本人Xより
かつて特殊詐欺事件の主犯として詐欺罪で逮捕され、現在は「犯罪撲滅活動家」という肩書を掲げるYouTuberのフナイム氏(43)が8月28日に転売ヤーを“制圧する”動画をTwitter(現X)にアップ。しかし、この動画が物議を醸している。
8月29日放送の『ABEMA Prime』(ABEMA)に登場するなど、メディアにもたびたび出演しているフナイム氏。28日、Twitterに《乃木坂46 真夏の全国ツアー2023 神宮 チケット高額転売ヤーを制圧》《1年以下の懲役 または100万円以下の罰金 注意喚起じゃ済まされない 警察連行》と綴り、1分ほどの動画をアップした。
そこには左半身を下にしながら地面に横たわる形で、フナイム氏が転売ヤーを後ろから羽交い絞めにする姿が映されている。顔を隠すような仕草をする転売ヤーに対して、フナイム氏が「ダメだよ、転売しちゃ」と言うと、動画の撮影者と思われる人物から「おとなしくしろよ」という声が。
そして、フナイム氏は「チケットの転売はチケット転売防止法っていうのがあって、1年以下の懲役、100万円以下の罰金なんだよ」と説明。続けて「乃木坂のファンの子たちがさ、必死にチケット取ってさ、取れなかった人もいるんだよ。そういう人たちの気持ち考えたことあんのかよ?」「自分の金儲けに使って乃木坂が喜ぶと思うのか?」と尋ねた。「すみません」と謝る転売ヤーだったが、フナイム氏は「ダメだよ」と告げた。
また29日、フナイム氏はこの転売ヤーと接触する場面から、羽交い絞めで取り押さえ、さらに警察に引き渡すまでを収めた16分強の動画をYouTubeにアップ。そこには、転売ヤーを問い詰めたり、警察に「定価10,800円のチケットを3万円で販売しようとした。その現場を取り押さえた」「チケット転売防止法に引っかかるんで、しかるべき処置で110番しました」と経緯を伝えたりするシーンも収められている。
転売ヤーを自らの手で取り締まったフナイム氏。ネットでは讃える声がこう上がっている。
《どうしても行きたかったライブに外れてしまって、Twitterで転売ヤーを見かけたとき、とても悔しい思いをしていました。このような勇気ある行動をしていただきありがとうございます》
《自分もライブやフェスによく行くので、こういった活動していただけるのは助かります》《大切な存在を汚すような転売ヤーは許せません》
いっぽう、羽交い絞めで転売ヤーをとらえる様子が“暴力的”と波紋を呼ぶことに。動画をアップしている点も疑問視されており、SNSではフナイム氏の行動に対してこんな声も上がっている。
《これは明らかにやり過ぎ。この程度の違法行為に対して警察でもない一般人が、私人逮捕の名目で暴力的に制圧する事を、私は絶対に支持しない》
《取り締まるのは良いけどもう少しやり方を考えた方が良い》
《コレって本当の正義なのかね?SNSに上げずに勝手やれば良いのに》