「6月30日に放送された連続テレビ小説『らんまん』(NHK)には、タキ(松坂慶子)が見た幻として広末さんが出演しました。カットは難しかったのかもしれませんが、《今日のらんまんは、感動シーンだったのに半減してしまった……》という否定的な意見もありました」
そう語るのはテレビ局関係者。
広末涼子(42)のW不倫が報じられてから、すでに1カ月近く。だが夫のキャンドル・ジュン氏(49)が単独会見を開いたかと思うと、不倫相手の鳥羽周作氏(45)が『週刊文春』で不倫の経緯について告白するなど、騒動はおさまる気配を見せない。
「『週刊文春』には、広末さんも直接電話をしています。その際に彼女は『確かに今回のことは私の順番が間違っていて……』と語っていたそうですが、鳥羽氏もインタビューで『物事の順番も含め、世の中の人が「それは違うんじゃないか」ということをしてしまった』と語っており、2人とも“順番”という同じ言葉を使っていたのが印象的でした。連絡を取り合って、2人での再出発を目指しているのかもしれませんが、厳しい状況と言わざるをえません。
特に広末さんに関しては“今後10年間はテレビで使えない”ともささやかれています。その理由の1つが“所属事務所公然批判”であることは間違いないでしょう」(芸能ライター)
6月22日に発売された『週刊文春』には、広末が電話で語ったという肉声が掲載されている。
《うちの会社のスタイルとして、今までもそうでしたけど、私の大好きな戸田恵梨香だったり、唐田(えりか)だったり、(有村)架純ちゃんだったりを守っていけるのかって思った時に凄く不安になったんですね。(中略)こっちがアクションすることで、会社も反省をしたり井上(※事務所社長)もやり方を変えるんじゃないか》
前出の芸能ライターが続ける。
「広末さんの所属事務所社長は、彼女がデビューしたときからのマネージャーで、いわば育ての親。彼女としては『後輩たちのためにも』と、覚悟のうえの発言だったのでしょうが、彼女の主張には脈絡も説得力もなかったために、賛同の声はまったく得られませんでした。事務所の後輩女優でさえ、『不倫騒動を起こしたうえに、社長まで批判して、広末さんが何をしたいのかわからない……』と、あきれかえっているそうです」
■もともと“共演NG”の女性も多かったが……
6月25日放送の『アッコにおまかせ!』(TBS系)で和田アキ子(73)は、鳥羽氏が家族とも連絡をとっていないのに広末とは連絡を取り合っていること、また広末の事務所批判などに対して疑問を呈したのだ。
「会社も反省ってどういうことなんだろう。今までも(スキャンダル報道から)守ってもらっているわけだから」
手厳しいのは“芸能界のご意見番”である和田ばかりではなかった。同日放送の『サンデージャポン』(TBS系)で鈴木紗理奈(45)は、
「広末涼子さんブランドっていうのは、事務所の力に守られてこれだけのブランド力が築けたと思う。もし、いまの感情だけで言っているのなら、すごい子供だと思います」
同番組ではかつておバカキャラをウリにしていた藤田ニコル(25)にまでたしなめられる始末。
「女優さんで自分の意見を言える場所がないから、電話しちゃう気持ちもわかるんですけど……。事務所との意見が合わなかったら、まず事務所を辞めて、その後に(週刊誌へ)電話するならまだわかるんですけど……」
さらに火に油を注いでしまったのは鳥羽氏だった。東スポによれば、和田に対して不快感持っているようで、次のように語ったという。
「和田アキ子さんがなんか、彼女(広末)と連絡取ってて自分の彼女(妻)と連絡取ってないのはおかしいって言ってたけど、それは奥さんの気持ちもあって。(中略)頭悪いよなって思いますよね。ご意見番って言ってるけど何なのかなって思いますけどね」
この発言を受けて、和田は7月2日放送の『アッコにおまかせ!』(TBS系)で、「(鳥羽氏に)頭の悪いご意見番って言われているけど、どういうことなんでしょう」と語り、怒りを隠さなかったのだ。
“覚悟の事務所告発”が、女性タレントたちに支持されなかったことも広末にとっては誤算だっただろう。芸能リポーターの長谷川まさ子さんはこう解説する。
「広末さんは、若いころから奔放でしたが、彼女のイメージを守るためにすべてフォローしてきたのがいまの事務所です。そのことをタレントさんたちはみんな知っているわけです。それにもかかわらず、自分から週刊誌に連絡して公然と批判するのはいかがなものか、という意見が多いのでしょう。
鳥羽シェフとの関係もそうですが、広末さんが家族や周囲のことも考えずに突っ走っているように見え、タレントさんたちも“大人じゃない”という印象を強めているのだと思います」
“突っ走り型”ということもあるのか、広末と共演NGになっている女優も多いことが、今回の不倫騒動を機に報じられている。
「広末さんが交際した男性たちと噂になった女優が、NGとなるケースが多いようです。そうした共演NG女優や、所属事務所批判に疑問を呈する女性タレントたち以外にも、“反ヒロスエ連合”のメンバーともいえる女性たちが芸能界に増えています。
それは被災地の復興支援活動を通じて夫のキャンドル・ジュンさんと交流があった女性たちです」(前出・芸能ライター)
その筆頭が米倉涼子(47)。’21年、キャンドル氏はWEBマガジンのインタビューで、彼女に感謝をささげていた。
「米倉さんは毎回、いろいろな支援をしてくださるんですけど、あるとき、米倉さんがCMに出られている栄養剤をいただけることになったとき、『面倒なんですけど段ボールに涼子さんのサインとメッセージを書いてくださいませんか』とお願いし、涼子さんは快く引き受けてくださった」
彼が被災者のためのバスツアーを企画した際には、バス1台分の費用を提供してくれたという。
「“支援賛同組”には、ほかにも滝川クリステルさん(45)がいます。キャンドルさんが主催したイベントに参加し、ラジオ番組にも出演したのです」(前出・芸能ライター)
たとえ騒動が収束して、広末が女優復帰できる日が来ても、これまでよりさらに多くの女性たちから共演NGを突き付けられたのでは目も当てられないが……。