(C)JMPA
「学業に励みながら、興味を持っていることや関心を持っていることをさらに深めていきたいと思います。また諸行事などの学校生活も楽しんでいきたいと思います」
4月9日、秋篠宮ご夫妻の長男・悠仁さまは、筑波大学附属高校の入学式に出席された。入学式の前には、記者たちの取材に対応され、高校生活の抱負を述べられた。
悠仁さまご入学にあたって、筑附にも変化が見られた。3月31日付で、ホームページ上に「本校への来校はなるべくご遠慮ください」とのお願いが掲載されたのだ。
そして、もし来校する場合には「来校者調査」というフォームに、来校目的などを前日正午までに細かく記入する必要があるという。
新型コロナ対策だというが、都内で家庭教師をしている男性はこう語る。
「数年前、教え子のために学校案内のパンフレットをもらいに行きましたが、身元を確認されることもなく、校舎に入ることができました。コロナ対策なら、もっと早くから対処したはずです。自由な校風で知られる筑附ですが、悠仁さまの入学に伴って“不審者対策”が強化されたのでしょう」
さらに、学校の周囲には有刺鉄線や、侵入者を防ぐ金属製の突起の「忍び返し」が新たに設置されていた。
紀子さまは、悠仁さまの安全確保にはことさら気を配られているという。
「校内でも皇宮警察官が悠仁さまを警備しますが、教室には入らず、校内の詰め所で待機する形になると思います。つきっきりというわけにはいきませんから、当然、学校側にも警備体制の強化を要請しているでしょう。悠仁さまが中学1年生のころ、不審者が教室に侵入して悠仁さまの机に刃物を置くという事件がありました。
この事件は、紀子さまに大きな衝撃を与えました。以前は母子2人で日本各地を訪問し、悠仁さまの見聞を広めようとされていましたが、そういった活動もなくなってしまいました。もちろんコロナ禍ということもあるのでしょうが、国民とふれあう機会も減少しており、まるで紀子さまは“国民との扉”を閉ざしてしまったかのようです……」(宮内庁関係者)
■480キロを丸一日かけて異例の車移動
さらに、前出の記者は秋篠宮家の“情報公開”についても疑問を呈する。
「悠仁さまは提携校進学という制度で進学されたわけですが、お茶の水女子大学附属中学校から同じ制度で進学した生徒の数すら『個人情報』を理由に宮内庁も学校側も公表しないのです。コロナ禍でただでさえお出ましが激減しているのに、悠仁さまについては本当に最低限の情報しか公表されません。このままでは“将来の天皇”となるであろう悠仁さまに、国民が“親しみ”や“敬愛”を抱くことが難しくなります」
秋篠宮ご夫妻は4月20~23日に、3泊4日で三重、奈良、京都の3府県を訪問される。「立皇嗣の礼」の終了を報告するため、伊勢神宮などを参拝される。警察庁関係者がため息をつく。
「お車でのこれほどの長距離移動は前例がありません。これまでも警戒方針がコロコロ変わってきましたし、今後の状況次第でさらに変わる可能性があります。現場はみんな振り回されているのです……」
波紋を呼んでいるのはその移動手段。なんとご夫妻は、東京~伊勢間の道のり約480キロを、丸一日かけて自動車で移動するのだ。
「今回、沿道警戒を行うことになるのは三重県内のみの方向で検討しています。沿道警戒とは、通行する道の所轄警察署から、20~30人が出動して、通行前に不審物や不審な人物がいないか警戒に当たることです。三重県まで移動する車列の構成は、先行パトカー、先導車、対象車、後衛車、随従車、遊撃車、後押さえパトカーとなるはずです。人員は20人以上が関わることになるでしょう。警備は厳重ですが、移動時間が長いと不測の事態が起こる可能性も高まります」(前出・警察庁関係者)
なぜ警察を困惑させてまで自動車での移動にこだわるのか。
「秋篠宮さまは『電車移動では駅に多くの人が集まり、感染リスクが高まる』とおっしゃいます。ただ、秋篠宮ご夫妻を一目見ようと集まる人がそれほど大勢いるのかという疑問もあります。眞子さんと小室さんの結婚問題に始まり、ここのところ秋篠宮家にはネガティブな話題が重なっています。国民からの支持が急落していると言っていいでしょう。むしろ秋篠宮ご夫妻は、駅頭などでの“国民との接触”を避けるために電車移動を選ばれなかったのではないかとさえ考えてしまいます」(前出・皇室担当記者)
上皇ご夫妻は“国民に寄り添う”ことを大切にされ、平成の間に47都道府県すべてを各2回以上訪問された。天皇陛下はさらに国民との距離を近づけようと“国民の中に入っていく皇室”を目指されている。
秋篠宮家はどこに向かおうとしているのか――。