「楽曲に込められた希望や前に進んでいく力を、ぜひお届けしたいなと思っています!」
こう語ったのは、『NHK紅白歌合戦』の出場が今年で3回目となるLiSA(34)。当日はテレビアニメ『鬼滅の刃 無限列車編』の主題歌である「明け星」、さらに特別企画枠でも昨年上映された劇場版の主題歌「炎」を披露する。冒頭のコメントは、紅白の公式サイト内の動画で呼びかけたものだった。
今年でソロデビュー10周年の節目を迎えたLiSA。だが7月に夫で声優の鈴木達央(38)に不倫疑惑が報じられ、プライベートでは波乱の年となった。
報道当時、LiSAはアニバーサリーイヤーを記念するアリーナツアーの真っただ中だった。そんななか8月4日に、鈴木が体調不良を理由に活動休止を発表。同日にはLiSAも心身疲労により静養期間を設けると発表し、一部ツアー公演を中止する事態となった。
「鈴木さんはスタジオ関係者の女性を、LiSAさんの不在時に自宅に連れ込んでいたようです。多忙なLiSAさんにとって自宅は安らげる場所だったはず。一時はステージに立てなくなるほどLiSAさんを傷つけたとして、彼女のファンからも怒りの声が上がっていました」(音楽関係者)
’22年春にNetflixで配信予定のアニメ『ULTRAMAN』シーズン2の東光太郎役を皮切りに、テレビアニメ『魔王学院の不適合者 ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~』の主人公・アノス役など相次いで降板となった鈴木。
だが、そんな苦境に陥った彼をLiSAは見捨てなかったという。12月12日に配信された「文春オンライン」の記事では、「LiSAは鈴木の謝罪を受け入れた」と報じている。
「すでに不倫現場だった自宅からは引っ越し、家具も一式買い替えたそうです。LiSAさんは義理堅く、並大抵のことでは人間関係を断ち切ったりしない人。過去のインタビューでも『できることなら一生同じ人たちと一緒に生きていきたい』と語っており、自分を取り囲む人々を大切にしています。謝罪を受け入れたということは、鈴木さんに“セカンドチャンス”を与えたということなのでしょう」(芸能関係者)
12月27日には、人気アニメ『東京リベンジャーズ』の“ドラケン”こと龍宮寺堅役の降板と自身がボーカルを務める音楽ユニット・OLDCODEXの解散が発表された鈴木。さらなる逆風に晒されることとなったが、LiSAの温情に報いるよう挽回できるだろうか。
■佐々木希は女優として躍進中!
来年1月17日から始まる『ユーチューバーに娘はやらん!』(テレビ東京系)で約4年ぶりの主演を務める佐々木希(33)。
さらに現在放送中のNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』でも芸能事務所の社長令嬢役として出演が発表され、女優として躍進中だ。
「佐々木さんは今秋に出演した舞台『酔いどれ天使』でもエネルギッシュな演技を見せ、評判を呼びました。12月中旬に都内で行われた新CM発表会でも『今年は演じることが多かった年』として、1年を表す漢字を『演』とコメントするなど女優業にやりがいを見出しています」(プロダクション関係者)
夫のアンジャッシュ・渡部建(49)の不倫騒動から約1年半。昨年12月に謝罪会見を開いた渡部は、不倫が発覚した際の佐々木の反応を「落胆していた」「ものすごく取り乱していた」と明かしていた。
しかし佐々木は、「今までの生き方が間違っていたのではないか。これからの人生で信頼の回復をしていくべき」と夫を叱責したという。そして、現在に至るまで渡部を見限ることはしなかった。
「渡部さんは豊洲市場でアルバイトを続けているそうですが、もともと勧めたのは希さん。生活費のためではなく、自分自身を見つめ直すきっかけになればとアドバイスしたといいます。その一方で希さんは、自分が仕事に邁進することで家計を支えようと決意したのです」(芸能関係者)
最近では、登壇したイベントで家族とキャンプを楽しんだエピソードを明かしていた佐々木。渡部が芸能界に復帰する兆しは未だに見えてこないが、夫婦関係は落ち着いているという。
「渡部さんに不倫が報じられた当初は憔悴していましたが、今では吹っ切れて前を向いているようです。希さんは仕事で多忙な日々を過ごしていますが、渡部さんが家事や育児を担うことでバランスが保てていると聞きました。希さんは渡部さんの復帰を急ぐことよりも、家族で絆を深め合う方が大切だと考えているのかもしれません」(前出・芸能関係者)
一家の大黒柱として、女優として、来年は一層の活躍ぶりが見られそうだ。
■飛び込み選手に“電撃復帰”した馬淵優佳
12月16日から21日までアブダビで開催された第15回世界水泳選手権。日本から唯一出場し、男子200mと男子400mの個人メドレー2種目で金メダルに輝いた瀬戸大也(27)。
夫が遠い異国の地で奮闘する傍らで、活躍の場を広げていたのは妻の馬淵優佳(26)。12月11日に開催された「第4回中田周三杯飛び込み競技大会」で飛び込み選手として“電撃復帰”を果たし、4位という結果を残したのだ。
「インスタグラムや公式サイトでも告知されなかったので、出場すると聞いたときは驚きでした。当日は245.55点をマークし、4年以上のブランクを感じさせない安定した演技を披露してくれました」(スポーツ紙記者)
さらに12月5日に放送されたTBS日曜劇場『日本沈没 希望のひと』第8話で、中国人通訳を演じたことも記憶に新しい。
昨年9月、夫に不倫が報じられた馬淵。直後に「FRaU」で公開されたインタビューでは、《まずはしっかり夫婦で向き合って、それから判断しても遅くはない。そもそも私は、そんなゆるい覚悟で結婚したわけじゃありません》と語っており、瀬戸に寄り添う決意を見せていた。
「不倫報道によって瀬戸さんは年内活動停止処分を下され、スポンサーも離れてしまいました。馬淵さんは結婚後にアスリートフードマイスターを取得するなど、これまで“夫をサポートする妻”のイメージが強かった。けれど騒動以降は、彼女が単独でメディアに登場する機会が増加。家計を助けるためにも仕事を増やしたといいます」(前出・スポーツ紙記者)
今夏に開催された東京五輪の期間中は、情報番組やワイドショーにも引っ張りだこだった馬淵。だが単独活動が増えたことによって、彼女のイメージは変化したという。
「瀬戸選手がレース後のコメントで批判を浴びたこともありましたが、馬淵さんは毅然とした態度で『手を抜くとかはありえない』とコメントしていました。夫を庇うというよりも、元アスリートとして五輪選手の気持ちを代弁しているようでした。ご自身の意見をハッキリと述べる馬淵さんはキャラ立ちもしっかりしているので、単独活動によって“瀬戸大也の妻”というイメージが薄れてきたように感じます」(テレビ局関係者)
不倫夫を見放すことなく、苦境をバネに奮闘し続けてきた“サレ妻”たち。その努力が報われようとしている。