様々なグループが出演することが予想される。
一年を締めくくる紅白を待たずして退所した滝沢氏だが、19年の紅白リハーサルでは“ある変化”が目撃されていた。
「スーツ姿の滝沢さんはシャープになって精悍な顔つきになっていました。往年のアイドル時代と比べたら5kgは痩せたように感じましたね。一部の取材陣の間から『タッキー、雰囲気変わったね。大丈夫かな!?』と気にする声が次々にあがりました」(メディア関係者)
早朝リハーサルに姿を見せた滝沢氏だったが、現場にいた彼と旧知の記者の1人は本誌にこう証言していた。
「よく見ると肌荒れもあったので、思わず『ちゃんとご飯、食べてる?』って聞いちゃいました。すると彼は『うん、ちゃんといっぱい食べているから』って笑いながら言っていましたけどね……」
当時は、ジャニーさんが亡くなってまだ間もない頃だったことに加えて、副社長就任直前にJr.ユニット・HiHi Jetsの橋本涼(22)と作間龍斗(20)のプライベート写真が流出。さらに年明けにはSixTONESとSnow Manの同時デビューを控えるなど、副社長1年目にして様々な重責を抱えていたようだった。
一部スポーツ紙では滝沢氏の今後について、趣味である火山探検を本格化させたり、得意の動画編集スキルを活かして将来的に映像関連の仕事を始めたりする可能性を報じている。滝沢氏の次なる新天地に、ますます注目が集まりそうだ。